一色萌のアイドル、色々。第10回 「アイドルとライブ」


こんにちは。プログレアイドル・xoxo(Kiss&Hug) EXTREME(キスアンドハグ エクストリーム。通称・キスエク)の一色萌(ひいろ・もえ)です。

早いものでこの連載も10回を迎えました。

あと2回も更新すれば一年なんだなと思うと、時の経つ速さに驚きます。

始めた当初はあっという間に書きたいことが尽きてしまうのでは?と心配していたのですが、アイドル界は相変わらず忙しなく色々なことが起こるし私のアイドル熱も全く冷める気配がないので、その点の心配はなかったようでした。

最近では記事をきっかけに私のことを知ってくださった方もいらっしゃって、本当にありがたい限りです。
まずは無事に一年を迎えることを目標に、今回もモヤモヤとしていきたいと思います。

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私は暇さえあればいつもアイドルのことを考えています。

とにかくずっと、アイドルについて大小色々と考えを巡らせているうちに、たまにゲシュタルト崩壊を起こして「あれ、アイドルって何だっけ?何をする人なんだっけ?」という状態に陥ってしまうことがあります。

そんな時はアイドルという単語を辞書で引いてみたり、本を読んでみたり、その時々のアプローチで正気を取り戻すのですが、最近は自分自身の体験もまた、その手段の一つとして加えることができるようになりました。

そうだ私もアイドルだった。私はいつもアイドルとして、何をしているんだっけ……?

“私が何をしているか”その問いに対する答えは、スケジュール帳を開けばすぐにわかります。私が出した答えは、「ライブ」でした。

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現在、アイドルとして活動している方々の多くは、ライブを中心とした音楽表現を活動の中心としています。

というか私自身、こうしてアイドルに対してあれこれと考えたり書いたりして、「アイドルについてちょっと詳しい人」みたいなカオをしていますが、ライブ活動をしていないアイドルさんに関してはほとんど全く知識がありません。

でも、ライブ活動を行なっていることがアイドルの絶対条件ではないはずで、「グラビアアイドル」「アイドル声優」などの言葉もあるように、アイドルという概念そのものはもっと広く適用されるもののはずです。

しかし地上・地下問わず、「アイドル」を思い浮かべてみてください。その方はライブ活動を行なっているのではないでしょうか?

個性も魅力もバラバラで細分化の激しい世界において、人気を一元化して測るのは難しいことです。そんな状況において、ほとんどのアイドルが共通して行なっている活動が音楽で、その人気や注目度が「CDの売り上げ」や「ミュージックビデオの再生回数」といった数字で可視化されるものならば、これが人気の目安となるのは自然なことでしょう。

また、単純にライブが盛り上がる、ライブの動員数が多いアイドルさんは勢いがあるなという印象を与えます。

「ライブ活動をするアイドル」が多いということは、そのアイドルさんのどこに魅力を感じて応援しているかということには関わらず、ファンはおのずとライブ会場に足を運ぶ機会が増えると思います。

そして元々そこまで音楽に触れてこなかった人もライブを見る機会が増え、音楽に近い環境の人はアイドルを見る機会が増え……という効果があったかどうかはアンケートなどで調べてみたいところですが、とにかく現在、アイドルとライブは切っても切れない関係であることは確かです。

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「ライブは生もの」とよく言われます。

同じグループが同じ場所で同じ曲をやったとしても、それは毎回異なるライブで、まるっきり同じ場面は一瞬としてありません。

アイドル自身の成長による変化やその日の体調、会場の環境、セットリスト、共演者のラインナップ、お客さんの雰囲気。いろんな要素が重なって、その日のライブはその日だけのものとなります。

一つ一つの要素に少なからず影響を受けてしまうことは演者としては未熟な証でもあるのですが、多かれ少なかれ現れたその変化すら愛すべきものとして受け取る方が多いのは、その一挙手一投足すら成長物語として楽しむアイドルファンの懐の深さの現れでしょう。

歌やダンスが上手でなくてもいい。表情が硬くても悪くない。一般的に表現をする立場において不利になるはずのことも時には武器になりうるところがアイドルの面白いところだと思います。

しかし、同じステージを見たとしてもどういった部分が印象に残るかは受け手によって全く異なる事も多いようで、実際にライブ後の特典会などでファンの方にその日のライブの感想を尋ねると、あまりにもさまざまな答えが返ってくる事もしばしばです。

誰を見ていたか、どんな気持ちで見ていたか、見る側にもさまざまな要素があって、そのステージは印象づけられます。

だからこそ、ファン同士でライブ後の感想を語り合うのは楽しくて、同じような視点で見ていた人に出会った時は嬉しく感じるのかもしれません。

アイドルとして自分がステージに立つようになってから、同様のことがステージを共にするメンバー同士にも言えることに気づきました。

出番の直前まで一緒の環境で一緒に準備をしているので、ある程度要素と体験の共有はできていますが、たまに、そんな部分に気がついていたんだ、そんなことがあったんだ、と驚くことがあります。

そんな話をしているとき、いろんな人といろんな感じ方を共有できて、グループアイドルっていいなぁと思いました。

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私は今までヲタクとしてステージの上のアイドルさんをたくさん見てきましたが、自分がアイドルになって初めて、「ライブをする側」と「ステージ袖からライブを見る」視点に出会いました。

アイドルとファンではステージとフロア、発する側と受ける側、そもそもライブにおける立ち位置が違うので、同じ感覚を共有することはきっと不可能な部分があります。

そういう前提の上だとしても、その新しい視点は、私に思っていたよりもずっと大きな衝撃をもたらしました。

ステージ袖から見るライブと、フロアから見るライブは私には全く別物であるように感じられたのです。というのも、優先的に目に入ってくる情報が違うのです。

これは見る場所によって、無意識のうちに私の視点において「演者⇄観客」の切り替えが起こっているのかもしれません。

演劇でいうところの「第四の壁」の概念がライブにも存在するのでは?と考えた事もありますが、壁というほどの隔絶はありません。コール&レスポンスなどが行われることで会場が盛り上がっていくように、ステージ上の物語とフロアの物語は全く異なるものではなく、その瞬間、同時進行で生み出されています。

きっとそこにはまた別の概念があるのだと思うのですが、私にはその正体がまだ分かりません。

見る位置によるライブの見え方の違いについては、いつか他のアイドルさんにもお話を聞いてみたいところです。。

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無理だとわかっていても「私もキスエクのライブを見たいなぁ」という気持ちはあります。

でも所属しているグループのライブを見る方法って自分がグループを離れるしか無いですよね(それはまだちょっと)。

だから今は実際にステージを見てくれた方々の感想に耳を傾けて、いろんな人の目を通したいろんな形のキスエクを楽しんでいられたらいいのかなぁ、なんて思っています。

なので、「感想を聞かせてくれてありがとう」という言葉には、自分では絶対に見ることのできない視点を共有してくれたことに対する感謝を込めているつもりです。

もしキスエクのライブを見る機会があったなら、あなたの目で見たあなたにしかない感想を、よかったら聞かせてくださいね。

【プロフィール】

一色 萌(ひいろ もえ)

ニックネーム:萌ちゃん、萌氏、誕生日:5月27日、出身:東京都、血液型:A型、趣味:アイドル研究、特技、アイドルについて話すこと

WALLOP放送局「キスエクのギュッと!プログレッシヴ!」レギュラー出演中(2018.4〜)

<一色公式Twitter> https://twitter.com/hiiro_moe

<公式Twitter> https://twitter.com/xoxo_extreme

<公式YouTubeチャンネル> https://www.youtube.com/channel/UCA7fn3DZFJGDmlxZZg8WQVA

<取材・オファー等> Email : contact@twelve-notes.com

【グループプロフィール】

xoxo(Kiss&Hug) EXTREME(キス・アンド・ハグ・エクストリーム 通称:キスエク)

楠 芽瑠・一色 萌・小日向 まお・小嶋 りんの4名からなる、プログレッシヴロック(略:プログレ)の楽曲を中心にパフォーマンスしているアイドル。プログレとは、曲調がよく変わる・曲が長い・変拍子…等が特徴の楽曲です。

2017年に、発売したシングル「えれFunと”女子”TALK〜笑う夜には象来る〜」に対して(キング・クリムゾン「エレファント・トーク」オマージュ)元キング・クリムゾンのエイドリアン・ブリューがその動画に「I like it!」とコメントで絶賛。

ライブ活動の他、ディスクユニオン新宿プログレ館で一日店員を務めたり、プログレファンの聖地である吉祥寺シルバーエレファントに、アイドルとして初出演。

2018年にフランスを代表するプログレバンドMAGMA公認カヴァー曲の「The Last Seven Minutes」を初披露。その動画がyoutubeにアップされると、カヴァーを公認したMAGMAが、公式Facebookで紹介したこともあり、一日で2000以上の再生数を得て話題になる。

同年2月4日に記念すべき初のワンマンライヴを鹿鳴館にて開催。プログレッシヴロックを知っている人も知らない人も楽しめるLIVEと評判。

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3/23(土)日本を代表するプログレバンド金属恵比須(http://yebis-jp.com)とのツーマンライブ開催! スウェーデンのプログレバンド、アネクドテン公認カヴァー曲「Nucleus」をコラボレーション! 3/31発売の同曲を当日披露、CD先行販売します!

当日はキスエクより重大発表もあります!

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3/23(土)金属恵比須vsキスエク「猟奇爛漫FEST Vol.3」

■会場:高円寺High

■開場:17:00 開演:18:00

■前売:4,000円(+1D)当日:4,500円(+1D)

■出演:金属恵比須、xoxo(Kiss&Hug) EXTREME(with Qui)