溶けないアイス!? 『金座和(かなざわ)アイス』がついに原宿出店。ドライヤーの熱風でも溶けないというが…

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夏場の棒アイスは、溶ける速度と食べる速度のせめぎ合い。手はベタベタになるし、床や地面にポタポタと。それなのにこの『金座和(かなざわ)アイス』はそうは簡単に溶けないという。溶けないアイス…。さながら一休さんのとんち気味なその話を確かめてみよう。

ドライヤーの熱風を当てても溶けないアイスの秘密は何とイチゴ。果実に含まれるポリフェノールの力が奇跡を起こした!

 

溶けるのが早いか、食べ終わるのが早いかと、真夏の日差しの中で味わう棒アイスは美味しいのだけれど、なかなかに短期決戦。溶けないアイスがあればもっとのんびり楽しめるのにな、などとSF的な空想にふけっていた人に朗報。あるんです、溶けないアイス。

およそお菓子を作りそうにない名称の株式会社バイオセラピー開発研究センター(石川県金沢市)が生み出したのが、『金座和(かなざわ)アイス』(1本税込500円/トッピング50円〜)

金沢大学・太田富久名誉教授(写真左)を研究責任者に迎えて、同大学でイチゴポリフェノールのクリームの保形性向上機能に着目することで2014年に特許(第5603088号)を取得した、バイオテクノロジー方面の力で進化したアイスなのだ。

もともとイチゴポリフェノールは抗酸化機能や抗肥満効果が期待されることで注目されていたヘルシー成分。同時にアイスに至ってもヘルシー志向の波は訪れていて、増粘安定剤などの使用はあまり好まれない風潮が高まっていた。

そんな背景の中、イチゴポリフェノールに水分と油分が分離しないように橋渡しの役目を果たすことを発見。そうした天然素材による技術で”溶けない”アイスが生まれたから、ヘルシー志向の人でも安心なのだ。では論より証拠。実際に食べてみればわかるはず!

 

ポタポタたれてくる気配もないアイスは不思議の極致! そしてアイスがだんだん生クリームの食感に変わっていく!

まずは冷えたままの『金座和(かなざわ)アイス』を食べてみる。今回届いたのは薄いピンク色の「福梅風アイス」と「お団子アイス」、抹茶グリーンに彩られた「雪吊り風アイス」の3種。金粉やフルーツソースをつけるとさらにおしゃれに。

「福梅風アイス」と「お団子アイス」の味わいは、確かにイチゴの風味。低カロリー・アイス的な半分シャーベット感覚の甘さ控えめの仕上がりが美味しい。ただクリーミーなアイスクリームを期待していると肩透かしを食らう感じ。

ところが結構暑い窓の近くに皿に乗せて30分程度放置すると、さらに接していた部分はいくらか溶けて皿にくっついてしまったが、そのほかの部分は相変わらず形をキープ。菓子パンなどに使用されている溶けにくいホイップクリームのよう。

食べてみると、これがとってもクリーミーなのに驚く。冷たい時はシャリシャリ感があったのに、溶けてくると生クリームに近い味わいとなるのがすごい。奥の方がシャリ感があり、表面から中心部にかけて生クリームという状態は、2種類の食感を楽しめるので一番おすすめ。ちなみに室温40度の状態で3時間持つというから驚き。

「どうぞドライヤーで熱を当てて試してください」という挑戦状のような言葉を聞いていたので、アイスにドライヤーという無謀なこともチャレンジしてみる。確かに表面上は溶けた感じになるのだが、なぜか下に伝ってクリームで滴ってくるということがない。もう、狐につままれたような不思議な体験である。

金沢の地からやってきた炎天下でもゆっくり味わうことを可能にした奇跡のアイス。専用ソースや加賀産金箔でさらにゴージャスに楽しめる!

原材料は生クリームや牛乳をベースとしているので、立派なアイスクリーム。そこに液体化したイチゴポリフェノールを添加して、型に流し込んで作るそう。工場もお店も金沢の地にある。

そんな『金座和(かなざわ)アイス』は今年の4月に金沢の観光名所「ひがし茶屋街」の店舗「金座和アイス 金沢東山店」(石川県金沢市東山1-5-5)に行かなければ味わえなかったのだが、その好評を受けて販路を拡大することとなった。その第一弾が若者の街、原宿。

まず7月3日に東京・原宿 竹下通りに「KANAZAWA ICE 原宿 竹下通り店」(東京都渋谷区神宮前1-7-3)をオープン。

ここのみの先行発売となるハート型、ペロペロキャンディ型アイスでインスタ・ユーザーの興味を最大限に刺激する。

 

さらに7月15日には「金座和アイス 金沢東山店」(大阪府大阪市北区小松原町4-16 ドン・キホーテ梅田本店内)にもオープン。

ここでは何と「たこやき型アイス」が限定で食べられるんだとか。

もし行ける距離ならば、ぜひ一度試してみてもらいたい。今の所ネット販売はしていない。但し各地で随時催事販売はあるそうなので公式サイトで最新情報チェックをしてもいいかも。

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