カルピスは濃ければ濃いほど贅沢という価値観を持つ世代にとっては夢のような史上最高濃度の『カルピスソーダ まろやか微発泡』!

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「カルピスは濃ければ濃いほどいい」と考える人は、もともとは希釈用飲料として人気を得た遮光瓶を知る、おそらく中高年以上。その希釈どの濃い薄いで裕福度がはかられる、そんな製品だった。そうした昔ながらのファンにとっては最高の贅沢となる『カルピスソーダ まろやか微発泡』を紹介したい。

 

昭和生まれなら贅沢の極みとも言える乳成分3倍。しかもまろやかな口当たりの微発泡はかつて想像し得なかった進化!

乳酸菌飲料のカルピスが登場したのは大正8年。もうすぐ令和になることを考えると、平成、昭和の前の元号の時代となる。そして「カルピスソーダ」の誕生は1973年と、「カルピスウォーター」よりも18年も前だった。当時は水とカルピスが分離してしまわない技術を開発するのに時間がかかったらしい。

今回紹介するアサヒ飲料『カルピスソーダ まろやか微発泡』(500mlPET・希望小売価格 税抜140円・2019年3月26日コンビニ限定発売)は、そうした苦労の多い子ども時代を過ごした昭和世代なら目がくらむほどの3倍の濃厚度という贅沢度に仕上がった製品だ。それでは飲んでみよう。

キャップをひねると、香りはそこまで強くない。むしろ酸味の抑えられた柔らかなミルクのような風合い。ただそのテクスチャーが、果てしなく牛乳に近い気がする。低脂肪牛乳に近いマイルドな粘度の見た目。

グイッと飲んでみると、生クリームに近い炭酸による濃厚な泡が入ってくる。実にミルキー。しっかりとした甘さが口の中いっぱいに広がり、童心に帰る平和な味わいがたまらない。酸味もふんわり泡で抑えられているので、かなり飲みやすい。

ただこの美味しさ、おおかたの昭和生まれの人にとってはけっこう飲み干すのに勇気がいる甘さなのではないだろうか。というのも1本あたりの糖質量(炭水化物)は48.5gとかなり高め。通常の「カルピスソーダ」の糖質量が44.5gなので、それをさらに上回る。健康診断の数値にやましいところのない人の方が少ない気もするので、くれぐれも気をつけたい。

ただこの滋味あふれる幸せな味わいはやはり美味しい。乳酸菌と酵母をもとに作られた発酵飲料だから、まったくヘルシー要素がないわけでもない。健康な若者層や、いろいろ心配のない人は、記者の分までたっぷり飲んでもらいたい。

入手は全国のコンビニエンスストアで可能だ。

 

 

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