将門公の首塚前にマンション建設 たたり来るかとオカルトファンに話題

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※平将門公が眠る首塚。
※平将門公が眠る首塚。
天慶3年(940年)の「天慶の乱」で討死した平将門公の首が、今でも静かに眠っているという東京大手町の首塚。この場所の「たたり」についての噂は有名だ。

太平洋戦争後、マッカーサーひきいるGHQ(進駐軍総司令部)がこの土地に駐車場を造りかえようとすると、ブルドーザーの運転手が転落死したり作業員たちが次々にケガを追う事故が多発、GHQも建設を諦めたというもの。戦前にこの土地に大蔵省を建てたところ、大臣をはじめ14人が相次ぎ死亡、昭和15年には落雷による火災で庁舎が全焼したという話もある。

高度成長期に国は周辺の土地は売却するも、この土地だけは売らなかったという場所なのだ。長澤まさみの主演ドラマ『都市伝説の女』でも将門公についてのエピソードがあったので、ご存知の方も多いだろう。

だが、実は大手総合ディベロッパーが、現在この首塚の前に高級マンションを建設中なのだ。オカルトファンの間では「何かがおきるのでは」と噂になっている。だが、たたりに関しては将門公に対して不遜な態度をとった場合だけに起きるというのが通説。しっかりと敬意を払えば大丈夫だと言われている。

しかし、この高級マンションには外国人が多く住むとみられており、そんな事情を知らない人も多いはず。将門公の首塚について、住民説明会をしてもいいのかも? GHQもたたりにあったぐらいだし、なんて話がオカルトファンの間でささやかれている。

文/鷹村優