昨年の7月に「アサヒ ドライゼロ」からスピンアウトして期間限定発売された強炭酸ノンアルが、さらに高炭酸で帰ってきた。『アサヒ ドライゼロスパーク』はビール系の味わいながら、リキャップ可能でちびだら飲み可という異色のノンアルドリンク。その刺激っぷりを確認したい。
ビール系ノンアルだってちびだら飲みしたいという隠れた需要に応えて人気の『アサヒ ドライゼロスパーク』が刺激を強めたリニューアル
3年連続で売上No.1ノンアルシリーズが「アサヒ ドライゼロ」。現在中味調整を行って2019年1月下旬製造分から順次切替を行なっているが、その変化は炭酸を強めたという変化が最大の特徴だった。
そんな中、期間限定で昨年7月に登場していたアサヒビール『アサヒ ドライゼロスパーク』(500mlPET・実勢価格 税込158円・2019年2月26日発売)が、より炭酸力をアップさせての再誕生となった。
この製品の何が人気の原因だったかというと、近年のちびだら飲み需要に対応したところだと言えるだろう。ペットボトルでリキャップ可能、デスクサイドに置いて、ちびちび飲むスタイルというのを、ビール系ノンアルでも実現してしまったのである。しかも近年の潮流である強炭酸。それを今回はさらにパワーアップさせたという。
これは飲用スタイルそのものを変化させてしまった『アサヒ ドライゼロスパーク』。では実際に味わってみよう。
ビリビリの炭酸感と無駄な甘みを感じさせないキリッとした苦味、リキャップをきちんとすれば、炭酸感も持続!
ぬるまったビールをちびちび飲むというのは、ビールの本場・ドイツなどで老人が昼間っからバーでやっているスタイル。しかし日本でのちびだら飲みに関しては、やはり日本風の刺激の強さが必要らしい。
キャップを開けるとプシューの音に重みがある『アサヒ ドライゼロスパーク』。ビール系ノンアルは時に甘くなってしまうことも多いのだが、この製品に関しては甘みをなくしてキリッとした苦味を感じられることが人気の秘密だろう。
飲めばドライさ加減は、さすが「スーパードライ」を生み出したメーカーという印象。キレにキレている。舌にのってもまだ炭酸を全部吐き出そうとはしない高炭酸。最初の一口はかなり強力だ。
もちろんちびだら飲みならば、リキャップするので、次第に炭酸は弱くなっていってしまうのだが、それでも最後までしぶとく炭酸が残っている印象だった。もちろんカロリーゼロなら糖質もゼロ、プリン体もゼロという製品というのもうれしいところ。成分名のトップに食物繊維が来ているのだが、そのためのブクブク感はほとんど感じないのもいい。
多少の薄さは感じるものの、立派なドライなビール感を感じるので、気分的にはほろ酔いしてしまいそうなほど。リラックス用途としては最高ではないか。アサヒのロゴがバーンとあるパッケージは、オフィスのデスクサイドに置いておくと誤認されてしまいそうだが、一応赤字で「ノンアルコール」と書いてあるので、ギリギリセーフなのだろうか。
余計な甘さはいらない、ビールのような苦味と強烈な刺激が欲しいという人のリラックスドリンクとして実に見事な存在感である。
入手は全国の酒類取扱店、スーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。