月曜日, 7月 7, 2025

マンスリーアーカイブ 1月, 2021

新型コロナ禍のなか働く人必見のWEBアニメ 新しい働き方の現状と実現するためのヒントあふれる

新型コロナウィルスの流行により、人々の生活・働き方は大きく変化した。テレワークにより仕事とプライベートがあいまいになることでストレスを抱える人、また新しい働き方をうまく受け入れられない人など、様々な問題が起きている。 そんな中で、注目を集めているのが全国社会保険労務士会連合会が12月に公開した『それぞれの選択』というWEBアニメ。この時代の新しい状況下で働く人々の心の動きや、その働く人々に寄り添う社労士の役割を描いたものだ。 新型コロナ流行前の2019年にも、仕事や家庭との葛藤を描いたWEBアニメ「パパの選択~それぞれの大切なもの~」を公開しており、働く親世代から共感を集め、SNSなどで大きな話題となった。またわずか公開1カ月で150万回再生を記録している。 今回のテーマは「変わりゆく世界。変わらない使命。」となっており、「働く人々に寄り添う」という社労士の使命、そして職業的価値をより一層強く表現したものとなっている。 現在公開されているのは、『「あたらしい生活」~百合の選択~編』と『「あたらしい自分」~社長の選択~編』の2本。また2月10日には第3弾『「あたらしい挑戦」~社労士の選択~編』も公開される予定だ。 あたらしい生活を描いた珠玉の作品 今回の内容だが、『百合の選択~編』では、主人公・百合がテレワークを命じられる。子育てや家事との両立など、これまでとは違った働き方に戸惑う日々を送っていた。そんな悩みに対して、社労士の笹原しおりが、プライベートと仕事とのバランスのとり方や、テレワークだからこそ見つめ直せる新しい暮らしについて、アドバイスを送る。 『社長の選択~編』では自分自身の仕事のやり方に強い自信を持つ社長が、社労士の笹原により人材育成と、もっと社員たちが生き生きと仕事ができる環境作りについてアドバイスを受ける。そして社長が決心をすることにより、社員も大きく変わっていく。 こららのアニメは特設サイトから閲覧ができ、話題の過去作品「パパの選択」なども観ることができる。 また特設サイトからダウンロードできる資料「ニューノーマルに対応した新しい働き方の実現」(PDF)も非常に興味深い内容となっているので必見だ。新しい働き方と人々の意識についての詳しいレポートとなっており、一方で「昭和的働き方の限界と今後」について、長時間労働、全国転勤、職種転換といった切り口からまとめられている。また労働関係法改正への対応など、社労士ならではの項目も。 さきのWEBアニメとこのレポートなど、この新しい日本社会で働く我々にとって、大きな示唆を得ることができるだろう。また社労士の役割についても理解が深まるので、自身の職場に社労士に相談したり、自社への社労士の導入の検討したり、そんな参考にもなるだろう。 「それぞれの選択」特設サイトURL:https://www.sr-message.jp/soresen/

一色萌のアイドル、色々。第 32回 「アイドルと私の2020年」

こんにちは。プログレアイドル・XOXO EXTREME(キスアンドハグ エクストリーム。通称・キスエク)の一色萌(ひいろ・もえ)です。 あけましておめでとうございます。 年が明けて少し経ちましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 顔を合わせて新年を祝うこともままならないような年始ですが、せめてここでくらいは元気に挨拶しておきたいものです。 私は例年のように親戚の家に行くことも出来ず、かといって近所に外出する気にもならず、ひたすら過去の特撮ヒーロー作品を見ながら猫と戯れる日々でした。 カレンダーを見返しても修正の跡と空欄ばかりの2020年は月日を重ねた実感がなくて、なんだか狐につままれたような気分です。 2019年を振り返ったのがついこの間のようですが、ひたすら先の見えない閉塞感と無力感を味わった春先もまた昨日のことのように思えて、あぁ、あれは確かに現実だったのだと気づかされます。 様々なことに配慮しながら少しずつ活動を再開し始めた矢先ではありますが、ここにきてまた新型コロナの勢いがぶり返し、二回目の緊急事態宣言が発令されました。 ライブが延期になり、中止になり、遠征の予定がなくなり、イベンターさんが時間変更の対応に追われ、ライブハウスが悲鳴をあげる……こんな光景がこう何度も繰り返されると気が滅入りそうになりますが、ぐっとこらえて踏ん張りたいところです。 さて、新年最初の更新となる今回。 景気良く今年の抱負でも!といきたいところではありますが、昨年末に恒例の一年の振り返りをし損ねてしまいました。 なんだか区切りがつかないようで落ち着かないので、少し気分を年末に巻き戻して、私から見たアイドルの世界の2020年を振り返っていきたいと思います。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ これまで生きてきたどの一年とも違う、何もかもが変わってしまった年。 それが私の2020年を終えての感想です。 未知の感染症に対峙し、予防法も治療法もわからない中で他人との接触を伴う動き全てを制限されるというのは、アイドルとしてステージに立ち、アイドルファンとしてフロアに通う生活をしていた私にとってこれまでの生活を根幹から覆される出来事でした。 また、ここ最近の年末は「今年は解散や卒業・脱退のニュースが多かったなぁ」といつも言っているような気がするのですが、今年は例年の比ではなく、その手のニュースがあまりにも多かったような気がします。 とても追いきれない、というか、全ての情報を追っていたら気がおかしくなりそうでした。 仕方がないこととはいえ、特に上半期は心にぽっかりと穴が空いてしまったような気持ちで過ごすことになりました。 一昨年やその前の年は長くアイドル界を牽引してきたようなグループさんが大きなインパクトと共に去っていったように感じていましたが、昨年は社会情勢が慌ただしすぎて、もっと多くの人に惜しまれて見送られるべき(だと私は思う)アイドルさんがやや小さくまとまって静かに幕を下ろしていったことも多くあったような印象を受けました。 自粛期間でゆっくりと考える時間ができたからか、もうすでに気持ちの整理がついているような表情で去っていくアイドルさんと、満足に見納めることができず心の準備ができていなかったファンの方の温度差が目立つ場面を多く見かけたようにも思います。 コロナ禍がこれだけ長引くと、そう長く延期するわけにもいかない卒業や解散のライブやイベントをどんな形で行うかは、それぞれの判断に委ねられることになります。 正解のない中でできる限りの配慮と工夫をして大切な日を迎えたアイドルさんのことを思うと、ありがたさと共にこんな状況じゃなかったらな、と考えずにはいられません。 個人的にはアイドル活動以外でライブハウスへ足を運ぶことをしばらく控えていたため「開催しているのに見に行けない!」というもどかしさを味わうことも多かったのですが、この状況において配信視聴という選択肢が広く設けられるようになったのは、私にとって大きな救いでした。 ライブに対してのスタンスや料金体系、技術的な問題などまだ課題は色々とありますが、この一年を振り返った時に私は演者側としても観客側としても配信に助けられたな、配信があって本当に良かったなと思います。 配信の他にも、自粛期間に各々が「できること」を考えて行動した結果が徐々に音源や映像などの作品に現れて、下半期は思いのほか充実して過ごせました。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 2020年はアイドルの解散や卒業が多かった、とつい先ほど言ったばかりではあるのですが、2020年はアイドルがたくさん生まれた年でもありました。 特に夏の終わり頃から冬、そして現在にかけて、アイドルグループの結成ラッシュが起きています。 一度目の緊急事態宣言が明けてライブ活動が再開され始めたのが昨年の7月ごろとして、それ以降に情報が解禁されたグループに絞っても、今ぱっとTwitterを開いて目に止まったアカウントを書き出しただけで60組はゆうに超えています(途中で数えるのを諦めました)。 もちろん私一人でアイドル界の隅々まで把握することは不可能なので、正確にはもっともっと多くのアイドルさんが誕生しているはずです。 これまでに「アイドルは不景気や大きな災害の後に増える」という説を何度か耳にしたことがあります。 以前からアイドルに関する書籍やトークイベント等でも「リーマンショックと東日本大震災の後にアイドルが増えた」という話題がよく出るなぁ、と思ってはいたのですが、私がライブアイドルの世界に足を踏み入れたのは2012〜2013年頃なのであまりピンときてはいませんでした。 上記の説のからくりをよく理解していないので見当違いかもしれませんが、もしかしたらその頃もこんな感じだったのかな、と思いながらタイムラインを眺めています。 今回のラッシュ単体での背景を考察するとしたら、2020年の春夏にデビュー予定だったアイドルさんがコロナ禍での活動の制限でお披露目が先延ばしになり、もともと秋冬にデビューする段取りで進んでいた組と合わさったのではないか、といったところでしょうか。 ライブ活動が出来ず主な活動拠点がSNSに集中したためか、「フォロワー○○人達成でデビュー」や、「○○リツイート達成で●●」などのミッション系企画を目にする機会がとても増えました。 オーディションの時点からTwitterやSHOWROOMなどを審査の一部に取り入れるアイドルさんも珍しくなくなり、「SNSに強い」という能力への需要が急激に高まりました。 業界全体のスタンダードが少しずつ変化してきているのを日々感じます。 コロナ禍以前と以降で、ライブアイドルの形は確実に変わります。 コール&レスポンスやダイブやモッシュ、人々の密度から生まれる熱気が醍醐味の一つであったこれまでのライブの形は、今やほとんど見る影もありません。 先日よくライブ会場でも姿をお見かけしていた関係者さんとお話した際に、何気なく「早く元通りになるといいですね」と言ったところ、「今ライブに行けないから、暇つぶしに昔の映像を見ようと思ったの。そうしたらね、マスクもしないで会場にすし詰めになって盛り上がってるライブの映像を見て、うわぁ、って思っちゃったんだ」という返事が返ってきました。 あんなにライブ大好きだったのにね、と苦笑する姿を見て、かつての光景が果てしなく遠いものになってしまったのだと改めて実感しました。 もう一度、と信じたい気持ちはまだ捨てきれませんが、現実的に考えれば考えるほど、以前のような環境で活動をすることは当分難しいのではないでしょうか。 それでも。 様々な制約の中でなお、アイドルを諦めず、現場を守ろうと奮起する人たちの努力がどのような形で実を結んでいくのか、少し楽しみでもあるのです。 かつての“現場”の魅力を知っている身には物足りなく感じられる場面も多々ありますが、このコロナ禍を通じて新たな手法が次々と編み出されていく様そのものを楽しむくらいの気概でもいいのかなと、最近は思っています。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今回の新型コロナ禍においては、本当にたくさんのイベントが延期や中止となりました。 私たちキスエクも大きな影響を受けたのですが、その中に実は、海外遠征のお話がありました。 2019年の末ごろだったでしょうか、とあるイベントの特典会中に 「来年の半ばくらいに嬉しいお知らせがあります!」 と突然告知されたのを、覚えている方もいらっしゃるかもしれません。 その後、海外遠征どころか都内でのライブ活動もままならない事態となり、「嬉しいお知らせ」も内容を明かせないまま流れてしまったことが、ずっと心の隅に引っ掛かっていました。 海外でライブをすることはキスエクが掲げ続けている大きな目標の一つだったので、非常に悔しい思いをしました。 またいつか機会が来たら、と思い直そうとしても、なかなか事態が収束しない状況の中では、また以前のように気軽に国外へ行くことができるようになる日は果たして来るのだろうか?と暗い気持ちになってしまいます。 でも、それでも希望を捨てずに活動していけば、思わぬ形で何かが繋がっていくことがあるかもしれないということもまた、この一年で実感しました。 アイドルの世界に限らず世界中が未曾有の事態に紛糾している今ですが、私たちの活動がどこかの誰かが一日を過ごす活力になっていればいいな、という思いを胸に新たな年を始めたいと思います。 一日も早く、皆さんと心置きなく笑い合える日が戻ることを願って。 よい一年に、なりますように! 【プロフィール】 一色 萌(ひいろ もえ) ニックネーム:萌ちゃん、萌氏、誕生日:5月27日、出身:東京都、血液型:A型、趣味:アイドル研究、特技、アイドルについて話すこと WALLOP放送局「キスエクのギュッと!プログレッシヴ!」レギュラー出演中(2018.4〜) https://twitter.com/hiiro_moe https://twitter.com/xoxo_extreme https://www.youtube.com/channel/UCA7fn3DZFJGDmlxZZg8WQVA 【活動情報】 一色萌(ひいろもえ) デビュー7インチ・シングルレコード 「Hammer & Bikkle / TAXI」発売中 XOXO EXTREMEの一色萌が遂にソロデビュー!20年代のパブロック/パワーポップ/モダンポップを追求するNEWアイドルの誕生!佐藤優介Proによる「Hammer & Bikkle」とデフ・スクールの名曲「TAXI」を日本語詞でカバー。何と本家デフ・スクールがバックトラックを新録した奇跡の日英コラボによる7㌅シングル 価格:1,500円+税 レーベル:なりすレコード 品番:NRSP-789 詳細はこちら! https://upluslive.udo.jp/schedule/20201127.html Email : contact@twelve-notes.com 【グループプロフィール】 XOXO EXTREME(キス・アンド・ハグ・エクストリーム 通称:キスエク) 一色 萌・小嶋 りん・浅水るりの3名からなる、プログレッシヴ・ロック(略:プログレ)※をモチーフとした楽曲をパフォーマンスしているアイドル。 ※特徴として、曲調がよく変わる・曲が長い・変拍子が多い、といった点が挙げられる。 2017年に、発売したシングル「えれFunと”女子”TALK〜笑う夜には象来る〜」に対して(キング・クリムゾン「エレファント・トーク」オマージュ)元キング・クリムゾンのエイドリアン・ブリューがその動画に「I like it!」とコメントで絶賛。 ライブ活動の他、ディスクユニオン新宿プログレ館で一日店員を務めたり、プログレファンの聖地である吉祥寺シルバーエレファントに、アイドルとして初出演。 2019年にフランスを代表するプログレバンドMAGMA公認カヴァー曲の「The...
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