早く経験すればするほど偉いような風潮もある「初体験」は、その人の容姿や家庭環境、周囲の文化だけではなく、意外にもDNAの影響が大きいということが海外の研究結果から判明し、全世界のティーンから注目を集めている。
あなたが初めてそういった体験をし、自分の純潔を失ってしまうのは、DNAに突き動かされているからなのだ。逆を言えば、ずっと純潔をキープしているならば、それはDNAが「大事にまだまだ持っときな」と囁いているからなのだ!
■英国名門ケンブリッジ大の研究者らが10万人超を対象に調査
この研究を行ったのはイギリス・ケンブリッジ大学のJohn Perry と Ken Ongの両氏ら。12万5000人もの男女を対象にして、その経験時期と遺伝子について調査を行ったところ、両者の間に相関関係が見られたという。38の遺伝的変異株がそのタイミングに影響を及ぼしているようだ。
■「あばずれ遺伝子」もみつかる
CADM2と呼ばれる遺伝子を持つ人々は、早いうちに経験を済ませ、生涯での体験数を多く持つ傾向があるとのことで、海外のインターネットユーザーからは「あばずれ遺伝子」「やりやり遺伝子」などと揶揄されている。一方でその逆のMSRAという遺伝子を持つ人々は、早くから経験を行うリスクを背負わない、要は大事に純潔をとっておくことが判明。こちらは「DT遺伝子」などと揶揄されている。
我々自身としては本人の自由意志のもとに純潔をキープしたり、喪失したりしているつもりなのだが、同研究によれば、かなりの高確率でDNAがその時期に影響を及ぼしていると指摘している。
文/高野景子