いわゆる湯煎やレンチンなどで気軽に味わえつつ、本格的なお店クオリティーということで定評のある「セブンプレミアム ゴールド」シリーズの『セブンプレミアム ゴールド 金のビーフカレー/金のビーフシチュー/金の直火焼ハンバーグ』がリニューアルを行った。正直あれ以上どうするのか? と思うくらいの製品だっただけに、どうなったのか非常に気になるので、実際に食べてみた。
本格洋食店の味わいが、さらにパワーアップして、高級洋食店のレベルへと進化!
セブンーイレブンでは、その”ゴールド”と”金の”という重複ネーミングとともに抜群の存在感をはなっているのが「セブンプレミアム ゴールド」シリーズ。中でも冷蔵ショーケースに鎮座するお惣菜に分類されるセブン&アイ・ホールディングス『セブンプレミアム ゴールド 金のビーフカレー/金のビーフシチュー/金の直火焼ハンバーグ』(2019年4月9日セブン&アイグループ発売)は特別な存在。
何しろその味わいはテレビ番組でもたびたび取り上げられるほどのハイクオリティーで、まさに本格洋食店の味わいが湯煎やレンチンで実現できると評判が高い。記者も感動した人間のひとりだが、それがさらにリニューアルということで、いったいどうする余地があるのかと疑問に思うくらいの完成度だった。
とはいえセブン&アイ的にはまだ改良の余地があるとの判断だったと思うので、かなりテンション高めに食べてみることにした。
『セブンプレミアム ゴールド 金のビーフカレー』
従来もいわゆる欧風カレーに分類されるゴージャスイメージのビーフカレーとして、食べた人を唸らせ続けてきた、お肉たっぷりの名品がリニューアル。アンガス種黒毛牛の塊をゴロゴロと入れ込んで、贅沢感極まりないメニューだったが、今回はさらに丸鶏&子牛&野菜のダシを追加。玉ねぎのソテーによる甘みがより強めに感じる。マッシュルームによるコクとともに、辛すぎないがしっかりスパイシーというレベルに調整されている。
これは本格洋食店というよりも、老舗高級洋食店の供するヨーロピアンなカレーという趣き。気合を入れて甘みが出るまでしつこく玉ねぎを炒め続けたのだろうな、とお店だったら想像してしまう味わいは、チャツネとともにカレーに甘みを求める層のハートを撃ち抜くはず。これは合わせるライスもちょっと良い銘柄にしたくなる。肉も脂身感がしっかりあってうれしい。
『セブンプレミアム ゴールド 金のビーフシチュー』
こちらもアンガス種の黒毛牛をたっぷり使って香味野菜と牛骨を煮込み切って仕上げた高級感をみなぎらせた一品。老舗洋食店的な醤油とみりんを隠し味に使うという手法で、赤ワインの風味がもう気分を酔わせてくれる。牛脂と出汁を二重に使うことでコクをアップした模様。
文句なしに美味しい。デミグラスというよりドミグラスと発音したくなる濃厚かつとろける重厚な味わい。たいていの洋食店はたぶん勝てないレベルの背筋の伸びる味わいは、全国のビーフシチューファンを唸らせまくるはずだ。
『セブンプレミアム ゴールド 金の直火焼ハンバーグ』
全国のハンバーグファンお待たせ。贅沢すぎる直火焼きスタイルのハンバーグの登場だ。これはもう子供から大人までが好む、ハンバーグの理想の味わいを追求したかのような味仕立て。フォンドボー、牛肉、鶏肉で作り上げた重厚なデミグラス(ドミグラス)ソースをふんだんに使い、隠し味には黒トリュフという、お店で食べたら0の数が確実に増える高価格帯のハンバーグ。今回は丸鶏&子牛&野菜のダシを追加したのが変更点。
肝心の肉は肉粒感がありつつも、ふわっとした食感があり、旨味の肉汁の洪水があふれ出す、見た目的にもすごいメニュー。これを鉄板の上に乗せたら、やはりこのまま高級老舗洋食店で出されたらわからないレベル。ハンバーグ好きならきっとトリコになってしまうはずだ。
入手は全国のセブンーイレブンなど、セブン&アイグループ各店舗(※店舗により、取り扱いがない場合あり)で可能だ。