ダイエット実践者の心強い味方「おどろき麺(ゼロ)シリーズ」。コンニャクと寒天で作り上げたその糖質ゼロ麺は、さながら中華クラゲのようなコリコリの美味しさで、新しいギルティーフリー麺の可能性を生み出していた。その最新作はなんと熱湯いらずで調理できる『汁なし麺0(ゼロ)麻辣担々麺』。これは気になるので、食べてみたい。
コリコリとくらげライクな食感が美味しい糖質ゼロのおどろき麺シリーズ最新作は暑くならないから夏場にうれしい、しかも中華前菜みたいで美味しい!
商品名には入っていないけれど、アサヒグループ食品『汁なし麺0(ゼロ)麻辣担々麺』(14g・実勢価格 税込232円・2019年5月20日発売)は糖質ゼロ麺使用で不思議な美味しさを生み出したおどろき麺シリーズの最新作だ。
おどろき麺は、記者も最初に食べた時は不思議も不思議、麺というのはあまりに不思議な食感に戸惑ったものだ。しかし、中でも酸味の効いた「おどろき麺0(ゼロ) 酸辣湯麺」は不思議と美味しく感じて、クセになってしまった。店頭で探すのは大変だけれど、ダイエット実践者に対する最大のリードポイントである糖質ゼロ麺の安心感は絶大。
食べているうちに、いわゆる中華前菜にあるクラゲの感覚で食べると、コンニャクと寒天で作られたこの麺は実に美味しいものと感じることがわかって、夜遅くに何か食べたくなったが被害は最小限に抑えたいという時に重宝したものである。
それが今回はなんと、熱湯不要というからすごい。夏が近づいて困るのはやはり、カップ麺はだいたい熱々の製品が多く、食べると暑くなってしまうことが多いということだ。その点この『汁なし麺0(ゼロ)麻辣担々麺』は水で戻す、こぼしてやけどする可能性もない一品。
水で戻すとなると、なんとなく非常食感が出てしまうが、果たしてその味はどうなのだろう。実際に食べて検証してみたい。
罪悪感フリーの汁なし坦々! キリッと冷やせばさらに美味しい冷菜感に感動
なので湯入れでなく水入れ。水を入れたら5分待ち。フタをして、湯切り口ならぬ水切り口から水を排出。この時しっかり水切りしようと振りすぎるとツルッと麺が出てきてしまうので注意だ。
そして粉末スープを絡める。けっこう強力なニンニク臭の香る粉末。唐辛子に花椒(ホアジャオ/中国のシビレの強い山椒)の香りも美味しそう。
食べてみると、かなり辛い。麻辣好きなら喜ぶ辛さとシビレのハーモニー。味はかなり濃いめで、舌に乗せたところがビリビリ電気状態だ。そして前から思っていた中華前菜感が炸裂。これは美味しいクラゲの前菜、そんなタイプの美味しさが走る。
たぶん冷えた水の方がより美味しく感じると思う。氷を入れても美味しく味わえるはず。ちなみに粉末スープの糖質が3gあるので、全部がゼロというわけではない。でも1食につき3gはカップ麺的にはほぼありえない数値なので十分だろう。通常の「カップヌードル しょうゆ」(日清食品)が43.4gということを考えれば、その絶大な糖質オフっぷりはすごいとわかるはずだ。
ただスープがあってごまかされていた物足りなさは、汁なしなのであからさま。ペロッと一瞬で食べてしまえるが、お代わりしたくなってしまった。
入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。