ベネッセがSDGsに本腰
株式会社ベネッセホールディングスが、SDGsへの機運の高まりなどから、持続可能な社会の実現に向けた取り組みをグループ全体で強化することを目的とし、「サステナビリティ推進委員会」を設置した。SDGsへの取り組みの実例として他企業からも注目されそうだ。
SDGsとは、2015年9月、国連は地球規模で直面する環境や社会課題の解決に向けて、2030年をゴールにした世界共通の「持続可能な開発目標」、“Sustainable Development Goals”のこと。
海外の多くの企業はすでに着手しており、今後企業の長期的な成長にはESG(環境、社会、ガバナンス)の観点がますます重要となってくるとも言われている。
同社の企業理念とSDGsは一致
ベネッセグループは、「Benesse=よく生きる」の企業理念のもと、顧客の向上意欲と課題解決の支援をかかげる企業。創業以来60年以上にわたり「教育」や「介護」の分野を中心に、社会課題の解決に取り組んできた。同社によれば、ベネッセの企業理念や理念に基づいた活動と、SDGsの精神と根底で合致しているという。
今回、「サステナビリティ推進委員会」を設置することで、改めてグループ全体のサステナビリティ方針を明確化するとともに、取り組むべき社会課題や重点分野を明らかにし、グループ全体での活動を強化、拡大していくという。
またサステナビリティ委員会では代表取締役社長の安達保が委員長となり、常勤取締役が委員となって、事業と一体となった活動を推進する。
文章:信濃優作(mevie)