6年連続で「全国住みたい街ランキング」で1位に輝いた、東京武蔵野市の街、吉祥寺。商業施設の充実、公園や自然環境がいいことなども理由となった。ワイドショーなどでも「人が住みやすいおしゃれな街」として紹介される吉祥寺だが、地元の不動産屋からすればちゃんちゃらおかしいというのだ。
筆者は三鷹市育ちで最寄り駅は吉祥寺なので、この不動産屋の言うことは、正直首肯しかねるが…。
「正直僕なら絶対に住みたくないですね。吉祥寺に住みたいと行ってくるやつは、大体田舎者が多い。おまけに中途半端に自意識をこじらせている奴や、吉祥寺なんかに住むことをステータスに感じているような人間なんですよね。紹介していてイヤな気分になるような客が、ぶっちゃけ多いんですよ。バカが吉祥寺を目指してどんどん集まってきてるんです。実は東京でも新宿や渋谷を超えるDQNシティかも知れません。ちなみに長く住んでいる方も微妙な人が多いですよ。所詮は都下ですし、まあ田舎です。それなのに俺はおしゃれだみたいなプライドがある。特に不動産もってる奴はイヤな奴が多いです」
ひ、ひどい…。
だが、たしかに吉祥寺はそのオシャレなイメージとは違うデータも持っている。東京都犯罪発生率ランキングでも吉祥寺のある武蔵野市は62番中12位と、かなりの上位。上には渋谷、新宿、池袋のある豊島区、福生などが控えていることを考えれば、のどかな都下とは思えない犯罪率の高さだ。
「森田まさのりの漫画『ろくでなしブルース』で主人公の通う不良校・帝拳高校も吉祥寺にあるという設定でしたからね。ワルも元々多いし、正直今でもかなりの数の不良がいる。関東連合などのアウトロー文化の一部も、隣接する世田谷、杉並、そして武蔵野市や三鷹市あたりで育まれてきたぐらいですから。だから凶悪犯罪も意外に多いんですよ」(実話誌記者)
たしかに長らく住んできたものとしては、昔の同級生にはそういったアウトローに入った者もいたし、気性の荒い人も多かった印象がある。さすがには今は違う気がするが。