子どもの頃の思い出の味として密かなファンの多い「エブリバーガー」。チョコレートをビスケット生地で挟むハンバーガー形状のお菓子だ。この「エブリバーガー」から1年ぶりに新味の『エブリバーガー塩バニラ味』が登場! 大人となった私たちの心を掴んでくれるだろうか。
塩の味は控えめ。子ども向け商品なのに大人の方がハマりそうな絶妙な甘さ!
株式会社ブルボン(新潟県柏崎市)が発売するエブリバーガーは1985年頃に発売された子ども向けのお菓子。パンズに似せたビスケット生地でチョコレートを挟み、ハンバーガーに似せたことでブレイクした。
子ども向けではあったがその味に魅了された人も多く、今でも見かけるとつい買ってしまうファンも多いようだ。そんな隠れファンの多い「エブリバーガー」に時代の流れを感じる『エブリバーガー塩バニラ味』(61g・希望小売価格 税抜150円・2018年6月12日発売)が新発売。
夏・塩スイーツフェアとして、「20枚ロアンヌ塩レモン」や「140gミニシルベーヌ塩レモン」など人気商品9種が塩をテーマに同時発売された。使用されているの塩は全種類とも石垣島のもの。
昨年にも同じように塩スイーツをテーマにした新商品が発売されていたことから、夏の恒例フェアとなっているようだ。ちなみに去年は「エブリバーガー塩キャラメル味」だった。
塩バニラ味は、系統は違うが2013年に発売された「大人のエブリバーガー <ブラックココア>」にも採用されている。味は文字通り大人向けで苦味があった。しかし今回は子どもにも食べやすい仕様となっているようだ。ちなみに塩バニラが採用されているのは「エブリバーガー」と「アルフォート」だけ。ビスケット生地に向いているのだろう。
ふたを開けると間違い探し。子ども向けのはずだが意外と難しい。正直な話、記者は4つ中3つしかわからなかった。答えは箱の底(内側)に書かれているので食べ終わったら確認しよう。
それでは食べて味を確かめてみよう。
これは美味しい……! 基本的には塩バニラチョコレートのふんわりと柔らかい甘さを感じるのだが、アクセントのようにたまに塩辛さが舌を刺激するので味に変化がある。
ビスケット生地にはココアが練りこまれていて、全体的に甘いお菓子に仕上がっている。子ども向けお菓子ではあるが、甘ったるくないので大人の方がハマるのではないだろうか。
噛み始めはビスケットのザクッとした食感、途中から塩バニラチョコレートと絡まってしっとりとした食感へと変化する。塩辛さのアクセントと相まって、食べ続けても飽きないように絶妙なバランス調整を担ってくれている。
チーズに見立てた黄色のチョコレートとパティに見立てた白いチョコレートに分かれているのもイメージを膨らませる面白い工夫だ。色や形は変われど信念は昔のままだと実感する。
全国のコンビニ、スーパーなどで期間限定で発売中。