女性が「中世の武器」で襲われ重症 14世紀最恐「ウォーハンマー」が凶器

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タペストリーに描かれたウォーハンマー。※wikipediaより。
タペストリーに描かれたウォーハンマー。※wikipediaより。
8月26日午前4時10分頃、茨城県取手市で新聞配達の女性(49)が、中世の武器「ウォーハンマー」を模したとおぼしき凶器で殴られた。

女性は頭をかばった際に、左腕関節がハンマーの尖った部分により骨折、さらにその尖部が左肺にささり、気胸を起こす重傷を負っている。取手署は、無職の男(26)を、傷害容疑で緊急逮捕した。

ウォーハンマーは14、15世紀で使われた殺傷能力の高い武器。当時の鎧には刀剣が通じなかったために使用されていた。それだけに殴りつけるだけで、鎧の上から頭蓋骨を陥没させると言われたほどの殺傷力を誇っている。また試し斬りの際に、生身の罪人に使用した際には、かすめただけで脳漿を飛び散らせたという、文献も残っている。中世においては「もっとも血を吸った武器」との異名もあるそうだ。

今回使用されたものは、柄がプラスチックの模造品であったが、それでも重さ約1.5キロもあり、殺傷能力は充分だったという。

なぜ、この26歳の男がこのようなものを持っていたかは不明だが、民間人が所持するにはあまりに時代錯誤な怖ろしい武器であることは間違いない。