韓国沈没事故でデマが救助妨害 SNSのガセ情報で助からなかった命も


4月16日、韓国南西部・珍島で付近で起きた旅客船沈没事故。その現場では自称専門家が被害者家族に「自分なら助けられる」などと声をかけ、結局なにも出来ずにストレスをいたずらに与えたというケースが報告されている。また他にも多くのデマが、救助活動に混乱を招いているという。

潜水業者関係者がテレビのインタビューに対して「壁越しに生存者と会話をした民間潜水士もいたが、海上警察が救助活動を妨げた」「民間潜水士が船内に入って助けることもできるが、海警が妨げている」と答えたことにより海上警察に非難が殺到し、救助現場にも混乱をきたした。だが、この関係者の言葉もほぼ根拠の無いものであったことが判明している。

またSNSを通じて「食堂の方に多くの人が生きており、救助を待っている」といったデマが拡散、救助活動の初期段階では食堂周辺を集中的に捜査することになった。だが後に船首、船尾で多くの遺体が確認されており、デマのせいで助かった命も助からなかった、という批判ものぼっている。

大事故や災害の時には、人々の善意を逆手に取ったデマが拡散しやすい。愉快犯にせよ許されないデマであることは間違いないし、我々に対しても情報をどのように精査するのか、考えさせられる。

文/編集部


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