茨城県つくばみらい市は、つくばエクスプレス(みらい平駅)が通るアクセスの良さや、街の住みやすさなどから、全国の中でも発展著しい街として知られている。『都市データパック 2015年版』(東洋経済新報社)では成長力ランキングで、全国791都市の中でナンバーワンに輝き、また「消費指数」で全国第2位、小売業年間販売数などの伸びから算出される「産業指数」では全国3位。
“住みたい街”の人気イベント
そんな、関東でも「住みたい街」として着実に人気を伸ばしているつくばみらい市は、ファミリー層をメインに人口が増え続けている。つくばエクスプレスや常磐自動車道に近いことから都心までのアクセスもよく、自然に囲まれていてゆったりとした街並みがあるためだ。一方行政側も地域の活性化と成長のため、様々なイベントを行っており、中でも人気イベントがマラソン大会。3月3日には「第3回みらいマラソン」が開催された。
この「みらいマラソン」は市制10周年を迎えた2017年に第1回目が開催され、今年で早くも3回目となるもの。
昨年の参加者は2044名だったが今年は2681名を動員。市内在住者だけでなく市外のからも参加もできるため、年々参加者が増加しており、市外の参加者にとってはつくばみらい市に足を運ぶことで、市の魅力に深く触れ合う機会となっている。
ファミリーから若者まで楽しめるマラソン大会
実施内容は10km、5km、3km、2kmの距離を設定。親子の部、仮装の部を含む19部門を設け、誰でも楽しく参加できる。特に仮装の部では、つくばみらい市さまざまな衣装のランナーが参加。
中でも、つくばみらい市の観光の目玉行事の一つである、綱火をPRしたランナーには沿道から大きな応援の声があがっていた(綱火はあやつり人形と仕掛け花火を結合し、空中に張りめぐらせた綱を操作し、囃子に合わせて人形を操る伝統芸能)。
一方楽しめるのはランナーだけではなく子供たちも。
子供たちがのびのびと遊べるアトラクションも多数用意。キックターゲットやストラックアウトでは、多くの子供たちが楽しそうに参加する様子が見られた。また、地元の飲食店や屋台など11店舗が出店。居酒屋とみちゃん、青木製麺工場、二葉、南風などが出店し、多くのランナーや家族たちが舌鼓をうっていた。
父親が走るかたわらで、子どもとお母さんはアトラクションやグルメを楽しむなど(もちろん応援の後で!)、家族全員が楽しめるイベントだった。
クラウドファンディングで「オリジナル足袋」を制作
また今回、運営サイド(運営事務局)と参加者との距離を縮め、市民と既存参加者により大会を楽しんでもらうため、クラウドファンディングによってオリジナル足袋シューズ「みらい足袋」を制作。兵庫県にある国産地下足袋の人気メーカー高砂産業が協力して制作したもので、履き心地が良いだけではなく、スタイリッシュなデザインに仕上がっている。
成長力ランキング1位に輝いたつくばみらい市ならではの楽しいイベント。同市に興味のある方は、来年のマラソン大会に参加してみてはいかがだろうか?