火曜日, 7月 1, 2025

マンスリーアーカイブ 9月, 2014

もこみちオリーブオイルと決別してた 魔技「追いオイル」も完全封印の苦悩

日本テレビ系、朝のニュース番組「ZIP!」内の企画「MOCO’S キッチン」は相変わらず、朝からガッツリした、速水もこみちの笑顔と料理で好評を博している。同企画をそもそも有名にしたのはオリーブオイル。“もこみちがとにかくオリーブオイルを使いまくる”というのがネタとなり、知名度をあげていった。だが、最近ではあんまりオリーブオイルを使っていないのをご存知だろうか? 伝説の「追いオリーブオイル」とは もこみちのオリーブオイルと言えば、どんな料理だろうと、さらに油をぶっかける「追いオリーブオイル」と言われる技。2012年2月3日回「もこみち流 大豆のコロッケ」では、揚げ物であるにもかかわらず、仕上げにオリーブオイルをぶっかけるという荒業中の荒業に、インターネット上も祭り状態になっていた。 そんなあまりの油の使用量に、実際に作って食べていた視聴者からはお肌がつるつるになった、お通じがよくなった、健康的な身体になったという反響もあったようだが。 魔技「追いオリーブオイル」を封印… しかし現在、番組の人気の秘訣だったオリーブオイルはかなり控え目な使用料となっているのだ。たとえば2014年8月期のメニューを調べてみても、8月25日、8月20日、8月19日、8月13日、8月12日、8月11日、8月7日、8月5日放送回とわずか8回だ。イタリアンなどの洋風メニューが多いので、オリーブオイルを使うのはこれでも少ないと言えなくもない。 また特筆すべきはその使用料だ。8月25日の「もこみち流 イタリア風イカのトマト煮」でのオリーブオイルの使用料はわずか大さじ1/2…ほかをみてもせいぜい大さじ3などであり、オリーブオイル王子と言われて時代に比べれば見る影もない。なぜ、もこみちはオリーブオイルを“封印”したのか。 オリーブオイル使用料にクレームも? 「十分に話題になったので、これ以上ネタとしてひっぱる必要はないという制作サイドの判断があったと言われています。やはり食を粗末にしているというようなクレームや、それをふまえた上からプレッシャーがあったとも言われています」(テレビ制作会社スタッフ) また日本のオリーブオイル関係団体も不快感を示していたという話もあり、各方面から「追いオリーブオイル」が目をつけられていたのも間違いないようだ。 オイル使用量に苦悩したもこみち 「本人もオリーブオイルの大量消費には悩んでいたそうです。実際は台本の通りにやっているわけですからね…。とはいえ、MOCO’Sキッチンから料理に関心をもって、ちゃんと料理をするようになった若い女性も多いと言いますから、あの番組の功績はそれなりにある」(フードライター) 自らの“技”に悩んでいた速水もこみちを想像すると、それ自体グッとくる話。現在は追いオリーブオイルを封印したせいか、清々したような顔でいつも料理しているもこ様、これからも毎朝全国の主婦を楽しませてあげてくださいね! 参照/MOCO’Sキッチン公式HP 文/関本尚子

カレーパンを頼むとパンにカレーがのってくる店…! カレーはパンにかけるのが美味かった!!!

外側は香ばしく、中にはスパイシーでもったりのカレールウ、それがみんなの好物カレーパンだ。だが、逆にしたらどうだろうか。中にいれるのではない、ふつうのカレーのようにルウをかける、ただしパンに…それを出している店が…実在する! 東京の山手線目白駅から徒歩2分ほどのところにある老舗コーヒー店「伴茶夢」。誰かと共に夢を語らってほしい、そんな思いから名付けられたこの店では「カレー」と注文すると「通常の、ドライ、パスタ、パンがございます」などと言われることもあるという。 そうなのだ、ここにはカレーパンならぬ「パンカレー」というメニューが存在し、カレーパンマニアの間でも物議をかもす代物なのだ。でも、とにかく美味いのだけは間違いない。 今回注文したのは「ハンバーグパンカレー」のセットで値段940円。通常のパンカレーなら単品590円、セットで770円だ。セットにはサラダと専門店ならではの美味しいコーヒーがついてくる。 でてきたカレーパンならぬパンカレーは香ばしいトーストを一口大にカットしたものに、スパイスのしっかりきいたルーがたっぷりとかかっているというもの。食べてみるとこれがいい! もう見たまんま想像したまんまの味なのだが、いや、超あり! 超うまいのだ!! ふつうのカレーライスよりも軽食感があるし、カレーパンよりも汁っけがあるので満足感がたっぷり。 家でカレーを作った時にごはんがなくなって、あまりをカレーうどんにしたりなんてことはよくあると思うのだが、その時、パンがあればぜひともカレーをかけて食べてほしい。本当に、まんますぎる味なのだがうまい。コンビニでもパンカレーが売ってたらいいのに! カレーもコーヒーも美味しい伴茶夢に行くのもいいし、ぜひともちょうど昨日作ったカレーが余っている方は、今晩パンカレーでいかがでしょうか。 文/関本尚子

コンビニコーヒー原価50円、缶コーヒー原価5円 問われる「缶」の存在意義

コンビニ各社が参入し、もはやコンビニの香りともなってしまうほど普及したコンビニコーヒー。店員さんにお代をはらって容器をもらって、自分でいれるあれだ。しかし、コンビニコーヒーが流行してから売上が下がっているのが缶コーヒーだと言われている。 「現在のコンビニコーヒーは、レギュラーサイズで原価が50円と言われており、ありえないクオリティの高さとなっています。一方、缶コーヒーは原価が5円、高くても10円程度です。比べるのも変かもしれませんが」(グルメライター) とはいえ、コンビニコーヒーは自分で入れる手間もあるし、缶コーヒーはその携帯性や保存性があるので、たしかに原価だけを比較してもしょうがない。 真冬に買って手をあたためるために、カイロがわりにする缶コーヒーもおつなもの。缶コーヒーの“情緒”も見逃してはならないだろう。 とはいえコンビニコーヒーも「街中のコーヒーチェーンよりいい豆を使え」と上から言われて、現場が悩んだすえになんかと商品化までこぎつけたり、コーヒーマシーンの開発も現場が不眠不休でおこなったなどの“ホット”な物語も存在する。 お得感だけだと見逃してしまうそんな“深い味わい”が存在するわけだが、とはいえ原価が5倍〜10倍と聞くとついついコンビニコーヒーを頼んでしまうのが人情かも知れないが。 文/鷹村優

「彼女」の維持費は年間50万円超える…1番金食い虫の趣味は「恋人」だった…!

男性が負担するデート費用は1回8379円 暑さも一段落、秋風のすずしさにちょっと人恋しいなと思う人もいるだろう。そんなうつろな気持ちを満たしてくれるのは恋人の存在なのだが、男性の諸君にはちょっと待っていただきたい。実は「彼女」の維持費は年間50万円以上はかかることが判明した! リクルートグループが運営する「ブライダル総研」が今年7月23日に発表したデータがそんな“維持費”を示唆している。 同チームが首都圏・東海・関西の20代〜40代の恋人がいる男女に調査したところによれば「男性が支払う1回のデート費用」の平均は8379円(ちなみに女性は3323円!)だ。 デート代だけで年間43万円の驚異! そしてデートの頻度は週に1〜2日がもっとも多く38.8%(月に2〜3日は25.8%、月に1日は15.8%)。なのでざっくり考えて、週に1日デートをするとして、年間約52回、それに毎回8379円かかるとすれば、合計は43万5708円だ。毎月としてみても3万3000円ほどかかっている。 デート費用だけで年間43万円もかかるのだ、そんな趣味ってなかなかないぞ。 男性にのしかかるクリスマスや宿泊費! だがデート以外にも特別支出はある…クリスマスや誕生日などのイベントごとだ。2012年にマクロミルが調査したところによれば、クリスマスでの飲食およびプレゼントの平均予算は男性2万6432円(女性は19500円)。 またお互い一人暮らしではないなどして、二人っきりの一日を過ごしたい場合には別途宿泊費もかかる。そういった諸費用を足していけば、年間50万円は軽くかかるのだ。 彼氏には年間20万ぐらいしかかからない! ちなみに女性から考えた場合には「彼氏」の年間維持費、デート代が17万2000円、クリスマスが1万9000なので、25万円以下ですむだろう。それならば趣味としてはぼちぼちだ。 …と筆者は女なのだが、我ながらけっこうかかるなと。とはいえ50万円に見合う癒やしとか料理つくったりとか、けっこう貢献しているわけで、安いもんじゃないですか、どう考えても! ちなみに筆者は身の上をわきまえた30半ばの独身女なので、なるべく割り勘にしているし、そんなに金はかからないはず。なので原稿を書いておいてなんなのだが、女性に金がかかるからと絶望せずに、ぜひとも果敢に挑んでほしい! 参考/ブライダル総研 文/高野景子

すき家のマグロ丼はマグロの中のマグロすぎる! みのもんたばりの人生のコクを感じる色と味

牛丼チェーン店のすき家が、8月27日よりマグロの刺し身のどんぶり、「鉄火丼」を投入したことが話題となっている。新製品を出すたびにインターネット上で大きな話題になってきた、この新メニューを食べてみたのだが、やっぱりすき家はすごかった! 同チェーンのHPによれば「こだわり抜いた2種類の醤油と米酢をブレンドした特製ダレが染みたご飯に、まぐろをたっぷりのせました。食欲がなくなりがちな時期にもさっぱりとお召し上がりいただける商品です」とある。 ジャケ写サギなんて言葉があるように、メニュー写真と実物が違うなんていうのはよくある話。では、すき家の鉄火丼はどうかというと、おお、写真よりもマグロが乗っている! ファーストフードには実際は写真より少ないなんてことが多いので、これは嬉しい〜。 さらによく見てみると、マグロの色がいたずらに若さを感じる赤ではなく、円熟味を感じる褐色がかった赤色なのだ。同じキャスターでも嵐の櫻井翔くんというよりは、みのもんたさんような酸いも甘いもありそうな色合い! たしかに食べてみるとまさに酸いも甘いもで、マグロながら人生のコクを感じます。新鮮や熟成といった表現では語れない、なんというか、すごいマグロなのだ! しかも独特のねっちりとでもいう歯ごたえも、やっぱりすごい! 威勢のいいムダに張りのあるマグロではなく…なんというか、恋愛において受け身がちの男性女性を「マグロ」と称するが、そんな感じ! いわばマグロの中のマグロなのだ。かみしめてもウンともスンとも言わないこれは、新感覚。魚なのに魚じゃないような、独特な感触はすごい! すき家を経営するゼンショーの小川賢太郎会長は、業界では「牛丼界の範馬勇次郎」と呼ばれるほど、鍛え上げた心と身体で知られる人物だ。そんな会長が自ら屠ったようなこのマグロ、すごい! こうやって原稿を書いていてもまた食べたくなる。ちなみに隣で食べていた友人にも一口食べさせると、「俺が今まで食べたマグロ丼ってなんだったんだ…、ぜんぜん違う」と言っていたぞ。 こんな未知の体験をさせてくれるマグロ丼、食べなきゃ損ソン! ステマではありませんよ〜。 文/高野景子

人気ラーメン評論家が死去 生前の言葉が泣ける 「僕の病気とラーメンは関係ない」「死んだ後に必ず伝えて欲しい」

新横浜ラーメン博物館の元広報担当で、ラーメンをはじめとするフードジャーナリストとして活躍した北島秀一さんが9月1日亡くなった。51歳だった。死因は胆管癌だったという。 人気ラーメン評論家の大崎裕史氏がTwitterでその死を伝え、悲しみの声があちこちであがっている。 北島さんは1997年に、テレビ東京『TVチャンピオン 第4回ラーメン王選手権」の決勝戦で、石神秀幸氏とデッドヒートをくりひろげた末、準優勝。週刊誌などにラーメン評論を掲載し、90年代〜00年代ラーメンブームに大きな貢献をしている。 また97年より開始したラーメンの食べあるきサイト「電脳麺記」は、インターネットを使ったラーメンおよびグルメサイトの先駆け的な存在でもあった。 フードジャーナリストの山路力也氏のツイートによれば( @ymjrky )「入院直前、北島さんに託された事。『これで僕が死んだら、北島はラーメンのせいで死んだと言われてしまうだろうけれど、僕の病気とラーメンはまったく関係無いということを、僕が死んだ後に必ず伝えて欲しい。』」とのこと。 ラーメン評論家やラーメン店の店主が亡くなった際には、どうしても死はその職業と合わせて語られやすい。要は「食べ過ぎで亡くなった」という言説が流布しやすいのだ。だが、それでは自分の愛した食べ物に迷惑がかかってしまう、それをおそれて北島さんはこのような言葉を、山路氏に託したのだろう。ラーメンへの愛情はかぎりなく大きい。 北島氏が亡くなる直前の様子は、山路氏のブログに詳しく描かれている。謹んでご冥福をお祈りしたい。 追記・日本ラーメン協会さまのHPに北島さんのお別れ会についての情報が記載されています(リンク)。 文/鷹村優

「アストロ球団」はこんなに凄い漫画だった! 殺人、廃人続出…なのに感動あり笑いあり!!!

1970年代に漫画『アストロ球団』で一世を風靡した漫画家の中島徳博さんが今月8月28日、大腸がんのため、64歳で亡くなった。遠崎史朗氏原作、中島さんが作画をつとめた同作品は野球漫画とは思えないダイナミックかつ奇想天外な内容で、当時の少年青年たちを熱狂させていた。 作品の内容は、ボール型のアザを持つ1954年(昭和29年)9月9日生まれの9人の超人が、打倒アメリカ大リーグの目標のもと「一試合完全燃焼」の信念で野球を戦う物語だ。時にメンバーが重傷を負い、死亡するという過激な内容はウケにウケた。 魔球や魔打法が多数存在し、衝撃的な技は今読んでも新鮮だ。たとえば、 殺人X打法…カミソリの竜こと高雄球六が会得している技で、百発百中のピッチャー返し。頭部を狙うことによって投手を打殺する。「殺人野球」をプレイするブラック球団の先鋒として恐れられた技である。 ビーンボール魔球…元特攻隊の生き残り、氏家慎次郎が死んだ仲間を弔うために会得した殺人魔球だ。特に主人公の球一との対決で見せたのは、人生で一度しか使えないものだった。スローボールなのだが、打つと球皮が剥がれて打者を襲う。だが投げた氏家は、投球直後に老化して廃人になってしまう。 殺人L字ボール…ブラック球団の無七志(む なし)が使用する殺人魔球。これも打ちごろのスローボールだが打った途端に打者の腕をかけのぼり、顔面ないし頭部を襲うというもの。アストロ球団の上野球二(初代)がこれが原因となり絶命。 人間ナイアガラ…アストロ球団選手・球三郎(一度死んだショックにより目が見えないという設定。ちなみに臨死などではなく完全に死んでから蘇った)がヒットを打って走塁する際に、ビクトリー球団の内野・外野手7人がハイジャンプして、まるで滝のように降ってくる(もちろん走塁妨害&殺害目的)というもの。 こんな技に、当時の少年達は夢中にもなったのだ。実際に真似をしようとして大怪我をした子どもたちも大勢いたという。 だが、これをとんでも漫画と一笑にふすのは早計だ。亡くなった中島先生は同作を、死に物狂いで戦う登場選手たちと“同化”して描き続けた。「アストロ球団」は全20巻の大作だが、その途中で先生は、心因性の奇病におそわれ、頭にコブが生じたり、手がグローブのように腫れあがってしまい休作したほど。アストロ選手たちと同じようなダメージを、みずからの身体に投影してしまったのかもしれない。凄まじすぎるエピソードだ。 登場人物たちの魔技の数々も、そこだけを抜き出せばネタのように見えてしまうが、作品の流れで読んでいく際にはどれも作品を盛り上げるエキサイティングな技にしか映らない(笑いはするが)。それは中島先生が、登場人物になりきって血反吐をはいて描いたことにより、圧倒的な作品の勢いを作ったからだ。 細かい理屈はそこにはない、だが、登場人物たちのどこまでも熱い闘いには、今読めば笑ってしまうところも多々あるにせよ、読破後には圧倒的な感動が待っている!  筆者が好きなセリフは「球三郎〜っ 死ぬんじゃねえぞ〜っ おまえのからだをかけめぐっているアストロの血をとめるんじゃねえぞ〜っ 足の一本 腕の一本 ヘシ折られても息のあるうちははいずっても帰ってこいよ〜」。いまも我々、元読者にも「アストロの血」がかけめぐっていたことを思い出し、身体が熱くなった次第。中島先生に合掌を。 文/原田大

「孤独のグルメ」久住昌之の新作が美味そうすぎる!!! 新連載「荒野のグルメ」は「ほろ酔いテロ」!!!

ドラマがすでにシーズン4まで放映されるなどの人気作品「孤独のグルメ」。原作・久住昌之、漫画・谷口ジローだ。久住氏は他にも「花のズボラ飯」など昨今のグルメ漫画でヒットを飛ばしているのだが、そんな氏による最新作が、これまた読むと思わず“ゴクリ”とノドのなる出来栄えなのだ。 現在「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社)で集中連載しているのが「荒野のグルメ」。原作は久住昌之氏がつとめ、そして作画には土山しげる氏だ! 土山作といえば食話バトル漫画「極道めし」や、大食いファイト漫画「食いしん坊!」など、オルタナティブグルメ漫画とも称される、通常の「美味い/まずい」を超えたエンタメ作品として知られている(現在「実話BUNKAタブー」誌に連載している「噴飯男」(ふんぱんまん)という漫画も凄いのでオススメ。映画『ダークナイト』×笑い×グルメみたいな衝撃作品) 久住×土山の新作「荒野のグルメ」は中年サラリーマンが、都会という荒野のなかにオアシスならぬ美味い店を探すというもの。都会の中に馬にのったカウボーイのイメージシーンがでるなど(見開きに突如サボテンや馬のケツなどが出てくる)、「孤独のグルメ」とは違った、妙なおかしみのある作品となっている。 そして、やっぱりどれもこれも、食べ物が本当に美味しそうなのだ! 第一回では“あえてタタキじゃな”かつおの刺し身に、大葉、ミョウガ、ニンニクの醤油漬けを載せたものが登場。主人公が「ごはん!」と考えて、そのかつおでごはんを食べたら「間違いなく猛烈にうめえ!!」などというシーンなどは、見ているこっちも今すぐ“こっちもカツオ刺しとごはん下さい!”と言いたくなる。 また第二回では国技館で相撲のときに食べられる焼き鳥が美味いという話など、さすが久住昌之な選びの妙のある内容となっている。また土山による淡いギャグも効いている。 実は「荒野のグルメ」コンビは今年に「野武士のグルメ」(幻冬舎)を発売してヒットを飛ばしてたばかり。そちらでは定年退職した主人公で、こちらも“絶品”の作品だが、20代から30代ぐらいの世代の人には、この「荒野のグルメ」の方が響くかもしれない。 なんにせよ、読むと早く仕事を切り上げて、一杯飲みに行きたくなる作品なので、注意して読んで頂きたい! 「孤独のグルメ」ドラマ版は「夜食テロ」と言われているが、この「荒野のグルメ」は早退性飲酒熱にかかってしまう「ほろ酔いテロ」作品。サラリーマンは読む時間に気をつけて! 漫画ゴラク公式サイト→リンク 文/関本尚子

東京1番人気のつけ麺店の提供スピードは53秒…茹でおきだから嬉しくない? いや究極のサービスか?

60秒待たずにつけ麺が食べられる ラーメンやつけ麺をお店で食べる時、頼んでから出てくるまでの時間は大体6分〜10分程度。しかし、東京にある行列人気つけ麺店では、なんと60秒を切る速度でメニューが提供されるという! 爆速でうまいつけ麺が出てくるというのだが、…行ってみたらガチで早かった!!! 某ファーストフードもやぶれなかった60秒の壁 そもそも60秒というのは、某ファーストフード店が60秒提供サービスというのを行うも、メニューがぐちゅぐちゃになったり、現場の負担が大きかったことなどを理由に、はやばやと終了しているのを思い起こしていほしい。その店は、都内の飲食店においてトップスピードをほこるというのだ! 兄弟店は東京で一番メニュー提供が遅い店 爆速&爆うまつけ麺の店は、東京目白にある老舗「丸長 目白店」だ。ちなみに、兄弟店はなんと、以前に紹介した記事「東京で一番メニュー提供が遅い店」に登場する、丸長荻窪店! 兄弟で最速&最遅をきわめているのだ、もちろん味も! ちなみにつけ麺元祖といわれる東池袋大勝軒をも生んだ、丸長グループ(正式名称はのれん会)の歴史は長い。荻窪店は昭和22年(1947年)、目白店は昭和29年(1954年)創業である。なんとなく、老舗なだけにメニューの提供スピードは遅そうな印象を持ってしまうが。 公式オープン時間よりも早くオープンしてる、 どこまで最速なんだ… 最速の丸長目白店にオープン時間の午前11時に行ってみると、もうお客さんが店のなかで麺をすすっている…。メニューの提供時間だけではなく、オープン時間まで、ちょっと早いということか。 しかし、見ているとお客さんの回転もとにかく早い。筆者の前に10人ほどいたのだが10分たたないうちに店に吸いこまれて行ってしまった。店内には威勢のいいおねえさんが「どうぞ〜」と案内してくれ、席に座ったところで、ストップウォッチをスタート。 マジで東京最速でした!!!! 「ご注文どうぞ〜」と言われたのでチャーシュー野菜つけそば大盛りを注文。厨房の内部では忙しそうに前のお客さんのメニューを作っており、どう考えても数分はかかりそう。やっぱり伝説か…と思いきや、オヤジさんが麺を皿にのせているのはどうやら筆者の分! おまけに奥様らしき人がスープを注いでいる! そしてカウンターに麺とつけ汁が置かれた時にストップウォッチをみると、53秒93という…驚異の提供スピードだったのだ!!! 本当にびっくり。 しかし、この提供スピードじゃ、あんまり美味しくないのでは…と思ったら麺はもっちもちでいい茹で具合だし、スープも酸味とほの甘さのある醤油味で美味しいのだ。こってりした濃い味にあきあきの人には特におすすめ。 ラーメンブロガーによれば「厳密に言えば麺はゆで置きなのでしょうが、店の方が回転スピードをよく読んでいるので、ちゃんといい状態の麺が出てくるんですよ。スピードも味のうちなんて言葉がありますから、あの早さも目白丸長の美味しさの一つなのかも知れません」とのこと。 実際週末には30分待ちぐらいになることもあるというから、そんな時、席についてすぐにメニューが出てくるのは、嬉しいだろう。とにかく、立ち食いそばよりも、ファーストフードよりも早いこれだけでも、食べる価値はあるはずだ(たぶん)! 文/原田大
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