セブンーイレブンが展開している「沖縄フェア」で注目したいのが、『マルちゃん 沖縄そば専門店 浜屋』。毎年夏になると「沖縄そば」をカップタイプ、袋麺の2種類でしっかり発売し続けてくれているマルちゃん制作だけに、名店監修が加わってうまさ倍増じゃないかと予想したのだ。
あっさりすっきり、やさしい! エアコンのない環境で汗だくで食べたくなるイオン感ある塩ベースの、豚×カツオの旨み!
東洋水産『マルちゃん 沖縄そば専門店 浜屋』(90gうち麺70g・希望小売価格 税抜198円・発売中※セブンーイレブン限定)は、沖縄県中頭郡北谷町字宮城2-99にある沖縄の名店「浜屋」による名店監修もの。ラーメン系では名店監修は珍しくないが、沖縄そばではまだまだ珍しいので貴重だ。
沖縄そば好きとしては、マルちゃんと浜屋の組み合わせに期待せざるを得ない。思ったよりもどでかいタテ型カップに湯入れ、待ち時間は5分だ。麺は縮れた油揚げ麺。かやくは味付け豚肉、タマゴ、ネギ。
5分経ってフタをめくるとふんわりとした豚とカツオのハーモニーの香り。これは美味しそう。沖縄そばの定番である紅生姜は入っていない。目立つのは透明に近いスープと、タマゴのイエロー。残念ながら味付け豚肉の量は気持ち程度だ。
ちなみにたっぷり熱湯を入れたので、とてもじゃないが熱くてカップは持てない。
縮れた麺をすくい上げ、食べてみる。ソフトな弾力の麺はいわゆるカップうどんタイプだが、しっかり縮れているところがいい。そしてともに口に入ってきたスープの味わいに悶絶する。
なんというか、五臓六腑に染み渡るという言葉がしっくりくるやさしいお味。豚さんとカツオさんが仲良く手をとってダシを出していて、程よい塩味がイオンドリンクのようにじんわり体にしみていく感覚だ。これはかなり美味しい。
確かにこの繊細な味わいなら、紅生姜はいらないのかもしれない。こーれぐーす(島とうがらしの泡盛漬け)がなくても、完成されているのかもしれない。それほどまでに穏やかな平和の味がした。
沖縄そばが好きな人なら、フェアが終わる前に一度は食べておきたい。
入手は全国のセブンーイレブンで可能だ。