怖い、怖すぎる! 生で食べたキノコが体内で育ってしまい、手術で採取するという恐るべき事件が起きた。
海外メディア複数社が報じたところによれば、この事件が起きたのは中国の浙江省。50代の女性が最近はげしい腹痛に悩まされるとして病院を訪れた。
医師が内視鏡で体内を観たところ、体内にキノコが生えていることがわかったのだ。その中でも最大のもので約7センチほどに成長していたという。
医師が女性に話を聞いたところ、女性も最近料理で生のキノコを何種類も食べていたことを告白。すぐに緊急手術を行った。
この女性を診断した医師によれば「生のキノコをしっかりと噛まないで食べた結果、繁殖して成長してしまったのではないか」とのこと。今回のケースはかなり特殊だが、実際にキノコが人間に感染する場合はある。
日本では現在発見されているキノコのうちスエヒロタケ、ヒトヨタケの2種類が人間に感染。ただし食用される際に感染するのではなく、それらの胞子を吸引して感染するという。 また人間の免疫への耐性が強いため、健康な人でも罹る恐れがあるとのとこ。
感染した場合、キノコ菌糸が気管支の中に住み着いて、セキ・タンがつづいたり、喘息のような症状が出ることも。ただしキノコがニョキニョキ生えるわけではないという。
だが、日本でキノコの感染症に詳しい病院が、千葉大学真菌医学研究センターなどしかなく、感染していてもそうだと診断されず、原因不明のまま苦しんでいる人も多いのではないかと見られているという。
キノコ…恐るべし。
文・関本尚子