9月30日付でジャニーズ事務所を契約解除となったKAT-TUN元メンバーの田中聖(26)。事務所発表によれば「度重なるルール違反」が原因だが、具体的な説明はなく、様々な憶測を呼んでいる。田中メンバーが関東連合事件の起きた“海老蔵ビル”でのバー経営や、実話誌に流出した自撮りの性器写真のせいではないかというのが、だいたいのマスコミの予測だ。
しかし、田中メンバーのルール違反はこれまでにも多数あり、一体なぜこのタイミングだったのかを説明できるものではない。本当の理由について、ある芸能関係者は次のように語る。
「聖くんの身体にタトゥーが多数入っていることは有名ですが、最近は彫師のまねごとまでもするようになっていたんですよ。友人に『彫ってあげようか』と言うようなこともあったそうです。何事も熱く、凝り性な彼らしい話だと思うんですが、仮に誰かに刺青を彫れば、医師法違反に問われる可能性もあります。青少年へ影響ある行為、未成年飲酒や喫煙に厳しいジャニーズですから、彫師行為だけは認められないでしょう」
また彫師の世界はきわめて暴力団に近いものであり、暴力団排除条例が施行された今では、そういった危険をはらんでいる。
「ヤクザという身分を隠して、田中くんに近づいてくる人もいる。彼がタトゥーにのめり込んでから、だいぶグレーな友人も増えたといいます。彼の友人スジには、田中くんも知らないと思うのですが、元々ある暴力団に所属していた半グレと噂される人物もいたとか。警察関係者もマークしていると噂された人物だったとか」(週刊誌記者)
たしかにこういった事があったとすれば、事務所が電撃的な契約解除にいたったのもわからないではない。また他にもかなりヤバい噂が流れているという。
「田中くんの名前を語っただけだと信じたいのですが、ある若手タレントが『聖くんからすごくいいものをもらった、お前らももらうといい』と言って知人のモデルたちに吹聴していた。この『いいもの』がヤバいものであったり、もし本当に彼が関係していたりすれば、とんでもないスキャンダルになる。『いいもの』がCDや服などであれば問題ないですが」(同前)
やんちゃをしていた田中聖の名前を騙って、「彼も大丈夫だと言っている」などと言ってヤバい行為へ誘っていたアウトローたちもいるというから、こういった周囲の不埒な連中が、彼をクビにまで追い込んだと言うこともできるだろう。本紙としては彼が違法行為をしていたとは信じていないが、そういった噂が出てしまえばジャニーズとしても看過はできない。
ラップも俳優としてのスキルも高かった彼だけに、今後も活躍を観たいところだが。
(文/根本摂)