飛行機内の食事で、賞味期限が10年前に切れたサンドイッチが提供され、航空会社に非難が殺到している。
海外の複数メディアが報じたところによれば、この事件が起きたのは、ヨーロッパの格安航空会社「イージージェット(EasyJet)」社内でのこと。
イギリスのウェールズに住むエイドリアン・ベル氏は、今年6月に家族とギリシャの島でバカンスを過ごすため、同社の飛行機に搭乗。
ベル氏はこの時機内でチーズサンドイッチを購入したが、その商品を見て驚愕した(格安航空のため機内食は購入制)。トーストの賞味期限が2007年6月16日と表記されていたからだ。…じゅ、10年前の商品だということになる。
彼はすぐに抗議。しかし乗務員は、ベルの抗議をとりあわず、他のお客にサンドイッチをそのまま販売しつづけた。
その後のこのサンドイッチの画像や、乗務員の対応がインターネット上で拡散、非難が激しくなると航空会社は「サンドイッチに書かれた賞味期限が間違っており、問題はなかった」と釈明。
いまだにサンドイッチの賞味期限が、表記ミスなのかは確認されていないが、“常識的”に考えればたしかにそうだろう。
とはいえインターネット上では「乗務員がそのことを現場でちゃんと説明しなかったため、余計な混乱を招いたのでは」「賞味期限のプリントが間違っていること自体が大きな問題」など、非難の声はまだおさまっていない。
文/関本尚子