2009年にローソンがリリースした現存する伝説スイーツ「プレミアムロールケーキ」(総売上3億6千万個!)を誕生させてからというもの、ローソンのウチカフェシリーズは常にスイーツファンの注目の的。そんな中、登場した2つの新感覚スイーツが『バスチー』と『ザクシュー』である。とにかく食べてみたい!
幸せを生地にしたかのようなチーズイエローの天使『バスチー』に、ゴジラ感あふれるゴツゴツ悪魔感の『ザクシュー』
『バスチー』に『ザクシュー』、その中でもサラブレッド感あふれるのが『バスチー』の方。というのも今年2月に群馬県でテスト販売したところ、伝説の「プレミアムロールケーキ」の初週販売個数を超えたという鳴り物入りの発売なのだ。なので迷わず、『バスチー』からいただいていこう。
『バスチー バスク風チーズケーキ』
この奇妙な名前は、ヨーロッパのバスク地方で広く食べられているチーズケーキを参考にして生まれたから。北海道産生クリームとクリームチーズ、牛乳を原料に、上面と下面で焼き温度を変えるというややこし製法で完成したチーズケーキ。その食感はレアでもベイクドでもない第3の味わいなのだそう。
じっとり感のあふれる本体を袋から慎重に取り出すと、薄紙で周囲を守られた『バスチー』登場。確かにレアでもないけどベイクドまでいかない独特のテクスチャーは新鮮だ。濃厚感あふれるそれを口に入れると、上面の焦がしカラメルがアクセントになって、チーズ感が一気に広がる。
ふんわりとしたチーズ生地はもはや幸せの味そのもの。ふんわりとしっとりの中間を突っ走るこの絶妙さを製造したのは、おなじみのコスモフーズだった。感動。
『ザクシュー ザクザクチョコシュー』
幸せなルックスの『バスチー』と比べてしまうと、どことなく怪獣感、ゴジラ感のあふれるルックスの『ザクシュー』。見た目的にかなり凶暴で、岩にしか見えない。もちろん岩石でできているわけではなく、アーモンドダイスやダークなチョコレートがクッキーパイシューを覆っているのだが、悪魔の食べ物にどうしても見えてしまう。
とはいえ実際に食べてみると、口を怪我するほど硬くはなく、ザクザクの表面とクッキーパイシューの皮がナッツとともになだれ込んでくる印象で、中にはとろとろのチョコレートクリームも入っているので、立派にスイーツだった。予想だにしない美味しさではなく、見た目の期待通りの美味しさを実現した優等生である。製造は山崎製パン。
軍配はやはり『バスチー』にあげたい。これまであまり食べたことのない食感はやはり強い。これからもウチカフェ・スイーツの新作には期待してしまうな。
入手は全国のローソン(※「ローソンストア100」を除く)で可能だ。