現在国産のロボット掃除機の中でも人気を誇るPanasonicの「RULO(ルーロ)」。国産であることや細やかな機能やデザイン、価格などから評判も上々の同機種に、新製品「RULO mini」が発売される。また新たな拭き掃除ロボット「Rollan(ローラン)」、ハンディ掃除機なども発売、日本のお部屋にピカピカ革命を起こすこと間違いなし! 実機の見学会でそう思った次第。
「RULO mini」はコンパクトで集合住宅向け!
今回の新製品は、多くの我々日本人のライフスタイルにあったものとなっており、マンションやアパートなどの集合住宅でのばつぐんの使い勝手! 「RULO mini」や「Rollan」はそういった住宅にむけたコンパクト設計になっており、集合住宅でのリビング、ダイニング、キッチンなど家具や障害物の多いところでも、きれいに掃除をすることができる。
これまでロボット掃除機の評判や人気を聞いて欲しいなと思っても、その大きさから購入をしぶっていた人も多いだろう。だが「RULO mini」は従来のRULOの面積約40%カットのコンパクトサイズ。重さも3kgから2kgへと減っている。女性やお年寄りでも持ちやすいサイズと重量になったことから、性能はもとより、家庭での使いやすさが一段とアップ。
そのようにコンパクトサイズになったことで、テーブルの脚や椅子の脚のまわりも回転しやすく機動力が高い性能となっている。同社の調査によれば、国内で販売されているダイニングチェアの脚の間の約94%をカバーしており、狭い椅子の下でもピッカピカ。それにRULOから引き継がれた三角形状であることから、部屋の隅や壁際など、ロボット掃除機が掃除しにくいとされる場所もバッチリ。
miniだけど掃除性能はバツグンだった
とはいえ「RULO mini」という名前に、掃除性能も「mini」なのではと心配する人もいるだろうが、心配無用。「スパイラル走行」「ゴミ検知でパワーアップし往復走行」「高い集塵構造」「逆回転ブラシ」「V字ブラシ」など様々な機能が備わっており、掃除性能は超強力。一方で低騒音化をはかっているため、テレビの音(55〜70dB)よりも小さく、ご近所への騒音を気にする必要もないのが嬉しいところ。
あえての可愛らしいデザインも素敵!
また実機を見学した際に、この妙に愛着のわくデザインについて質問をしたところ「これまでは無骨なデザインが多かっただけに、生活のパートーナーとなってくれるような親しみやすいものにしている」とのこと! 掃除ロボットというとどうしても無機質なものになりがちだが、「RULO mini」が可愛らしいデザインにはそんな素敵なわけがあったというわけ。
床拭きロボット掃除機「Rollan」が凄すぎた!
そして筆者的にはずっと気になってきたのが床拭きロボット掃除機。その新商品だけにしっかり性能について聞いてきた次第!
Panasonic社の「Rollan」も集合住宅や、そこのリビング、ダイニング、キッチンに合った作りとなっており、性能は驚くべきものばかり!
そもそも水拭きとから拭きの両方ができるうえ、回転ローラー式を採用しており、床にはつねにきれいな掃除面があたっており、拭き残しを抑える構造となっている。ローラーは約5分半おきに約30°回転、定期的に水を噴射して床を磨き上げてくれる。雑巾で掃除をする時に面をかえ、洗って使うのをイメージすればわかりやすいだろう。
重ね拭きで部屋をピカピカに
そして「Rollan」はそんな人間の理想的な拭き掃除を模しており、他にも、「コの字型」で「重ね拭きルート走行」を行うといった機能が! 人間が雑巾がけをする時のようにこの拭き掃除ロボットは、コの字を描き、さらに往復時には重ね拭きになるような走行を行うのだ!エラすぎ!
個人的に良いなと思ったのは「Rollan」の「スポットモード」。汚れが気になる場所を集中的に拭き掃除ができる機能だ。キッチンや玄関のベタツキなど汚れが気になるところを、複数回同じ場所を走行してくれる(ただし専用モップ使用<ウェット>時のみ)。
クイックルワイパーも使えます!
そして気になるのは“モップ”。専用の付属モップを水洗いして使うのだが、なんと市販されている使い捨てシートも使えてしまうのだ。「花王クイックル ワイパーウェットシート」や「花王クイックルワイパー 立体吸着ドライシート」といった代表的な製品が使えてしまう。これを使えば水洗いの手間も省けてしまうわけだ。下の写真のようにクイックルワイパーを自動で巻き取って装着もできてしまいます!
これまでのロボット掃除機市場では、Panasonic社の製品と、iRobot社のルンバやブラーバがしのぎを削ってきたが、同社の新商品がシーンのパワーバランスも変わるのでは…。
コードレス・ハンディ掃除機が軽くて掃除がしやす過ぎ!
ロボット掃除機が気にかかっている方には、ちょっと興味がわかないかもしれないが、あえてプッシュしたいのがPanasonicの新コードレス・ハンディ掃除機「MC-SBU1F」。
これはハンディとスティックタイプの2ウェイで使え、前者のモードでは約530g、後者では750gという軽さ。実際に持ってみるととっても軽く、自分の華奢な腕でもラクラク。デザインもスタイリッシュなうえ、小型パワフルモーター採用で、コンパクトなのに強力な吸引力を誇っている。
ハンディ状態では小物まわりや棚の上などのちょっとした高いところ、ソファのすき間、車内など。またスティック状態ではテーブル下、家具の間、サニタリーなど、ちょっとした気になるところがすいすい掃除ができてしまうのだ。
付属ノズル使えば掃除できないところがない!
また付属の「たてよこノズル」や「極細ノズル」をつければさらに凄い。「たてよこノズル」は手首のひねりに合わせて自由に回転するので、横にすれば床全体に密着するように掃除することができるし、縦の状態では細い隙間も難なく掃除できる。また「極細ノズル」をつければソファーのすき間などもきれいにすることが。クッキーやお煎餅のかけらなど入ってしまって気になる人も多いハズ、そんな時にうってつけです。
他にも強モードで約7分、ロングモードで30分という運転時間の長さも素晴らしい一方、とにかく部屋にとけこむスタイリッシュなデザインが最高。掃除機をしまって置く場所がない、そんな人にはぜひともおすすめしたいところ。
お値段は市場様相価格として「RULO mini」で7万円前後、「Rollan」5万円前後、「MC-SBU1F」 2万5千円前後(いずれも税抜き)と見られており、これだけの性能でこの価格ならついつい安いと思ってしまうのは、自分だけではないはず?