IT先進国インドで注目される日本企業 エンジニアの技術を可視化したマッチングサービスが話題


Amazon、GoogleなどトップIT企業がインドに拠点を置き、MicrosoftやAdobeなどのトップをインド人がつとめるなど、新興国でありながらIT先進国として知られるインド。そんな同国から注目される日本のIT企業が存在する。それが企業向けにアウトソーシングサービスを提供し、Third AIというAIプラットフォームなどで注目を集める日本サード・パーティ社だ。

世界的サービスGAITはエンジニアの実力を可視化する

同社といえば、国内のITエンジニアなどは「GAIT」(ゲイト)で知っているという人も多いだろう。

GAITは、受験することで実務におけるITの総合力が数値化するツール。データベース、OS、アプリケーション、ストレージ、セキュリティ、ネットワーク、仮想化、以上の7つの分野でのスキルを可視化して評価してくれるというものだ。

IT全般の基礎知識と経験を数値化するもので、受験者のITスキルのレベルを数字という目に見える形にしてくれるため、多くのIT企業が導入しており採用のための使っている。コスト面から考えても、GAITを導入することで人事や採用のリソースが大幅に節約されるため、企業にとってはありがたい存在だからだ。

ちなみにその内容から「テスト」をイメージする人も多いかも知れないが、合否を決めるものではなく、あくまで実力を見える形にしてくれるツール。

逆に言えばエンジニアにとっても、GAITを通じて自らのスキルアップ、そしてキャリアップへとつなげることができる。というのもGAITを受験することで、自分のIT分野での得手不得手を把握することが可能になり、自分の腕を上げることができるからだ。

現在では、一般社団法人グローバル人材育成推進協議会が主催する全国統一学生ICTテストでも、GAITは使用されていて、エンジニアを目指す学生たちにとっても、自らの実力を判定するためのなくてはならないツールとして活躍している。

インドでの存在感が急速に拡大

そんな同社がインドで注目されるきっかけとなったのは、やはりGAITの存在が大きい。

GAITは日本語だけでなく、英語と中国語での受験も可能で、海外でも多く利用されており、2015年からはインドの大学生に対してフリーでの提供をスタート。今年の3月時点でも、すでに57820人もの若者たちが受験したことが明らかになっている。

また同社は2019年4月24日にインド支店を開設、インドでの事業展開をスタート。海外での仕事を求めているインド人エンジニアと、海外の優秀な人材を得たい日本企業をマッチングさせる人材採用支援サービス「MaaS(Matching as a Service)」をスタート。同サービスにおいても、GAITですでにスキルを可視化されたエンジニアたちが登録されている。

現在多くのBtoBのマッチングサービスでは、この可視化の部分が弱いとされており、企業側もエンジニア側もストレスを抱えてしまうことが多いのが現状だ。それだけにGAITでスキルが可視化された上でのマッチングは企業にとっては有用。そういったサービスが評価され、インドでも日本サード・パーティ社は急速に注目を浴びているという。

またGAITのノウハウを持つ同社は、今年5月末からWeb試験配信プラットフォームのクラウドサービス提供を開始。クラウドで手軽に始められる試験プラットフォームということで、国内外から注目されている。今後日本発の巨大ITサービスが誕生するのも間近かも知れない。