コロナ禍の中でのペットの健康 かまいすぎ、おやつあげすぎに要注意

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新型コロナウィルス「オミクロン株」の流行により、リモートワークなどで、自宅で過ごす時間が増えている人も多いはず。そんな中、大きな問題を抱えているのが犬や猫などのペットだという。これまで以上に、飼い主と過ごす時間が増えたからだ。

先日、パナソニックが開催した「ペットとの暮らしセミナー」で発表されたアンケート結果が興味深い。同社が昨年10月に、全国500名の犬・猫のペットオーナーに対して行ったアンケート調査結果によれば、在宅時間の増加により、ペットにかまいすぎていると感じている人は半数以上。

ペットのいたずらや無駄吠えの頻度が増えていると感じている人は約2割。他にも「抜け毛」「ニオイ」「散らかす」などが、共に過ごす時間が増えたことで気になる人も多いという。

コロナ禍の生活の中で、飼い主とペットのコミュニケーションが過多になる一方、これまでに見えなかった問題が見えるようになったと言えるだろう。

ペットの健康という面では、おやつをあげすぎてしまう人は約4割、外出自粛により散歩の頻度が減ったことで、ペットも運動不足になっていると感じる人は、全体では約3割近くにものぼっている。

コロナ禍でペットの健康を保つには

同セミナーには獣医師の佐藤貴紀先生が登壇。コロナ禍におけるペットとの付き合い方や生活環境についてレクチャーを行った。


写真右が、佐藤貴紀先生。

<かまいすぎについて>

猫の場合、かまうことに慣れてしまうと、飼い主がいないときのストレスに弱くなってしまう。その結果、飼い主がかまわない時や不在の時などに、いたずら行為が増えるといった問題がある。そのため、かまいすぎを避けて、規則正しい生活を日々送ることが重要だという。

<おやつのあげすぎ、運動不足について>

おやつをあげ過ぎてしまう、犬なら散歩に行かないといったことは、すべて肥満の原因に。かまいたくなって、または向こうが甘えてきてといった理由でおやつをあげることは避けるべき。また、ペット用のおやつは比較的カロリーが高いものが多いのも注意点だという。

適切な散歩時間を心がけるなど、運動をしっかりさせること、カロリーコントロールをしっかりすることが重要だ。

<部屋の掃除について>

犬は匂いを頻繁に嗅ぐ性質上、鼻から毛や埃やダニの死骸などを吸ってしまう可能性があり、アレルゲンを少なくするためにも、掃除機をかけるなどの清掃を毎日行うべきだという。これにより毛などのゴミを取り除くだけではなく、ノミやダニの対策にもなる。

<空気をきれいに>

ペットも人間同様、きれいな空気の中で過ごすことが重要。タバコの煙、花粉、ウィルスなどが含まれていない、清浄な空気にキープしておくのが、健康を保つポイントだ。

<適度な湿度>

冬は乾燥しやすいので加湿も重要だという。空気が乾燥していると広い空間にウィルス飛沫が広がり、これを防ぐには適度な湿度が必要。ペットも人間と同様というわけだ。

コロナ禍でのペットに役立つ家電

また、今回のセミナーではコロナ禍におけるペットとの暮らしに役立つ家電も紹介された。

セパレート型コードレススティック掃除機 MC-NS10K

2021年12月30日に放送された『アメトーーク!』の家電芸人コーナーで、土田晃之氏も紹介した掃除機だ。紙パック式の「クリーンドック」にゴミは収められ、ナノイーXで除菌・脱臭される。紙パックの交換も1ヶ月に1度程度で済む。

ノズル部分は「からまないブラシ」を搭載しており、ペットの毛がからみつくのを防ぐことができ、毛を取り除く嫌な作業が発生しないのは嬉しい限り。

独特な形状の「からまないブラシ」。

次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(ジアイーノ)F-MV4300

ペットの匂い対策に効果がありそうなのが、パナソニックの次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(ジアイーノ)シリーズだ。たとえば「F-MV4300」は、空気の除菌、脱臭はもちろん、加湿機能も搭載。人間とペットの暮らす空間に大いに役立ちそう。

セミナーではジアイーノを使った脱臭効果の体験をしたが、ものの見事に匂いが消えていた。

ペットカメラ KX-HDN215-K

赤外線センサーと動作検知センサーを搭載し、ペットを自動追尾し動画を撮影して保存してくれるスグレモノ。スマホで確認して、気に入ったらすぐ撮影してSNSにアップすることもできる。また、一週間分の動画を最長35秒のサイズに自動編集してくれるので、飼い主不在時のペットの気になる行動などのチェックもしやすい。