女子生徒たちがビキニ水着を着用して試験を受ける、そんな伝統を持つ学校に対して、PTAなどから猛反発の声があがっている。
中国の大手メディア・新華社通信によれば、そんな“伝統”があるのは、中国の四川省・重慶市の高校だ。同校で2年生の女子生徒たちが今年もビキニ姿となり、屋外で試験を受けたようだ。
この水着試験は学校設立当初に生まれたものだと言われており、その不思議な目的は、なんと先輩へのエールだという。今年大学入学試験を受ける高校3年生たちをはげますために、高校2年生たちが水着になって試験を受けるという、一種のユーモアとしての行動なのだ。
しかし近年ではさすがに問題視をされて、しばらく伝統が断たれていたのだが、今年になって復活した模様だ。当然今年も問題になり、女子生徒たちの親はカンカンに。当然「なんでこんな格好をしなければならないの」という不満を持つ生徒たちも多いという。
今年になってその伝統が復活し、多くの生徒を巻き込んでのビキニ試験が行われた経緯は不明。また学校側は「生徒たちが自主的に行ったこと」と主張している。
ちなみに男子生徒は普通のトランクス型の水着を着用して、同様に試験を受けている。この伝統行事、果たして来年は敢行されるのか?
文/関本尚子