マンスリーアーカイブ 11月, 2015
ギャルにワキ毛ラメで光らせるブーム ワキのカラーリングなど、恥所の美容に大異変
美容業界におどらせられてツルピカワキを目指す日本女性、世界的に見れば時代遅れ? 海外のうら若きギャルたちにはワキ毛をあえて剃らなかったりどころか、カラフルに染めたり、今度はラメパウダーで光らせたり、そんなブームが到来中。
■キラ☆ワキは新たなトレンドに
海外メディアやSNSで盛り上がっているのは「Glitter pits」、超訳すれば「キラ☆ワキ」というところだ。Instagramなどで「#glitterpits」のタグで調べると、けっこうなキラ☆ワキが出てくるのだが、このブームの源流も興味深い。
■ツルワキよりもジョリワキを目指した女性たち
元々アメリカなどの海外でも脱毛されたツルワキが良しとされていたのだが、そういった社会的規範や、美容業界や広告業界などがあおるツルワキ=美しさへのアンチとして、ワキのヘアをあえて伸ばすムーブメントが起きた。
またそういった中からは、政治性やメッセージ性を伴わないファッションとして、ワキ毛を染める女性たちも出現。お騒がせセレブ歌手として知られるマイリー・サイラスが、カラフルなワキ写真をSNSに投稿するなどして話題になっている。
■ワキの下をゴージャスでラグジュアリーに
そういった流れをくんでいるワキによる女性たちの主張や遊びの一貫として、今回の「Glitter pits」が登場したわけだ。ワキにゴージャスなラメパウダーをまとわせることで、新しいメッセージとファンションを生み出すことに成功している。金や銀色にとどまらず、黒や赤のパウダーを身に着けている人も。
ただし、気をつけないと、ただワキの下にごま塩が塗りたくられているようにみえるだけ、ってこともあるので要注意だ!
文/関本尚子
男性の脳は老いやすく女性より老害化しやすい、大学研究で判明 感情コントロール能力が低下
男性は女性よりも平均寿命が短いだけでなく、脳の老化も男性の方が早いという研究結果が注目を集めている。女ってバカだよなあ…などと言う男尊女卑な男性には哀しいお知らせかも?
■運動や感情つかさどる脳の部分がヨボヨボに
ハンガリーにあるセゲド大学の研究チームが、男性53人と女性50人を対象にして、年齢別に脳の構造について調査を行った。
研究チームによれば、全体的な脳の容積は、年齢に応じて男女ともに同じスピードで減少する。だが、運動や感情を調節する尾状核といった部分に関しては男性の方が早く減少することが判明。この部位は、パーキンソン病、注意欠陥多動性障害などの神経精神障害と関連があることで知られているところ。
男性の方が感情的コントロールや身体を操作する力が、女性より早く衰えてしまうのだ。男性は歳をとるほど孤立しやすく、その言動が周囲から「老害」などと言われるのは、脳の老化が問題とも言えよう。
そして女性の脳における老化の遅行は、女性ホルモンがもたらしているという。
■女性ホルモンの影響で、女性の脳はいつまでも元気?
女性ホルモンは女性たちに対し、長寿という点でも好影響を及ぼしている。女性ホルモンのエストロゲンは、心血管疾患と大腸癌発症の確率を下げるだけでなく、老化の予防にも効果を持っているからだ。
女性はその女性ホルモンにより脳を含める身体全体への、相対的な若さをキープすることができる。男性は逆に、男性ホルモンに強いフィジカル能力などを手に入れたが、若さと寿命という観点では、女性に負けてしまうのだ。結局最後に笑うのは女性ということか。
文/高野景子
世界1背の高いモデル美女、195センチの苦悩 ジャイアント馬場ぐらいな彼氏が見つからない…
身長約2メートル、世界で一番背の高い美人モデルが注目を集めている。ただしその美貌だけではなく、背が高すぎるゆえの苦悩への注目、といった方が正しいだろう。
■足の長さだけで129センチも!
米国カリフォルニア州出身のチェイス・ケネディさん(22)は身長195センチ、まさにトップモデルだ。足の長さだけで129cmというのはうらやましい限りだが、何かと悩みも多いという。
海外複数メディアが報じたところによれば、車に乗るときや映画館に行くときなど、日常生活の様々な局面で不自由があるそうだが、中でも恋愛面での不都合が一番多いとか。
■彼女の彼氏候補はジャイアント馬場ぐらい…
どんな男性と交際してもほとんどが彼女より背が低く、現在ようやくお似合いの彼氏を見つけたものの、それでも身長193センチとやや低いぐらい。ケネディさんによれば「これまで多くのボーイフレンドが、私の大きさを気にしてきました」と語っている。
■芸能事務所にも冷たくされて
また現在でこそモデルとして活躍しているものの、はじめは芸能事務所にデカすぎるとして、所属を断られることが多かった。現在ではようやく自分のスタイルを「愛せるようになった」と語っている彼女だが、それまでの道のりは長く険しいものだったのだ。
文/関本尚子
デブ専の彼のため300kg太った女性 毎日1万3000kcal食べさせられ、相撲取りの2倍の体重に
デブ専の彼氏のために、体重を300kgまで増やした女性が話題になっている。なんという身をけずった、いや身を太らせた究極の奉仕!
■彼氏のために相撲取りの2倍の体重へ
この女性はアメリカ・ネバダ州在住のパティ・サンチェスさん(51歳)。横綱・白鵬の2倍の体重をもつ彼女、太り始めたのは、1991年の離婚で過食気味になったのがきっかけだった。だが、問題はその後だ。
当時紹介されて付き合った男性が、いわゆるデブ専。しかもぽっちゃり好き程度ではない、究極レベルのデブ専だったのだ。このボーイフレンドは彼女を太らせるため、デートはいつも高カロリーな飲食店。当時、サンチェスさんは毎日1万3000キロカロリーも摂取することになり、またたく間に、激太り。
■乙女心で太った究極奉仕
しかし、それでも彼女は食べるのを止めなかった。海外メディアに対してそのわけを「いつも会うたびに、暴食する私を微笑ましく眺めてくれたの」と語っている。だが、そんな乙女心がアダになったのだ。
■医者の「このままじゃあんた死ぬで」で決意
医者らはそんなサンチェスさんの生活を「ゆっくりとした自殺」と表現。当然ながら身体への悪影響も出てきた。
現在は周囲や特に2人の息子が心配し、彼女を説得してついにそのボーイフレンドと別れさせることに成功。1日3000キロカロリーに食事制限し、緊急ダイエット。状態は少しずつよくなっているという。
このエピソードをめぐり、海外のネットユーザーたちも大きな衝撃を。なかには「その彼氏、彼女を食べるためだったのでは」なんて注文の多い料理店的なコメントもでる始末。人気マンガ『東京食種』でもそんなシーンありましたしね…。とりあえず、良かったですね!
文/関本尚子
女性79歳ボディビルダー、色気すごいと話題 20や30歳の小娘には出せない色香、男たち垂涎ボディ
海外で多くの若者たちが、79歳のボディービルダーのおばあちゃんに「これなら恋愛できる!」と絶賛している。お年寄りからしたら失礼な話ではあるのだが、それはさておきこのおばあちゃん、色気が半端じゃないのだ!
■56歳からボディビル、23年目!
アーネスティン・シェパードさんは1936年生まれのアメリカ人。世界最高齢のボディビルダーとも呼ばれていて、56歳という年齢からボディービルを初めて、今もって続けているだけで凄い。
■30代女よりも潤いボディ
ふつうのお年寄りなら水気も色気もなくなってくるのだが、シェパードさんはその鍛えぬかれたテラテラのお肌と筋肉をもって、いまだに色気を保っている。熟女好きだけではなく、ふつうの若者たちからも「イケてる」と絶賛されているのだ。
シェパードさんは毎日1700kcalの食事制限をキープして、トレーニングは欠かさない。また現在ボディービルのトレーナーとしても活躍しており、なんて精力的!!!
どんな日でも放棄せず、挫折せず続けることが大切と語るこの79歳のおばあちゃん。なんていう説得力、わたしもこんな美ババアになるために、腹筋でもしようと思った次第です!
文/高野景子
クトゥルフ神話な焼鳥が今年も大流行 ラーメン二郎こえる邪神なフォルムがかっこよすぎ!!!
日本の魚の活造りをグロいと思う海外の人も多いようだが、いやはや海外もけっこうキテいるわけで。今年の感謝祭(アメリカで11月に行われる大きな祝日)にも海外では怪物を題材にした、創作料理が多数作られる予定。
多くのホラーファンや幻想小説ファンから絶賛された代表的な作品(?)は、2013年に発表されたこのサンクスギビングディナー…というかこの暗黒神。
テクサン・ラスティ・エウルバーグさんとその妻が、クトゥルフ神話に登場する邪神をモチーフに、七面鳥に蟹の足、タコ、ベーコンなどをトッピングして奇怪な暗黒神系の料理を作り上げたのだ。お味はさておき、超かっこいい!
この料理をきっかけに、多くのクトゥルフ系ディナーなどが作られることになった。クトゥルフ神話に登場する邪な神は顔がタコ状になっており、それをどう表現するかが腕の見せどころ。
日本ではまだまだ作り手が少なく、クックパッドなどへの投稿もない。今のところラーメン二郎のフォルムを、クトゥルフと比較した画像などが出回っている程度だ。日本のホラーファンや幻想神話ファンのみなさん、今年のクリスマスあたりに、ぜひどうですか?
文/関本尚子
女性は運転ヘタ、年取るほどヤバいと研究で判明 50歳では男性の半分のドライブ能力
やっぱりね…女性は男性よりも自動車の運転がヘタ、さらに歳をとるほどヘタになっていく可能性が指摘され、大きな話題になっている。
■イギリス政府が調査した結果が衝撃的
イギリスの政府機関が、2014年から2年間、17〜50歳の運転免許試験受験者における合格率を調査。男女性別の合格率でかなりの違いが出ることが判明した。
政府発表によれば、17歳の場合、女性の合格率は男性にくらべて7%低かった。20歳は15%、35歳は41%、50歳では50%(!)も女性の合格率が低くなっていたのだ。
■女性を甘やかす男のせい?
しかし、これが先天的なものであるのかという点に関しては、否定的である可能性が指摘されている。英国の自動車運転協会は、男性の方が頻繁に運転をすることが多く、女性は男性に運転させて助手席に座ることを好むと指摘(この場合は免許取得後の話として)。
また一部専門家は、先天的に女性のほうが空間認識力がやや低いことを指摘しつつも、男女間の運転の上手い下手という問題は、男は運転、女は助手席というジェンダー的な問題があるのではないかと推測している。
その原因はどうあれ、女性の運転は今のところ下手なようだが…。
文/関本尚子
女性妊娠させる触手系の寄生虫が発見 不妊治療への特効薬などが期待、一方オタクは狂喜
漫画やゲームの中でもマニアックな嗜好として存在する「触手系」。女性が触手とたわむれる姿に喜ぶ男性ファンたちがいるわけだが、そんな彼らを狂喜乱舞させる科学的な発見がなされた。女性を妊娠させる、触手系の寄生虫が発見されたのである。
■この虫に入られると妊娠しちゃうっ〜
ジャーナルサイエンス誌に掲載された、英国シェフィールド大学研究によれば、これはいわゆる消化器官などに住み着く回虫(Ascaris lumbricoides)と呼ばれるものの一種。
ボリビアでは986人の女性を対象に調査を行ったところ、約70%の女性たちがこの回虫を持っていたのだが、この虫は人間の免疫システムに働きかけ、妊娠を誘発しやすい身体に変えてしまうのだ。
■女性を多産にする働きが
その結果、ボリビアの一部地域の女性たちは多産傾向にあり、平均で9人以上の子供を持っている。経済的文化的な側面によるものだけではなく、回虫によって変化させられた肉体がベースにあると考えられている。
■不妊治療への特効薬が期待
この研究は決してネガティブなものではなく、この寄生虫の研究から、不妊治療薬が作り出せるのではないかと有望視されているのだ。
なので、海外の触手ファンたちが「リアルな触手キター」みたいに喜んでいるのはほんの余興。この回虫の研究は、不妊治療から人工のコントロールまで、大きな人類の未来への影響をもつ可能性を秘めている。
男の大食いに女性は惹かれる、米大学の研究で判明 ラーメン二郎ファンはモテのポテンシャル高い
意中の男性とデートの時、相手の食べている量は要チェック! 男性は、好きな女性の前ではパクパクとよく食べる、という研究結果が発表されたのだ。女性なら少食ぶるわけで、その逆なのだ。
■好きな女性の前で男性はよく食べる
米国コーネル大学の研究チームが、成人男女150人を2週間にわかって、イタリアンレストランで食事する様子を綿密に分析。その結果、男性が好きな女性と食事する場合、より多くのピザやサラダを食べことが判明した。
■食べなければ、その女性に対して好意が少ない
男性たちは無意識的に、よく食べる姿をもって女性たちにアピールを行っている、と研究チームは指摘。逆を言えば、女性に対して好意がなければ、男性はあまりものを食べないということ。あれ、初デートなのにあんまり食べない、照れてるのかしら?…なんていう時は要注意!
■女性は目の前で大食いされると、その男性に惹かれてしまう
では実際、女性に対してよく食べて見せることの効果はあるのかということだが、研究チームによれば、好感を得られる可能性が高いとのこと。男性は、意識的に女性の前ではたくさん食べた方が、いい印象を与えられるわけだ。
ってことは、ラーメン二郎にデートで行って、大ブタを全マシなんかで食べれば、もうどんな女性もメロメロってことなのかも…?
文/高野景子
ホラー漫画家版「まんが道」が面白すぎて話題 伊藤潤二、日野日出志、犬木加奈子、古賀新一の恐怖青春コミック
『エコエコアザラク』『地獄変』『富江』『不思議のたたりちゃん』など、多くの読者にトラウマをうえつけたレジェンド作品、そんな作者たちのホラー漫画人生にせまった『怪奇まんが道』が本日発売。大きな反響を呼んでいる。
■レジェンドホラー作家たちの青春と苦悩
古賀新一、日野日出志、伊藤潤二、犬木加奈子という、ホラー界の大御所へのインタビューを漫画に再構成したもので、原作は宮﨑克、作画はあだちつよし。作品の恐ろしさや禍々しさとは裏腹で、舞台裏にあった作者たちの苦悩と青春のエピソードは胸を打つものばかり。
■古賀新一とカベさんの侠気エピソードがかっこよすぎ
女子中高生に魔術ブームを起こした『エコエコアザラク』、作者の古賀新一は、連載中に多くの心霊現象に悩まされ連載終了を決意するのだが、秋田書店のレジェンド・壁村耐三編集長が「(恐いことが起こったら)俺を呼べ」と言うのなんて、恐怖ではない鳥肌もののかっこよさ。
■日野日出志を救った手塚と赤塚
日野日出志といえば、『地獄の子守唄』のラスト、「きみはこのまんがを見てから3日後かならず死ぬ」というシーンを読んで、子供たちからの「僕、死んじゃうんですか!?」という電話が編集部に殺到したエピソードでおなじみだ。そんなホラー漫画界の“神”が、かつて描けなくなった時、それは救ったのは“漫画の神様”手塚治虫と“ギャグの神様”赤塚不二夫だったのだ。
■伊藤潤二と犬木加奈子というライバル
また伊藤潤二と犬木加奈子の両先生が、『月刊ハロウィン』の「楳図(かずお)賞」を争い、伊藤先生が入選、犬木先生は佳作だったことや、一方は今も現役、一方は筆置くという作家としてのその後の人生について、相手に複雑な感情を覗かせる様子にも、筆者はグッときた次第。
そんな目をひきやすいエピソードでなくとも、若くして最高の恐怖を想像し、死を見つめてきた作家たちの、淡くも情熱あふれる青春譚にあふれた一冊。かつて『ハロウィン』や『サスペンス&ホラー』にはまった少女少年たちには必ず響くはず。
また筆者的には男臭い作品イメージだったあだちつよしの作画も、ホラー作家たちの世界観を壊さないよう絶妙に描いており素晴らしい!
文/高野景子