現代版ハチ公、主人待ち続ける犬
“モンゴルの忠犬ハチ公”な犬が、全世界の愛犬家たちの涙を誘っている。主人を亡くした犬が、そのことも知らずに、80日以上も帰らぬその人を待ち続けているのだ。
モンゴルのメディアが今月12日に報じたところによれば、この犬がいるのは内モンゴル自治区フフホト市。
メディアの取材によれば、今年8月21日未明に交通事故が起き、女性が死亡。そして8月末から子犬が事故現場に現れ、雨や雪が降ってもそこに座るようになった。この犬が、亡くなった女性が育てた犬で、その飼主を待ち続けているというのだ。
犬の健康状態が心配されている
事情を聞いた地元の人々は、ご飯やおやつなどをあげようとするのだが、皿を置こうと近づくと逃げてしまい、人が立ち去るとようやく戻ってくるという。それだけに犬の健康状態も心配されている。またモンゴルだけに、これからやってくる冬の激しい寒さも心配だ。
地域のNPO団体は「死亡した女性の知人に連絡を待っている。もし連絡が届かない場合は、犬が安全に過ごせるように居所を設けるくれるつもりだ」とメディアに答えている。
忠犬ハチ公のようなかわいそうな最後を迎えぬよう祈るばかりだ。