てかポークより先だろ? サバタツタを試作してみた

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サバタツタ
俺マック No.1『サバタツタ』

おい豚、なに先輩差し置いてんだア?

マクドナルドで、先月末より期間限定で販売されている「ポークタツタ」。その名からも分かる通り、人気メニュー「チキンタツタ」の亜種だ。なかなかの人気という噂も聞く。だがタツタならば、豚よりも先に出さなければならない食材があったはずだ。そう、サバである。

サバは鶏と並んで竜田揚げ界のツートップ。生臭さから敬遠されることの多いサバも、竜田揚げにすれば臭みを抑えられる。このため、味噌煮や酢じめと並ぶサバの三大料理として多くの人に愛されている。翻って豚はどうだろう? 人類の歴史の中で、豚の竜田揚げがサバの竜田揚げ以上の知名度を誇っていたことが一度でもあっただろうか?

なので、タツタシリーズに次があるとしたら、それはサバに違いない、と思っていた方も多いのではないだろうか? だがマクドナルドは豚を選んだのだ。

盟友があのマクドナルドの第一線で着実に結果を出している様子を、サバはどれほどもどかしく思っていたことか。俺だって試合で投げることができれば……それがぽっと出の豚にマウンドを奪われたのだ。さぞかし悔しかったことだろう。

とにかく食べてみろよ!

作れば、そして食べれば絶対に美味しいという確信があるので、早速試作してみた。

まずスーパーでバンズとレタス、サバの竜田揚げを買う。サバの竜田揚げも自作するんじゃないの? という声には、私が試作するのはサバタツタであって、サバの竜田揚げではない、と反論したい。断じて手抜きではない。強いて言うなら近所のスーパーとの”共同開発”である。

詳しい作り方は最後にレシピをまとめてあるのでそれをご覧いただくとして、ポイントは味つけに、めんつゆ(ポン酢でも可)をジェル状にしたものをのせた点。液体の調味料で味付けをするとバンズがフニャフニャになってしまうが、ジェルならそれを防げる。同時にパサつきを抑え口の中に潤いを与えてくれるのだから、このめんつゆジュレはまさに一石二鳥のソースだ。マヨネーズも合わせてかけるとさらに口当たりがなめらかになる。マックらしさ(個人の感想)がさらにアップするのでオススメだ。

言い訳はいい。すぐにメニュー化を

肝心の味だが、これは間違いない。正真正銘美味である。これだけ美味くて、なおかつタツタの歴史の中でもより由緒正しいサバを、タツタシリーズに加えないのはおかしい。というかもったいない。ポークパテはすでにあるので豚のほうがメニュー化し易かった、とか、青魚は劣化が早いので品質管理が難しい、みたいな大人の話は聞きたくない。今すぐ開発に着手すべきろう。みなさんもぜひお試しあれ。

文/石崎覚士

(レシピ)

サバタツタ

材料
サバの竜田揚げ (自作するなら、サバの切り身に片栗粉をまぶして揚げる)
バンズ 1個
レタス    適量
マヨネーズ 適量
※めんつゆ(ポン酢でも可) 適量
※片栗粉 適量

手順
1.一煮立ちさせためんつゆに、水で溶いた片栗粉を入れてジュレを作る
2.バンズにレタスを敷き、サバの竜田揚げをおく
3.2の上に1で作ったジュレをのせる
4.好みでマヨネーズをかけるなどした後、バンズ(上部)を重ねる。

ワンポイントアドバイス
竜田揚げのサバが干物だった場合、すでに塩味がついているのでソースの付け過ぎに注意しよう。


バンズはこれを使用。マジで完成度高いです。

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