年間アーカイブ 2020
企業版ふるさと納税、全国に拡大する気配 自治体による「社会的意義」の訴求がカギ
企業版のふるさと納税、正式名称『地方創生応援税制』に対して、多くの企業が興味を持っていることが調査によりわかった。この調査を行ったのは、ふるさと納税総合サイト『ふるさとチョイス』(https://www.furusato-tax.jp/)を運営する、株式会社トラストバンクで、全国の企業規模300名以上の大企業に勤める、同税導入に決定権のある400名を対象としたもの。
この“企業版のふるさと納税”は、国が認定した地方公共団体の地方創生プロジェクトに対し、企業が寄付を行った際に税額が控除されるというもの。2020年4月には法改正が行われ、制度の期限が5年延長され、さらに税額控除の割合はさらに約3割拡大して最大9割となった。これにより企業は実質約1割の負担で自治体に寄付できるようになる。
今回の調査では、制度の認知度は約8割(法改正内容まで理解しているものは5割)にものぼったが、その活用は現状進んでいるとはいいがたい。2018年度の寄付実績は34億円前後であり、個人版ふるさと納税の5127億円にくらべるとその数字はあまりに小さい。
控除が行われるだけではなく、企業のCSRとしても良いはずなのだが、なぜ利用がこれほど少ないのだろうか。
今回の調査で、改正後に「利用する気がない」、もしくは「利用したいが難しい」と回答した人を対象に、その理由について聞いたところ、37%の人が「利用するメリットを感じられない」と回答。たしかに、企業版のふるさと納税はたしかに、個人のそれのように返礼品などわかりやすいメリットがあるものではなく、あくまで地方創生プロジェクトに寄付として貢献するものだ。
それだけではなく「自治体のプロジェクトに魅力を感じない」と回答した人も23.9%にのぼり、自治体のプロジェクトが必要性や共感を得る必要があるという、大きな課題もわかった。
一方で、地方創生応援税制の利用に前向きな企業は、大きなメリットを感じているようだ。企業が寄付することで、「地方自治体との関係構築」と回答した人は61.2%。知名度工場やブランディングではなく、寄付する先の地方自治体との関係が結べる可能性を、メリットと考えている企業が多いということだ。
このように前向きに考えている企業でも、寄付先の自治体を選ぶ際の基準については、50%が「プロジェクトの社会的意義」と回答しており、プロジェクトの必要性や共感性がやはり重要なカギになっている。
企業側の寄付したいプロジェクトとしては、半数以上の企業が「環境保全」(54.5%)、次いで「災害」(44.3%)、子どもの教育(43.0%)となっている。たしかに企業の生産活動、特に製造業を中心とする企業にとって環境問題は社会に直接的に影響を及ぼす問題だけに、責任感・関心が高くなると思われる。
今回の調査をおこなったトラストバンクも、今後この企業版ふるさと納税事業を本格展開するという。企業から自治体への地域創生に寄与する「事業提案」から、自治体の事業に必要な「資金調達」まで一気通貫のスキームを提供する、同社ならではのものだ。
実際、こういったものがないと、企業版ふるさと納税は企業にとってもハードルが高いのも間違いない。自治体が地方版総合戦略に基づいた地域創生プロジェクトを立案し、内閣府から認可を得る必要があるからだ。そのため、全国85%超を占める1,500を超える自治体とのネットワークをもったトラストバンクのような企業は、寄付したい企業と自治体の潤滑油として大きく機能するだろう。
現時点ではまだ問題点もある企業版ふるさと納税だが、こういった企業側の認知、自治体側のプロモーション、トラストバンクのようなハブとなるサービスなどが結びつき、今後大きく広がっていきそうな気配だ。
ワコール「パルファージュ」と前田有紀がコラボ 今の時代にマッチする“下着”のコンセプトとデザインとは
ワコールの百貨店向けブランド「パルファージュ(Parfage)」が、元テレビ朝日アナウンサーで、現在はフラワーアーティストとして活躍する前田有紀とコラボレーションし、大きな話題になっている。
前田有紀といえば、2003年にテレビ朝日に入社しアナウンサーとして活躍。しかし2013年に退社後、留学を経てフラワーアーティストに転身した。18年には自身の会社を立ち上げ独立、「花とあなたが出会う場所」をコンセプトにしたオリジナルブランド「gui(グイ)」をプロデュースし、自己実現をなしとげた女性として、カリスマ的な人気をほこっている。
ワコールは、そんな前田とコラボし、キャンペーン「パルファージュフェア」を4月1日からスタート。パルファージュは「わたしを咲かせるランジェリー」「愛される、香り。」というでコンセプトで大人の女性を応援するランジェリーブランド。そんなブランドイメージや、「美しく咲くミライのワタシ」という、今回のプロモーションテーマと前田有紀は、実にマッチしたものだと言えるだろう。
今回のフェアにおいて前田は、「パルファージュ」のオリジナルのフラワードレスやオリジナル店舗のデザインを手がけ、YouTubeなどのSNSキャンペーンを実施するという。
3月24日には、キャンペーン実施に先駆け「パルファージュ」2020春夏シーズン発表会を行った。タレント・モデルとして活躍するわたなべ麻衣も登壇。「全身にお花をまとう、という経験はなかなかないので、とても幸せな気持ち。“わたしを咲かせるランジェリー”パルファージュにピッタリなドレスになっている」とコメントした。
また前田は『パルファージュのターゲットである 20代~30代は、自分の好きなことを集めて、自分らしい生き方を見つけていく貴重な時期』と彼女の経験を活かした、若い世代へのメッセージを送った。『外から見えないものだけれど、身に着けるランジェリーが自分の好きなもの、お気に入りのものだと、自然と心が軽くなる、幸福感に包まれる』ともコメント。
今回のコラボレーションにより、4月1日(水)から30日(木)の期間中、全国の「パルファージュ」展開店舗が、前田有紀デザインの、素敵な花をまとったオリジナル店舗に変化するという。彼女のブランド「gui(グイ)」とパルファージュの世界観が見事に融合したものとなる予定だ。
ちなみに、わたなべ麻衣がイベント当日着用したオリジナルのフラワードレスは、ドライフラワーをまとったドレスへと生まれ変わるという。こちらは4月1日から、伊勢丹新宿本店3階にて展示予定。
こんな不安な世相だけに、自立した女性像である前田とのコラボや、心を癒やす花をモチーフにしたデザインは、大きな話題になるのも当然かもしれない。
一色萌のアイドル、色々。第 23回 「アイドルとキャラクター」
こんにちは。プログレアイドル・XOXO EXTREME(キスアンドハグ エクストリーム。通称・キスエク)の一色萌(ひいろ・もえ)です。
次第に上着を着なくても寒くない日が増え、春の気配が強くなってきました。
本来であればお花見や野外ライブなども楽しい時期ですが、世間は先月に引き続き新型コロナウイルス騒動に揺れています。
天気がよく心地のよい午後にもかかわらず、なんだか人通りの少ない街並みには、寂しさよりも薄気味悪さを覚える今日このごろです。
大切な催し物の多い年度末。
ライブの中止や延期で悲しむ人々の姿を見るたびに、胸が締め付けられる想いがします。
一日も早い事態の収束を願ってやみません。
一方で、最近のアイドル界ではコロナ騒動による影響だけでなく、盤石と思われていたグループの相次ぐ体制の終了・変革の報が続いています。
平成の終わりにかけて卒業・解散ラッシュがあったので、そこを乗り越えてなお精力的に活動を続けているグループはきっとこの先しばらくは安泰だろう、なんて根拠のない楽観視をしていたところに、強烈な不意打ちを食らった気分です。
ずっと続くと思っていた。
先々のスケジュールを確認しては、「また今度」が約束されていると思っていた。
だからこそ悲しい気持ちに悔いが混ざります。
キラキラ輝くステージの水面下で彼女たちに何が起きていたのか、私たちには知るよしもありません。
しかし裏を返せば、どんなことがあってもステージに立ち続けてくれていた彼女たちは本当にプロだなと、そうも思うのです。
前々から決まっていて時間をかけて準備された卒業ではなく、ステージに未練を残しながらも演者が突然去らなければならないような状況は、皆なるべくなら避けたいと願うはずです。
しかしどんなに気を配って活動していたとしても、自分1人だけで活動しているわけではない以上、結果として避けられない場合がきっと存在してしまうということに気づかされてしまいました。
今、大きな不安や問題なく日々楽しくアイドル活動している私にも、何かの弾みで憂き目が降りかからないとも限らないのです。
そう考えると少し背筋がひやっとします。
とはいえ、予測不能な事態に前もって備えることはできません。
活動をよりよい状態で長く続けることを望むなら、そのために自分にできることを最大限やっていくしかないな、という結論に達しました。
では長く続けるためには何が必要なのか?
アイドル活動をするためには運営さんやライブをする場所、楽曲を作ってくれる方や振り付けをする先生、衣装さん等々様々な方の力が必要です。
しかし、そもそも当のアイドル本人に活動する力があることが最初の条件だと思います。
アイドルが存在しなければステージは成り立たないからです。
マイクを持ってステージに立ち、「私はアイドルです」と宣言すれば誰でもアイドルになれるようなご時世とはいえ、そうあり続けるためにはいくつかの要素があるのではないか?と思っています。
思わず前置きが長くなってしまいましたが、今回は私が考える”アイドルを長く続けるために必要なこと”のうち、「キャラクター性」に焦点を当てたいと思います。
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長く続いている、もしくは多くの人に愛されているアイドルさんを見ているといつも思うのが、みなさん自己プロデュース力に長けているな、ということです。
あふれんばかりのカリスマ性で本人がどう振る舞おうと人を惹きつけてしまう、というタイプのアイドルさんもいるにはいると思いますが、きっとそういった存在は稀有で、多くのアイドルさんは日々自分の理想と現実を見比べては一喜一憂しているのではないかと思います。
メジャー、インディーズ、地上地下を問わず、私が素敵だなと思うアイドルさんを何人か思い浮かべて何か共通点を見出そうとすると、皆さん自分の理想と自分が実現可能なラインの見極めがとても上手で、具体的な存在である自分を抽象化し、より多くの人に受け取ってもらえる形に整えることが上手いなと思うのです。
それが努力や計算の結果であろうと、天然のバランス感覚であろうと、結果として自分をアイコン化、キャラクター化することができている。
例えるなら、漫画家さんがお話を考える時にキャラクターをデザインして、設定を練って、台詞を考えて……という作業を、アイドルは自分自身の体を使ってやっている、というイメージが近いかもしれません。
ただし漫画家さんと違うのは、そのキャラクターを動かして紡ぎ出されるお話は必ずしも自分の思い通りの筋書きにはならないということです。
それは他のキャラクター=メンバーや舞台、時代背景を自分で設定することができないからで、そういった偶然性もアイドルの面白いところだと思います。
そういえば。
私は異なるユニットのアイドルさん同士のコラボ作品がやたらと好きで、コラボ曲ばかり集めたプレイリストを延々聴いていたりするのですが、昔から漫画やイラストでもある作品の中に別作品のキャラクターが登場したりすると嬉しくてたまらなかったものです。
私はクロスオーバーフェチかもしれないということがたった今わかりました。
……少し話が逸れてしまいましたが。
Twitterではライブ後にファンの方がチェキやアクリルキーホルダーと共に食事風景を写真に収めている様子をよく見かけます。
私はその場に参加したことがないので一概には言えませんが、これもそのアイドルさんがキャラクター化に成功しているからこそ起こる現象ではないかと思っています。
例えば家族や恋人、友人を対象に同じようなことをしている人を私は見たことがありません。
それはきっと、家族や恋人や友人は直接親密なコミュニケーションをとることができるので、わざわざキャラクター化をしてまで生活に取り込む必要がないからです。
アイドルも直接会える存在ではあるけれど、自分の好きな時にいつでも会うことはできないしコミュニケーションの時間も有限です。
だからこそ”推し”への気持ちが強い人ほど目の前にいない時も自分の生活の一部として存在を取り込もうとするのではないでしょうか。
なんて持論を広げてしまいましたが。
実際はそう小難しいことでもなく、小さい子が「しまじろうのぬいぐるみと一緒に出かけたい!」と思うのと同じような、極めて本能的で自然な感情なのかもしれません。
直接目の前にいる人を惹きつける力と、目の前にいない時でも伝わる魅力の強度、その両方の鍵を握っているのが「キャラクター化」なのではないかと思うのです。
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しかし、自分をキャラクター化すると一口に言っても、それは単純なことではありません。
自分を構成する様々な要素から、特に強調したいものをいくつか選んで洗練する必要があります。
情報量が多いとより多くの人にアプローチできる可能性が増える半面、キャラがぶれる余地も広くなってしまうからです。
キティちゃんのリボンはどんな時でも向かって右側で赤と決まっているからこそ、皆が安心してキティちゃんだと判断することができます。
キティちゃんのリボンが黄色かったり、左側にあったりしてはいけないのです。
「ぶれないキャラのアイドル」として私が真っ先に思い浮かべるのは、元Berryz工房の嗣永桃子さんです。
”ももち結び”と呼ばれる特徴的なツインテールをして桃色の衣装に身を包み、「可愛すぎて、許してにゃん♡」とポーズをとる姿は、人々が思い描く可愛い女の子のイメージを集約して体現したような、完全無欠のアイドルでした。
彼女は2002年に10歳で芸能の世界に飛び込んでから2017年に引退するまで、ぶれることなく一貫して「ももち」であり続けました。
そして彼女は自分で退き際を決めて、細部に至るまで自身のこだわりを貫いた完璧なまでの卒業公演を全うして芸能界を去っていきました。
自分自身で生み出したアイドル像を体現し、ほとんどキャラクターとして認知を得ることを達成したのちに終わり方まで自分で決めて去っていくというやり方は、以前この連載で紹介した夢眠ねむさんとも通じるものを感じます。
嗣永桃子さんも夢眠ねむさんも、アイドルを引退した後にも尊敬していると公言しているアイドルさんが多いお二人だなぁという印象があります。
もしかするとそこには、アイドルをやっている子だからこそ感じ取れる凄みがあるのかもしれません。
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さて、ここまで散々キャラ化の重要性についてお話してきたわけですが、私・一色萌がアイドルとして自分の魅力を多くの人に伝えるためのキャラ化に成功しているかというと、現時点ではいまひとつ達成できていないと言わざるを得ません。
私の場合、キャラクターとして最も際立ててアピールすべきことは最初から決まっていました。
「アイドルヲタクのアイドル」というキャラクターです。
誤解してほしくないのは、これは私がアイドル好きだと言うことは自分がアイドル活動する上での設定にすぎないということではないということです。
キスエクに入る段階から「なるべく長く続けるぞ」という気持ちがあったので、最初から私自身が無理なく続けることができるキャラクターを目指そうという意識がありました。
そして長く続けるにあたってなるべく自分に負担をかけない、無理のない方向で自分をキャラクター化しようと考えた結果、生活のほとんどを占めていたアイドルヲタク活動の他にアピールすることがない!と気が付いてしまい、ほぼ素をそのままさらけ出すということになってしまいました。
ほぼ素ということは、素の状態をコンテンツとして成立させなければいけないということです。
ぶっちゃけ特筆するようなことのない平凡な女ヲタクの私にとって、これはまぁまぁ大きな課題として立ちはだかることになりました。
今時アイドルが好きなアイドルさんはゴロゴロいて、あえてそれを個性として押し出している人はあまりいません。
むしろアイドルが好きでアイドルになっているのが当たり前だから、アイドル以外の趣味がキャラ付けには効果的と言えます。
私にもアイドル以外に好きなものはたくさんありますが、アイドルとして致命的に自信のない私が唯一自信を持てることがあるとしたら、きっと他の誰よりもアイドルの情報を日々チェックしていて、音源を聴いていて、ライブを見に足を運んでいるだろうということでした。
しかしそれを長く続けること前提のキャラにするということは、途中で「やっぱアイドル飽きちゃった」は絶対になし、ということになります。
私は一色萌である限り”誰よりもアイドルヲタクなアイドル”であるというキャラを守ることを自分に課したのです。
そもそもこれが素の趣味なので義務感に苛まれるようなことは今のところ全くありませんが、ただの趣味だった私のアイドルヲタク活動にはそういう文脈が生まれました。
そしてアイドルヲタクのアイドルとして認知され、親近感を持って応援していただけることはとてもありがたく嬉しいことです。
嬉しいこと、なのですが。
どうも調子に乗ってアイドルヲタクな面をアピールするほど、アイドルとしてよりもヲタクとしてのキャラクターが強化されてしまい、アイドル視されにくくなるというジレンマに陥ってしまいました。
こちらの解決策は未だ見出せないままです……。
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結局のところ、アイドルを長く続けたいならキャラ化せずに売れる方法を探すか、もしくはなるべく長く持続可能なキャラクター形成をすることが必要だと私は思います。
キャラ化せずに売れる方法とは要するに技術や容姿など可視化できる要素で抜きん出ることですが、そこを極めるのであれば必ずしもアイドルである必要はなくなってしまうかもしれません。
アーティストや女優、モデルなど自分の得意分野に特化して活動した方が、大舞台での活躍の場が広がると思われるからです。
アイドルは技術が全てではなく、そのパーソナリティまで込みでパッケージされたコンテンツだからこそ、キャラ付けがとても大事なのだと思います。
少なくとも私はそう認識しています。
アイドルは若い女性が短期間やるもの、という固定観念が明らかに崩れ始めて10年前後の月日が経とうとしている今。
アイドルは持続可能か?という問いは、アイドルさんが一度一線を退いた後に新しいグループに所属してデビューしたり、結婚の報告をしたりするたびに持ち上がります。
持続可能なアイドルという市場自体が新しい、というかまだ確立されていないから、なるべく長くここにいたいと願う私たちは道無き道を進むことになります。
誰がどんな風に、どういった方法で道を切り拓いていくのか。
アイドルとしてもアイドルヲタクとしても、興味深く見守っていきたいなと思っています。
【プロフィール】 一色 萌(ひいろ もえ)
ニックネーム:萌ちゃん、萌氏、誕生日:5月27日、出身:東京都、血液型:A型、趣味:アイドル研究、特技、アイドルについて話すこと
WALLOP放送局「キスエクのギュッと!プログレッシヴ!」レギュラー出演中(2018.4〜)
https://twitter.com/hiiro_moe
https://twitter.com/xoxo_extreme
https://www.youtube.com/channel/UCA7fn3DZFJGDmlxZZg8WQVA
Email : contact@twelve-notes.com
【グループプロフィール】
XOXO EXTREME(キス・アンド・ハグ・エクストリーム 通称:キスエク)
一色 萌・小嶋 りん・浅水るりの3名からなる、プログレッシヴ・ロック(略:プログレ)※をモチーフとした楽曲をパフォーマンスしているアイドル。
※特徴として、曲調がよく変わる・曲が長い・変拍子が多い、といった点が挙げられる。
2017年に、発売したシングル「えれFunと”女子”TALK〜笑う夜には象来る〜」に対して(キング・クリムゾン「エレファント・トーク」オマージュ)元キング・クリムゾンのエイドリアン・ブリューがその動画に「I like it!」とコメントで絶賛。
ライブ活動の他、ディスクユニオン新宿プログレ館で一日店員を務めたり、プログレファンの聖地である吉祥寺シルバーエレファントに、アイドルとして初出演。
2019年にフランスを代表するプログレバンドMAGMA公認カヴァー曲の「The Last Seven Minutes」を初披露。その動画がyoutubeにアップされると、カヴァーを公認したMAGMAが、公式Facebookで紹介したこともあり、一日で2000以上の再生数を得て話題になる。
翌2019年には、日本のプログレバンドの雄、金属恵比須とのコラボレーションで、90年代プログレを代表するスウェーデンのバンド、ANEKDOTENの「Nucleus」を公認カヴァー。
同年7月25日には2バンドを擁してのセカンドワンマンライヴを渋谷WWWにて行った。
都内を中心にライヴ活動を行なっており、プログレッシヴ・ロックを知っている人も知らない人も楽しめる、と好評を得ている。
SDGsへの意識、上場企業と非上場企業で大きな差
SDGsという言葉が使われるようになって約4年が経過した。2015年9月の国連サミットで採択され、2016年から2030年の15年間で達成するために掲げられたこの目標について、日本中のあらゆる企業がSDGsへの取り組みを本格化してきている。
株式会社ネオマーケティングが、2020年2月21日(金)~2020年2月26日(水)の期間、全国の20歳以上の男女1000人に対し「SDGs」に関する調査を行なった結果を発表している。それによれば、
■SDGsの認知度:全体の約5割は認知
SDGsの用語を聞いたことがある人も含めると、認知率は46.7%と、約5割にとどまった。
■自身が勤める企業でもSDGsについて取り組むべきか:取り組むべきが約7割!
全体では7割以上が自身の企業でもSDGsに取り組むべきだと回答。上場企業に勤めている人の場合80.4%、非上場企業に勤める人の場合62.4%となり、差が付く結果に。
■今後社会全体でSDGsに取り組んでいく上で、どの程度の負担であれば許容できるか
「多少不便さや負担があっても、SDGsに取り組む」「少しくらい不便さや負担があっても、SDGsに取り組む」「不便さ・負担がない程度に、SDGsに取り組む」と回答した人がそれぞれ約25%。SDGsへの取り組みについて前向きな人が多いことが分かった。
上記のようにSDGsに対して、上場企業と非上場企業では大きな意識差があることが判明した。SDGsを達成するうえでは、まだまだ大きな意識改革が必要なようだ。
オンデーズ西日本エリア最大規模・心斎橋店オープン 子ども用メガネのPC用ブルーライトカットレンズ交換にも取り組む
眼鏡・サングラスの製造販売を手がけるOWNDAYS(オンデーズ)が、全世界で340店舗目となる心斎橋店を出店する。売場面積は1階が68平方メートル、2階が61平方メートルと、店舗面積と取扱製品総数は西日本エリアの店舗の中でも最大級。そして、ただ大型新店舗が出店したというだけに話題はとどまらない。
そもそもOWNDAYSは、代表取締役社長・田中修治氏による実話ベースのビジネス小説『破天荒フェニックス オンデーズ再生物語』が話題となり、勝地涼主演でテレビドラマ化(テレビ朝日系)するなど、今注目が集まる企業の一つ。
観測ロケット「ペイターズドリームMOMO 4号機」のスポンサーとなり、メガネをロケットに載せるといったユニークな取組みの他、CSR活動もさかんだ。
眼科検診や眼鏡の購入が経済的に困難な世界の地域の人に眼鏡を提供する社会貢献活動「アイキャンプ(EYE CAMP)」を毎年実施。これまでにもミャンマー、タイ、フィリピンなどで活動を行っている。また、2019年4月からメガネ・サングラス1本毎の売上金額の一部を日本盲導犬協会へ寄付(現物支給)する、盲導犬育成を支援。
今年3月16日には、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、就職内定を取り消された学生を対象に、2020年4月入社枠の臨時採用選考を実施すると発表するなど、常に話題をふりまいてきた。
ブルーライトカットに取り組む
そんな同社による新店舗での、出店記念のユニークな取り組みとして、視力に影響を及ぼすと言われるブルーライトをカットするPCメガネを通常4,980円(税別)のところ半額で提供(オープン記念数量限定)、子ども用メガネのPC用ブルーライトカットレンズ交換を3,000円(税抜)で提供する。
文部科学省の発表によれば、令和元年度の視力1.0未満の小学生・中学生・高校生の割合は、過去最多。最近ではブルーライトを発するスマホおよびインターネットの普及がその原因の一つではないかと見られている。同社によれば、子ども用眼鏡でも、約20%がオプションでブルーライトカットレンズを購入しているといい、その必要性は親たちも感じているようだ。
そんなニーズを汲み取って、子ども用メガネのPC用ブルーライトカットレンズ交換を行うというのは、目の健康とその大切さについて啓発を行う同社らしい、ビジネスだと言えるだろう。
海外限定インハウスブランドを国内で初発売
またファッション方面から話題になっているのは、OWNDAYSの海外限定インハウスブランド「NICHE+(ニッチェ)」を国内で初めて心斎橋店で取り扱うという点だ。「NICHE+(ニッチェ)」はリーズナブルな眼鏡には珍しい、エッジの効いたデザインが特徴。
OWNDAYSのHPに掲載されているそのクールなデザインに、多くのユーザーが渇望していた商品だ(HPから位置情報で販売店がわかるのだが、数千キロも離れたアジアの店舗が表示され、肩を落としたユーザーも少なくない)。そんなレアなブランドが手に入るということで、心斎橋店のオープンは、大きな耳目を集めることは間違いない。
そして在日外国人やインバウンドのお客様の多い地域ということを考慮して、誰でも一律に安心保証を受けられるための多言語スタッフを配置するなど、グローバルな展開をする企業らしい“おもてなし”も。実際に店舗内も、これまでのアイウェアショップにはないような、モダンで洗練された雰囲気となっている。
なにかと話題になりそうなこのお店、2020年3月20日11時にいよいよ始動する。
【情報詳細】
店舗名:OWNDAYS 心斎橋店
オープン日:2020年3月20日(金)
営業時間:11:00-21:00
住所:大阪府中央区心斎橋筋2-7-1
「風か」は八ヶ岳の人気温泉付きホテル 老若男女の予約が殺到するその理由とは
「1000Mのおもてなし 八ヶ岳 ホテル風か(ふうか)」は、現在観光客のみならずホテル業界からも注目が集まる宿泊施設として知られている。八ヶ岳は東京から2時間程度で行けるリゾート地として、多くのホテルやコテージなどがしのぎを削る土地。それだけに同地で注目と人気を集めるには、人を魅了する何かがあるはず、その秘訣「1000M」のおもてなしを体験してきた。
人気なのはおもてなしと、ハイクオリティなのに格安だから
「風か」のユニークなキャッチフレーズは、同ホテルが小淵沢高原・標高992mに位置し、その1000Mまで足りない8メートルを埋めるべく「8つのおもてなし」を掲げたことに由来する。992に8のおもてなしで1000というわけだ。
同ホテルは数年前までは同地でも目立った存在ではなかったが、2018年にリニューアルを行い、数年をかけて人気ホテルに駆け上がった。同業界で注目されているのは、同ホテルのおもてなし力。価格や設備としても超高級リゾートホテルではないにもかかわらず、限られたリソースのなかでの抜群のホスピタリティや、それを支えるスタッフたちが評価されている。また値段もクオリティに対して格安だと評判だ。
そのためリピーターが多く、たとえば泊まった年配客が、後日子供や孫を連れ、さらに後日その子達が…といった客が客を呼ぶ状況にあるという。
実際に泊まってみると「風か」はたしかに満足感が高く、人をともなって再訪したい気持ちがよくわかるのだ。高級ホテルや高級旅館も泊まってみれば、あっという間にチェックアウト、あとは部屋でゴロゴロした記憶しかないという場合も多いだろう。だが、「風か」は部屋以外の細部の体験が、記憶に残る。その理由が8つのおもてなしなのだ。
レアなお酒もたっぷりゆっくり無料で飲める
「風か」の8つのおもてなしは、同ホテル内で提供される8つの無料サービスのこと。まずチェックインしてすぐに気づくのは優しく甘い香り。これはバーカウンターにある焼きマシュマロとクラッカー、そしてハーブティー。カウンターに設置された電熱器でマシュマロをぷっくりと焼き上げ、クラッカーにはさんで食べると、旅疲れが吹き飛ぶ美味しさで、地元のハーブを使ったお茶もほっとできる。
コーヒーなどのドリンクバーもあり、夏になるとマシュマロではなく山梨県の季節のフルーツが提供されるという。他にも、温泉そばの湯上がりどころには、無料のアイスティーやアイスキャンディー、マッサージ機。客室にはホテルには珍しい茶香炉も設置されている。
無料のキッズルームやブックコーナーも設けられており、赤ちゃんを含む子供にも優しい施設となっている。
八ヶ岳といえば星がきれいに見える土地としても有名であり、同ホテルでは2018年のリニューアルの際に新設されたウッドデッキの「星見のテラス」を設置。ロビーから中庭につづくスペースにあり、満点の星空をゆったりと眺めることができる(記事冒頭の写真)。暖かい季節なら、昼間にくつろぐのも良いだろう。
そんな8つのおもてなしの中でも、お酒好きの人にはたまらないのが、夕食時のアルコール含む約50種類のフリードリンク(夕食付きプランでの提供、また時間は1時間半)。
同ホテルぐらいの価格帯としては珍しいほどのクオリティのアルコール・メニューが用意されている。プレミアムモルツ、プレミアムモルツ黒、ジャパンプレミアム甲州(ワイン)などの山梨ワイン、信州限定の本坊酒造によるマルスウイスキーTwinAlps、マルスウイスキー信州、メーカーズマークなど、あれも飲みたい…これも飲みたいと…ついなってしまった。
地元の食材をふんだんに使った美味しいフレンチを味わいながら、これらの銘酒をたっぷりと楽しめる。子どもたちやお酒を飲まない人たちが楽しめるデザート類もそろっているので、大人も子供も実にゆっくりと食事を楽しんでいる印象だ。
「風か」が凄いのは、さらにこれから。ナイトバーも無料で、カクテルを中心として約80種類フリードリンクを好きなだけ注文することができる(21時〜22時半まで)。
バー横にある星見のテラスから満点の星を眺めながら、家族や友人とお酒やドリンクを楽しめる。だから、風かは“夜が長い”のだ。老若男女みんなが、夜遅くまで穏やかに飲みながら談笑している姿は、実に幸せそうで感動的ですらある。
星を見ながら、大切な人たちと酒と会話をゆっくり楽しめる、そんなホテルは実はそうそうないだろう。しかもオールインクルーシブだから、料金を気にする必要もない。多くの宿泊施設では、食事をしたら部屋に戻って、家にいるのと変わらずTVやスマホやPCを見て過ごす、そんなことが当たり前。だが、「風か」にいるお客たちは、旅の時間を本当にじっくりと楽しんでいる。
(余談だが、ホテル取材をしていると、お客が夜することが無いため早寝早起きしてしまい、朝食オープンに並ぶ光景をよく見かける。だが「風か」のお客は夜の時間をしっかりと楽しんでいるから、そういった光景はなく、みんなやや朝が遅い印象だ。)
ちなみに朝食はハーフバイキング形式で、地元の最高にフレッシュな野菜サラダを味わうことができる。ついでに朝の温泉露天風呂につかれば、昨晩のお酒もあっという間に抜けていくだろう。
温泉が畳敷きなのもおもてなしの一つ
「風か」のなかでもユニークなのが、「畳敷き」の温泉大浴場だ。同ホテルには年配者も多いため、転倒防止や仮に転倒してもショックを和らげるため、そうしてあるのだ。また八ヶ岳は夜冷えるので、畳敷きの大浴場だと、足をつけても「つめたいっ」となることがない。
そして部屋の床には杉の木を使っていて、あえてスリッパを置いていない。こちらは逆に、足で木のぬくもり直に感じることができるようになっている。そういった大浴場や床といった、お客の足の裏の感覚にまで配慮する姿勢は凄い。
こういった繊細な配慮や、宿泊体験の良さから、家族でも三世代の家族などが泊まりにくるようになっている。そのため新しい部屋がさらなるリニューアルで新設されたそうだ。
星空を見られるジャグジーのついた、約80㎡のスイートルーム「FUUKAスイート」。定員2から8名の大人数でも泊まることができ、頭数で割れば決して高くない、むしろ安いとすら言える価格設定。もうひとつはプライベートバスがついた、約50㎡の「FUUKAジュニアスイート」。こちらは最大5人で泊まれ、セミダブルサイズのベッドが2台、また畳部分には3人分の布団をしくことができる。価格的にはこちらも同様だ。
「風か」は、1000Mのおもてなしと言っているが、現状では1500Mぐらいでも良いのでは。まだまだおもてなしが伸びそうな同ホテル、これからの標高の上がり具合も楽しみだ。
「全日本まくら投げ大会 in 伊東温泉」が開催 国内外から注目集める新スポーツ、畠山愛理さんも参加
「第8回全日本まくら投げ大会 in 伊東温泉」が、2月22日・23日に静岡県伊東市で開催された。今回で8回目となる大会には、1道2府1都17県から総勢434名が参加(子供の部を含む)。そして今年のチャンピオンには「知多半島教員選抜 with Bouzu」が輝いた。
伊東市が開催する「全日本まくら投げ大会」は「伊東市に若者を誘致したい」という目的で、地元高校生が出したアイデアから始まったもの。昨年5月からは新体操団体元日本代表の畠山愛理さんを起用し、まくら投げのイメージを刷新するコンセプトサイトとWEBムービーを発表。そのスタリッシュなビジュアルは大きな話題を呼び、国内外でもその認知が大きく広がっている。
枕投げ大会のルールはユーモラス
「まくら投げ」のルールはドッジボールにユーモアを加えたようなもの。競技は1チーム8人
からなり、「大将」「リベロ」「アタッカー」「サポーター」の4ポジションにわかれている。「アタッカー」は枕を投げて攻撃、枕のあたった相手は退場となる。「リベロ」は布団を広げて相手の投げる枕から味方を守り、「サポーター」は枕を自陣に回収する。そして「大将」に敵の枕がヒットすると、試合終了となる。
また「先生が来たぞー」とコールすることにより、相手チームの陣地にある枕を10秒間の間、回収することもできる。
試合は1セット2分の3セット制。2セットを先取(大将に枕がヒット)したチームが勝利。そして規定セット内に勝負がつかなかった際は生き残っている選手が多いチームをそのセットの勝者とする。またこれでも勝負がつかなかった場合には、まくらの遠投で勝敗を決定する。(※詳細なルールについては公式HPを参照:https://makuranage-magazine.info/rule2019)
エンターテイメント・スポーツとしても、戦略性の高い競技としても楽しめる仕様となっている。枕は柔らかい材質、ほどほどの球速ということもあり、ドッジボールのように“怖い”“痛い”といったこともない。(以下の写真のように頭に直撃すると、それなりのショックはありそうだが)。
実際に試合を観戦していると、ドッジボールには見られないようなアクロバティックな避け方をする選手もしばしば。畠山愛理さんのビジュアルポスターのような動きをする選手がいるのだ。本人の身体能力の高さや、たまたま相手の枕の速度がゆるいといった理由もあるのだろうが、そんな動きは見ているこちらも楽しい。
まくら投げ大会に畠山愛理さんが登場
「第8回全日本まくら投げ大会」の開会式には、スペシャルゲストでポスターのモデルにもなった畠山愛理さんが登場。始球式ならぬ始枕式(しまくらしき)と、まくら投げ競技体験を行った。はじめはなれないルールに戸惑った畠山さんだが、随所にオリンピックのメダリストらしい卓越した避ける動きを見せ、会場をわかせた。
畠山さんは、「子供の頃に兄弟で楽しんだ思い出があるが、修学旅行には新体操の練習で行くことができず体験できなかった。今日はスポーツとしての枕投げを観られるので、楽しみにしてきました」とコメント。競技体験後には、「まくら投げは笑顔になって楽しめるスポーツだと感じました。他のスポーツにはない素敵な魅力があります」と語った。
そして本大会に合わせ、今年の2月22日からはじまった、オリジナル浴衣がつくれる新サービス「MY YUKATA」(https://my-yukata.jp)にも注目が集まっている。まくら投げのユニフォームでもある浴衣をオリジナルで制作することができるというもので、全252パターンも作れるという(価格14800円、税込み・オプション別途)。
浴衣の柄のデザインにこるだけではなく、競技のために裾を短く仕上げているチームもあった。また名前やチーム名を入れることもできるそうだ。
筆者的には昨年の優勝チームで、フレッシュな年齢の選手から構成される、地元・伊東市から出場したチーム「Gカッパーズ」を応援していたが、今年は優勝ならず。教員免許を持つメンバーで結成された「知多半島教員選抜 with Bouzu」が優勝、それを記念して優勝カップや賞状、賞金10万円が贈られた。
昨年、今年と海外メディアの取材も入るなど、ますます注目を集めている「全日本まくら投げ大会」。来年の開催も楽しみだ。
Panasonicのワイヤレスイヤホンで「耳が痛い」思いをしなくてOK! 耳穴サイズにあわせられる新商品、人間工学使い快適に
Panasonic社の新製品・完全ワイヤレスイヤホン「RZ-S30W」は、これまでイヤホンをすると耳が痛くなってしまうというユーザーにおすすめの商品だ。
イヤホンで耳が痛くなってしまう原因の一つには、イヤホンのサイズや形状が、その人の耳にあっていないというものや、重量による負荷などが挙げられる(他のものとしては音量など)。また無理して合わないイヤホンを使い続けていると、「外耳」へのダメージや、蒸れなどにつながるので注意が必要だ。
そんな不安をかかえず音楽を楽しむために、完全ワイヤレスイヤホン「RZ-S30W」はうってつけだろう。小さくて軽く、また耳の穴のサイズに合わせることができるから。
小さな耳にもフィットするワイヤレスイヤホン
4月中旬に発売される完全ワイヤレスイヤホン「RZ-S30W」は新開発タッチセンサーアンテナにより、安定したBluetooth®接続性と小型化の両立を実現したとうたわれていて、 小さな耳にもフィットしやすいコンパクトなサイズとなっている。
イヤホンを耳の穴のサイズにあったものを使うのは、快適さにとっても音質にとっても重要。ピースが小さすぎたり、耳の穴との間に隙間があったりすると、音漏れしてしまい音のクオリティも下がってしまう。一方大きすぎても耳を圧迫してしまい、快適さが損なわれてしまうのだ。
完全ワイヤレスイヤホン「RZ-S30W」は人間工学に基づいて耳型サンプルの検討を重ね、イヤーピースだけでなくイヤホン全体をアンチトラガスでしっかりとホールドしながら耳孔にフィットするように設計。外耳道を密閉するようポートの角度や長さを検討し、耳に吸い付くような心地よい装着感になっているという。
実際にメディア発表会で見てきたのだが、耳栓サイズのコンパクトなハウジング形状で、たしかに耳の穴が小さい人でも着けやすく外れにくいだろう。重量は片耳4gとワイヤレスイヤホンとしてはかなり軽量。耳に装着してみると、イヤホンをしていることが気にならない重さ。
そして何より嬉しいのは、イヤーピースが4種類付属していることだ。XS/S/M/Lの4種類があり、自分にあったサイズが選べるようになっている。女性は男性よりも耳の穴が小さい人も多いと言われているだけに、こんな付属品は嬉しい限り。
また超小型ながらもタッチセンサーを搭載しているので、再生、一時停止、曲送り、音量調節のほか、電話を受けるなどの操作を快適に行える。
男女問わないデザイン
完全ワイヤレスイヤホン「RZ-S30W」は、本体がコンパクトなうえ、充電ケースまでコンパクト。プラスチック製だが、化粧台や生活なかにも溶け込むようなナチュラルかつシックなデザインとなっている。使用可能時間は、イヤホン単体で7.5時間、充電ケースと併用すると最大30時間まで使用できる(充電はUSB-Cケーブルで行なう)。充電レベルは3段階のLEDで表示されるのでわかりやすい。
本体カラーはホワイト、ブラック、グリーンの3色で、いずれも落ち着いたカラーなだけに、どんなファッションでも合わせやすいし、男女を問わず使うことができるだろう。ちなみにIPX4相当の防滴仕様となっているので、雨などの水濡れへの耐性もあるのは安心だ。
ここまで音質には触れてこなかったが、そちらも全く問題なし。音楽だけでなく動画などの音声も楽しめるような音にチューニングされており、ナチュラルなボーカルとクリアなサウンドが実現されている。
ちなみに「Panasonic Audio Connect」アプリを使うことで、好みの音質にカスタマイズできるイコライザー機能や外音取り込みのオン・オフや、左右のイヤホンの電池残量の確認も可能だ。そして絶対に外せない機能として、イヤホンと最後に接続していた場所を地図アプリ上に表示する「ヘッドホンを探す」機能が使えること。小さくすぐに無くしやすそうなだけに、この機能があるのは安心だ。
「井上臓器」はホルモン新四天王の評判ニューカマー 朝締め極上の豚ホルモンがリーズナブル、口コミで人気に
「井上臓器」というこの衝撃的なネーミング、実はこれ、現在B級グルメシーンでにわかに口コミが増加し、評判となっている店舗の名前だ。
B級グルメがひしめく東京・亀戸。「亀戸ぎょうざ」「ラーメン二郎亀戸店」などの人気店が立ち並び、ここ10年程で全国区になってきたのがホルモン系焼肉店だろう。「亀戸ホルモン」を筆頭に、そこからの流れを組む「ホルモン青木」「初代吉田」など、都内トップクラスのものが食べられる“ホルモンの聖地”だ。
そんなシーンに突如躍り出てきたのが「井上臓器」。他店は牛ホルモンだが、同店は朝締めの豚ホルモンをメインにしているのが大きな特徴だ。
もともとは「炭火焼肉 きっちょう」として営業していたが、2019年10月にこの店名にリニューアルオープン。というのも、埼玉県川口市にある同名のホルモン精肉・卸売「有限会社 井上臓器」に、同店オーナーが出会ってその味に感激。“もっとみんなに知ってもらいたい”という想いで頼みこみ、ホルモンの仕入れと、店名を使うことの許可を得たのだという。
ロースやカルビのような精肉ならば誰でも金さえ払えば入手できるが、ホルモンなどの内臓系の肉は、独自のルートと関係性を持っていないと、良質のものは入手できないと言われている。それだけに井上臓器の味に期待できるのは間違いない。評判のお店に早速行ってみた!
レバーとハツが評判のメニュー
豚のホルモンというと、なんだか匂いがというイメージもあるが、同店のものはオリジナル井上臓器から仕入れてくる朝締めのものだけに、口コミをみても匂いがないことで大きな評価を受けている。むしろホルモン好きから言わせれば、爽やかな香気がするというほどだ。
同店イチオシのメニューがレバーとハツだ。フレッシュでくさみの無いのだが、一方で味はとっても濃厚。独特のコクはそのままに、こんな旨味の凝縮したレバーはそうそう食べられるものではないだろう。
ハツ(心臓)もすごい。写真を見ていただければわかるのだが、まったく肉がダレていない。そんな新鮮なものだけに、最高にコリコリとした味わいと、ほのかなで上品な甘味を楽しむことができる。
そして指摘しておきたいのは、埼玉県のオリジナル井上臓器のものが上質なだけではなく、亀戸のこの店での下処理が巧みなことだ。内臓肉の特質をしったうえで血抜き等を丁寧に行っているからこそ、この味が出せるのだ。
こんな極上ホルモンを楽しむうえで、ぜひとも頼んでいただきたいのが、「薬味3点盛り」(100円)。「むげん辛ニラ」「幻の味噌」「特製ネギ塩」がセットになっていて、どれも肉をより美味しく感じさせてくれる逸品だと評判だ。(店員さんによれば、むげん辛ニラだけで酒を飲む人もいるほどで、これだけでも美味しい)。
低温調理のホルモン刺しがめちゃくちゃ美味い
筆者としておすすめなのはホルモン刺しだ。3点盛りはタン、ハラミ、ハツで税抜999円。5点盛りはタン、ハラミ、ハツ、ガツポン、コブクロ刺しで、税抜1800円とこちらもリーズナブル。“刺し”といってもちゃんと低温調理をしており、フレッシュな味わいをギリギリまで残した、安心で美味しい仕上がりとなっている。
タンやハラミは、マットでシルクのような舌触りと、甘い脂肪と肉の味わいを楽しむことができる。コブクロはさわやかな香りと、シコシコとした味わいがとても楽しい。
そんな“生”系メニューが好きな方には、豚のレバーを低温調理した「下町のフォアグラ」がおすすめだ。一見レバーパテのようだが、これはシンプルにレバーを調理しただけのもの。だが、朝締めのものを使っているので、レバーなのにまるで乳製品のような極上の味なのだ。
よそにはあまり無いメニューが「ホルモンの唐揚げ」。タンした、てっぽう、シビレを使っており、部位ごとにことなった食感と甘味を楽しめる。ビールがどんどん進む美味しさだ。
これだけのバラエティにとんだ美味しい豚ホルモンが食べられるのだから、たしかに評判となるのは当然だろう。おまけにほとんどのメニューが390円というリーズナブルさももの凄い。
亀戸のホルモンシーンにおいて、新四天王の一角となるこのお店、ぜひともチェックを! 口コミで評判になっているが、今ならまだお店にも入りやすいはずだ。
追記 東京・八重洲に新店舗も評判に!
亀戸・井上臓器の2号店となる八重洲店がオープンしたので行ってみた! 亀戸店との違いは、こちらは自分で焼くというよりも、串で焼いたものをカジュアルに食べられる。
当然ながら、埼玉・井上臓器のホルモンを使っており、店の職人が丁寧に、最高に美味しいポイントを見切って焼き上げたものが出される。ホルモンは難しい焼き加減難しいだけに、これは嬉しい。
自分で焼くのとはまた違った、美味いホルモンを味わえる八重洲店。東京駅から歩いていける距離にある。
井上臓器 亀戸店
住所/東京都江東区亀戸5-13-7
営業時間/月~金、祝前日17:00~23:30(LO23:00)、土祝日16:00~23:30(LO23:00)
定休日/日曜日
公式ページ/ https://akr9994176483.owst.jp/
やきとん酒場 井上臓器(八重洲)
住所/東京都中央区日本橋3−2−3 第一山本ビル3F・4F
定休日/日曜日
公式ページ/ https://inouezoki-yaesu.owst.jp/
ウィズペットは最愛のペットと一緒に入れるお墓 “家族”とともに眠れると人気
「ウィズペット」は飼い主とペットが一緒に入ることができる墓。仏事関連総合サービス「メモリアルアートの大野屋」(東京都新宿区)が2003年に販売するやいなや大きな反響を呼んでいる。
少子高齢化や未婚者の増加といった状況から、15歳未満の子供の人口よりも犬や猫の飼育数の方が上回っている。そんな中、ペットは子供の代わりなど、家族の一員として扱われるようになってきた。そのため屋内で大事に飼われ、医療ケアも行われることから長寿化。人生をともに過ごす時間が長くなったことで、ペットはただの動物ではなく家族へと変わっていった。
そしてペットや自分が死んだ後も一緒にいたい、そんな声が増えてきたことから「ウィズペット」が生まれたという。
なぜペットと一緒に墓に入れないのか
そもそもペットと人は同じ墓に入ることはできないのだろうか。ペットの死骸や遺骨は廃棄物処理法上「一般ごみ」に該当するため、人間とは異なって埋葬許可は不要。だが勝手にして良いかというと、慣習的にはNGだ。
仏教用語に動物を「畜生」という言葉があるように(仏教の思想での六道での畜生道など)、仏教において、動物は人間に劣るものだと考えられてきたと言えるだろう。そんな文化・歴史的背景もあり、多くの寺社においては、人間と同じ墓に入れて供養することはできなかった。(一部の宗派や、住職がペット好きなどの場合には例外もあるという)
そのため、自宅の庭や野山、ペット専用霊園などに埋葬・供養する人が多かった。だが、専用の霊園とはいえ人間とは別となってしまうため、あくまで「一緒に眠れる場所」が求められるようになったのだ。
死後、人間ならまだ縁者に墓参りに来てもらうこともできるだろうが、ペットとなれば、あっという間に無縁墓になってしまうことは想像にかたくない。そのため、ペットと一緒の墓に入りたいという気持ちはよくわかる。
大野屋のウィズペットは2003年に東京都町田市の「町田いずみ浄苑」で始まったが、現在は計10カ所の霊園まで拡大し、今後も順次拡大していくという。すでに半数以上が売れており、中には完売する霊園もあるほどだ。
また、墓石の価格は通常のお墓と変わらないコスト感や、自治体の許認可を受けた人の霊園の中に設けられている安心感が、その人気を支えている部分もあるだろう。そしてペットの遺骨だけ先に埋葬することもでき、すでにある墓からの改葬も可能だという。
弔うことでペットロスを軽減
2月12日に都内で開かれた「ウィズペット」説明会には、『老犬との幸せな暮らし方』等の著書がある、獣医師の石井万寿美氏が登壇。石井医師によれば、ペットロスを癒やすには、喪の儀式が効果があるとコメント(喪の儀式とは、お通夜、葬式、初七日といった葬祭にまつわる行為を言う)。石井医師が看取ったペットと、その家族の供養の様子などが示された。
また説明会では、遺骨や毛を収納できるペンダントやブレスレット、「Soul Jewelry」などの商品「ソウルシリーズ」も。故人を偲ぶために生まれた商品だが、ペットの飼い主にも人気だというこういった商品展開は、ペットがいかに大事な家族になったのかを示すものでもあるし、一方でこういったもので自分を癒そうとする、ペットを亡くした人たちの気持ちの現われでもあるだろう。
愛するものを喪失するという辛い体験の中で、ウィズペットのようなお墓いつか再び一緒にいられるようになる、そんな想いをいだければ、たしかに飼い主にとってはいくばくかの癒やしと救いになりそうだ。