もはや1ジャンルとして確立した感もある「高アルコールRTD」。その市場を牽引してきたのが、アルコール度数9%の『キリン・ザ・ストロング』シリーズだが、このほど4種類のフレーバーとして大リニューアルを敢行。いったい、どんな進化を遂げたのか気になる。豪華キャストが出演したCMも話題となっている『キリン・ザ・ストロング』シリーズを、飲み比べてチェックしてみた!
飲みごたえ」と「飲みやすさ」のさらなる両立
キリンビール株式会社(東京都中野区)では、2018年の販売数量が過去10年の同社RTD新商品で売り上げNo.1のヒット商品『キリン・ザ・ストロング』シリーズの大リニューアルを行った。
リニューアルの内容としては、まずフレーバー名の変更。ユーザーが商品選択の際、瞬時に味を想像できるように見直しを図ったという。さらに中味についても、キリン独自の「ハードエキス」で実現した飲みごたえと飲みやすさを両立させた「うまさ」を、より強化しつつ、飲みやすい後味にこだわっている。
パッケージに関しても、キリンで唯一「聖獣」をレイアウトした特徴的なデザインを踏襲しつつ、より「強さ」と「新しさ」を際立たせるものとなっている。
一日の終りを「キリン・ザ・ストロング」でクールダウンする豪華CMが放送中!
そして2019年3月26日からは、生田斗真、中村アン、有田哲平のトリプル主演による豪華テレビCMが放送されており、これが早くも話題になっている。
3名それぞれが会社員を演じ、仕事に奮闘しながら目まぐるしく日々を送る中で、仕事帰りに大将が待つ居酒屋で癒やされるといったストーリー仕立ての内容。「キリン・ザ・ストロング」を各自が美味しそうに飲みながら、大将との会話で一日を終えるという心温まるストーリーだ。なお、大将役には落語家の柳家喬太郎を起用。噺家ならではの味わい深い語り口調にも注目だ。
飲んでわかったリニューアルによる進化!
それでは、さっそくリニューアルされた「キリン・ザ・ストロング」4フレーバーを飲んでチェックしてみよう。アルコール度数9%という高アルコールRTDなので、記者のように一気に全部飲むとほろ酔いどころじゃ済まないので気をつけよう。
さすが“超爽快ドライ”と謳っているだけのことはある。スッキリとして甘くなく、それでいて炭酸がガツンと口に広がる。もちろん高アルコール感もしっかりと味わえるので、これ1本でもじゅうぶん満足できる。
だが、レポートのためには次のフレーバーに行かなければならない。
続いて「キリン・ザ・ストロング 本格レモン」。言うまでもなく、ひと口含むとレモンの酸味が口の中いっぱいに広がる。レモン果汁がしっかりと効いていて、非常にスッキリとした飲み口。女性にも喜ばれそうなフレーバーだ。
“ハードコーラ”というネーミングだが、コーラの甘さよりも、爽快感のほうが勝っている印象。甘さ控えめなので、食事に合わせても問題ない。甘党な記者は今のところ、これがいちばん好みのテイストかもしれない。
なんとなく乳酸菌飲料っぽいのかなという想像をしていたが、それもそのはず。パッケージには「ホワイトサワー(ヨーグルトテイスト)」と書かれている。ハードコーラの後に飲んだが、これがシリーズではもっとも甘さを感じた。ただ、この「キリン・ザ・ストロング」シリーズはプリン体ゼロ、糖類ゼロというのもありがたいポイント。甘くても、意外と大丈夫なのだ。
飲みごたえがありつつ、スッキリとした後味で人気の理由が理解できる
単に高アルコールRTDというだけなら、ここまで人気にはならない。しっかりとした味わいの裏付けがあってこそ、“ストロングチューハイファン”に支持されるのだろう。なお、期間限定「キリン・ザ・ストロング シークヮーサー」(300ml/500ml缶・オープン価格・2019年4月2日発売)も発売中なので、見かけたらチェックしておきたい。