児童虐待が世界的に増加するなかで、子供たちの逆襲がはじまったのだろうか? 昨年春、韓国ではポータルサイトnaverの「マザー・ファーザー・アンチカフェ」が話題になった。
このサイト内では、若者たちが自分の親をバカにしたりこき下ろしたりすることで、ストレス解消を行うというもの。中に書き込まれている文章は、どれも我々子供を持つ親からすると衝撃的なものばかりだ。携帯電話を買ってくれない母親をあげつらい、性的な悪口や「早く地獄におちろ。そうしたら保険金は貰ってやる」といった言葉が並んでおり、マスコミがこのサイトの存在を報道すると、韓国内では震撼がはしったという。
親を大切にする儒教的な感覚がいまでも強い韓国では、子供を持つ大人たちに衝撃を与えた。サイト自体は昨年5月に閉鎖されたが、いまでも親のアンチサイトが残っているという。また日本国内の掲示板サイトなどでも同様の内容を扱うものがある。
親と子供の関係性は永遠のテーマだけに、気になるところだ。
文/編集部