2012年に日本人初のミス・インターナショナルに選ばれた吉松育美(26)が、大手芸能事務所ケイダッシュの幹部で、関連会社パールダッシュ社長の谷口元一氏を12月11日、威力業務妨害で警視庁に刑事告訴、あわせて東京地裁に民事提訴した。12月18日発倍の週刊文春のスクープ記事、その反響は大きい。だがこの事件、今なぜこのタイミングなのかということが話題になっている。
「この事件をメディアに後押ししているのは、今回告発された谷口氏のライバルと言われる男ではないかとも言われています。この男は芸能界ではいま一番勢いがある。事務所が違うにも関わらずテレビ局へのAKBやジャニーズのブッキングもしており、次世代の“ドン”とも目される大物です」(週刊誌記者)
実は、告発された谷口氏とこの男は芸能界でもかなり近いところにいるという。そんな関係性ゆえの政争なのか。
「とはいえその大物が直で動いたということはなく、マスコミがむしろそちら側についたということなのではないかと。谷口氏は、今回の騒動の原因でもある川田亜子アナの自殺からケチがつきはじめ、かたや今やAKBとジャニーズ利権にからめる人物。ライバルと言われる男性へのバッシングにくわわって、大物に媚を売っておきたいというマスコミもあるでしょうね」(スポーツ紙記者)
多くの芸能事件は、なぜそのタイミングなのかというのが常につきまとう。今回もただ女性が告発したからというだけではなく、誰がこの女性のバックについているのかということが問題なのだ。この大物以外にも様々な噂がとびかっているという。
「芸能界のさらに上にいるような人たちが動いているという話もある。ただ、今回のこの騒動で谷口氏が芸能界で動きづらくなったのだけは確か」(同前)
年末の慌ただしい流れの中で、今回のスクープにより芸能界のパワーバランスに大きな影響が出ているという。事件の展開を見守りたい。
文/原田大