海外では「ルービックキューブ」に並ぶ人気商品ともいわれる『ウィズダムボール』がついに日本初上陸! 色ではなく「数字」を整列させるこの立体パズル、果たしてその実態は?
コロンと丸い『ウィズダムボール』は海外で人気のパズルゲーム!
輸入総代理店のアスコストレーディングがお届けする『ウィズダムボール』(発売日未定)は、コロンと丸い球体に数字のパズルがはめ込まれた知育おもちゃ。難易度別に3種類あり、初級篇3,600円、中級篇3,800円、上級篇4,000円(いずれも税別)となっている。
知育おもちゃというジャンルでは、3×3のブロックを同じカラーで揃えて6面を完成させる「ルービックキューブ」と似ているのだが、『ウィズダムボール』は色ではなく「数字」のパーツを移動させることにより、数列を並び替え完成させる。カラフルなボールに輝く数字。遊びながらEQとIQを育ててくれるらしい!
EQとは「Emotional Intelligence Quotient」の略で、日本では「こころの知能指数」と呼ばれている。このEQを育むことは、自分のこころを知り感情をコントロールすることにつながり、前向きで適切な行動を生み出すもととなるといわれている。
一方、IQ(Intelligence quotient)とは「人の知能」の基準を数値化したもので、IQが高いほど情報処理能力が高く、答えに達するまでのスピードが速いとされている。IQは言語能力をはじめ、空間能力、計算能力、記憶力、論理のテストによって測定されるので、一般的に自分のIQがどれくらいか知っている人は少ない。もちろん「天才」と呼ばれる人たちはIQがいくつだとか、ひとつの基準として扱われることも多い。
見たところ『ウィズダムボール』は決して安易なおもちゃではなさそうだが、スマホやネット、ゲームに夢中になりがちな時代であることを思えば、親としてはこの知育おもちゃを積極的に与えたくなる。現段階では発売日や販売店舗など未定ということだが、さっそく『ウィズダムボール』にチャレンジしておもしろさを確かめてみよう!
『ウィズダムボール』は、子供も大人も夢中になる脳トレ!
『ウィズダムボール』は難易度ごとに3種類あり、パッケージのメインカラーは、ピンクが「初級篇」、レッドが「中級篇」、パープルが「上級篇」となっている。
まずは初心者がはじめやすい「初級編」から! コロンと丸いかわいらしいボールに、全部で6つのサークルが配置されている。
それぞれに1から8までの数字がぐるっと円を描くように配置されていて、この数字を移動させて左回りに1から8まできれいに並べると完成する。とはいっても、移動させるために必要な「穴あきパーツ」は1カ所しかないので、サークルや数字をくるくる、カチャカチャ移動させながら一つ一つ地道にやっていくしかない。
実際にやってみると・・・むずかしい! ルービックキューブのようにまずは1面を完成させることから始めてみるが、1つのサークルに数字がきれいに並ぶまで30分ほどかかった。ただ移動させるだけなのに夢中になって遊んでしまう。
続いて、超難解とされる「上級篇」にもチャレンジ! こちらもサークルの数は6つで初級編と同じだが、数字の配置が異なる。上級編は数字が左右に2つずつ、中央に4つ配置されている。左側に1と2、右側に3と4、そして中央に5・6・7・8が縦に並ぶと完成する。
これはめちゃくちゃ難しい! さすが上級篇。こちらも1面しか完成させられなかったが、「次こそ」はとチャレンジしたくなる気持ちが湧いてくるから不思議。勉強の好き嫌いに関わらず、『ウィズダムボール』を触って遊ぶことで集中力も身につきそうだ。
指を動かすことは脳のトレーニングに良いと聞くし、何より考えることが脳を刺激する! それでいて一見カラフルに見えるデザインも、やさしい色合いが選ばれているので目にも優しそうだ。しかも、移動させるたびに鳴るカチャカチャという高い音も心地良い。とてもなめらかな指触りなこともマル。ルービックキューブと似ているが、目や耳、指の感覚が心地良いところは『ウィズダムボール』の魅力だと思う。
おおむね満足で、子供や大人にもお薦めだと感じた『ウィズダムボール』だが、ひとつ気になったのはその重さ。それなりに重さがあるので(初級編で160g以上)、長時間遊んでいると手首がややだるくなる。また、数字を移動させやすい反面すべりやすくなっているので、対象年齢は5才以上だが小さい子供の場合は大人がそばについているようご注意を。
日本上陸の『ウィズダムボール』は、輸入総代理店アスコストレーディングより販売予定。おもちゃ屋や雑貨店に並ぶ日が待ち遠しい知育おもちゃ。IQとEQを育むことはもちろん、ルービックキューブにハマった世代の新しい趣味としてもお薦め。また、認知症防止にも役立ちそうだ。