欧米ではアイスティーという名がつきながら、お酒というカクテルがある。有名なのは「ロングアイランド・アイスティー」で、紅茶を使うことなく見た目を紅茶っぽく仕上げた高アルコールドリンク。そこまで悪質(?)ではないものの、この『ハリーのロンドン ・アイスティー』も立派にお酒である。
ウオッカベースでしっかり紅茶の味がする英国育ちの品のいい紳士・淑女的アルコールドリンク!
日本ビール株式会社(東京都目黒区)が輸入販売する発泡性リキュール『ハリーのロンドン ・アイスティー』(275ml・実勢価格 税込約292円・発売中)は、そのクラシックな風合いのボトルが目をひくガラス瓶入りのアルコールドリンク。2016年11月から日本で輸入販売が開始され、主に酒屋やクラブなどを中心に販売されている商品。記者が見つけたのはイオン系列の輸入食品店「カフェランテ高円寺店」で、そこでは”2017年6月1日から新商品として取り扱いを開始した”とのこと。
わずかに濁った水色は深めに蒸らした紅茶そのもの。栓抜きで王冠をとると、中からはキャンディッシュな紅茶の香りが沸き立つ。
高知栽培のケニア産紅茶で、自家製ウオッカをベースに作られている。甘みは砂糖。シトラスの香りづけも印象的。
濃いめの紅茶キャンディーのような香りを楽しみながら一口飲むと、ほどよい甘みがアイスティーそのもの。
ふわりとした酸味と、紅茶のタンニン仕込みの渋さが本格的。さすがイギリス産という本格紅茶の味わいだ。アルコール分は4%で、飲みやすさにグイグイ飲むと、ちょっとクラっと来る。
微炭酸で着色料、香料、保存料不使用のナチュラル派。紅茶とお酒なら当たり前だと思うが、一応グルテンフリーもアピール。レモンやライムのスライスを浮かべて飲めば、その味わいはよりすっきりとする。
見るからにインスタ映えしそうなルックスのボトルと上品な味わい。撮りたくなる気持ちもよくわかる細部までこだわったボトルは、捨てるのがもったいなくなること確実!