カートラジャパン2019で知るキャンピングカーと車中泊の魅力! 世界的ブーム“vanlife”の最前線

カー&トラベル総合展「カートラジャパン2019」(主催・カートラジャパン2019実行委員会)が、9月20日(金)~22日(日)の3日間、幕張メッセ7・8ホール及び屋外展示場にて開催され、「クルマとの旅」の楽しさを伝える同イベントに多くの参加者がつめかけた。

「ニッポンを、遊びつくそう。」をテーマにしたカートラジャパンには、キャンピングカーはもとより、車中泊に関する様々なサービスやキャンプグッズなど、自動車と旅に関する様々な出展が。車中泊・テント泊が体験できる第2会場の屋外キャンプ会場には(幕張メッセ内西駐車場)やケータリングカーも登場し、キャンピングカーファンから、家族連れや車中泊初心者など、様々な人々で賑わっていた。

この賑わいはデータにも裏付けされており、一般社団法人日本RV協会によれば、キャンピングカーの国内保有台数は11万2500台と、過去15年間で2倍に。現在、車中泊のできる車は全国で200~300万台程度が保有されていると見られている。今まさにキャンピングカーによるカートラベルが“熱い”のだ。イベントに人が詰めかけるのもいたく当然。

そして日本国内だけではなく、海外においても。“バンライフ(vanlife)”という新たなライフスタイルとして注目が集まっており、インスタグラムでのハッシュタグ「#vanlife」(バンライフ)は600万ポストにものぼっており、世界的な盛り上がりなのだ。

その背景にはIT技術により、多くの人々が時間や場所に捉われないライフスタイルができるようになってきたからではないかと見られている。

観るだけで盛り上がるキャンピングカーがたくさん!

と、前置きが長くなったが、会場にあるキャンピングカーは外見の格好良さと、“これで旅に出てこんなことをしたら楽しいだろう!”と思わせてくれる、内装だったり機能だったりを兼ね備えたものばかり。

「GORDON MILLER MOTORS」はなんとオートバックスのオリジナルブランドで、カスタムしたハイエース「GMLVAN V-01」を展示。ビンテージ調のフロアボードがテーブルとして使用できるほか、フルフラットにすることもでき、快適な車中泊が送れる。ハイエースには見えない無骨な外見も格好いい!


会場には真っ赤なメルセデスベンツのスプリンターをベースにしたキャンピングカーも。こちらはキャンピングカーのレンタルや車両製作まで行なうキャンピングカーどっとジェーピーによるカスタム車だ。こういった出展社ごとのオリジナルな車たち、ちょっとでも好きな人なら興奮すること間違いなしだ。


またおなじみダイハツの軽トラ、ハイゼットスタンダードに装備できる多機能テント「Bug-truck Extra」も格好いい。大型キャンピングカーや軽バスキャンピングとは一味違い、まるで幌馬車のようなスタイルと感覚が楽しめる。


申し訳ないのだが、筆者は今回取材に来るまでキャンピングカーやテントなどには興味がなく、それゆえに度肝を抜かれたのが「ルーフ(トップ)テント」だ。車の上に設置するもので、今回もかなりの出展があった。地上に設置するテントとは違って、開放感があり高い目線からの景色を楽しむことができる。




実際車中泊はアスファルト舗装の駐車場でされることが多いことを考えると、屋根の上に設置されるテントはきっと快適だろう。

また、軽トラックの荷台に“家”を作る「モバイルハウス」も今回の目玉の一つ。日本全国からモバイルハウスを16台集めて屋外会場に「モバイルハウスビレッジ」が設置され、個性豊かな車(そしてそのオーナー)たちが注目を集めていた。



そして多くの取材陣が殺到したのが、ソロデビュー20周年を迎えるラッパー・GAKU-MCの2019カートラアンバサダー就任式。GAKU-MCは過去3年、毎年1~2か月間の間、日本全国ライブツアーをキャンピングカーでまわっており、その実績が評価されて今回の就任となった。

またキャンピングカー&キャンピングトレーラー専門店であるトイファクトリーが製作した「GAKU号」の貸与式も行われた。

新しい旅やライフスタイルの形が表現された、カートラジャパンは来年も開催される。今もっとも新しく、そして自由度が高い遊びの形を観に、気になる方はぜひともチェックを!

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編集部: