カップ麺メーカーのエースコックが日本ハムとタッグを組んで発売した『チキチキボーン スパイシーチキン味ラーメン』。発売から30周年を迎えた定番のチルドフライドチキン「チキチキボーン」とコラボしたセブンアンドアイ限定商品を食べられるとのことで、さっそく食べてレポートしてみたい。
あのチキンの味がしっかり楽しめる!
「チキチキボーン」といえば、日本ハムが“お弁当のおかず”として30年間も変わらず販売している定番中の定番の骨付きフライドチキン。そんなチキチキボーンをカップ麺にたっぷり落とし込んだエースコック『チキチキボーン スパイシーチキン味ラーメン』(85gうち麺78g・希望小売価格 税抜198円・2017年2月14日発売)は、セブンイレブンをはじめとしたセブンアンドアイ各店の限定商品だ。
さて、どんな味なのか、実際に食べて確認する。
紙のフタを開けると、某チ◯ンラーメンのような香りが漂ってきた。メーカーによると「チキチキボーンをイメージした、さっぱりとしたチキンスープとスパイス感が特長」とある。スープが麺に練り込まれたタイプで、かやくやスープなどの小袋は同梱されていない。パッと麺を見た感じは太麺のようで、上部にはチキチキボーンを再現した「特製プチチキチキボーン」がゴロゴロと乗っている。
ん?
日本ハムのチキチキボーンは、骨の付いたフライドチキンのはず(まあ、骨なしチキチキボーンもあるけど)。でも、この具材には鶏の骨が含まれている感じはない。これはチキチキボーンなのか……?
おい!!!(笑)
「※この商品にはチキチキボーンは入っておりません」って、入ってないんかーい!(笑)
まあ、そりゃカップ麺に骨付きのフライドチキンを入れるのは難しいだろうから、あくまで「チキチキボーンをイメージ」したということなのだろう。味がチキチキボーンなら問題はないはず。
では、お湯をイン!
お湯を注いで待つこと3分間。いよいよ、お楽しみの試食タイムだ。まずは、スープを味わう。やっぱい、同じスープを練り込んであるチキン◯ーメン風。ただ、こちらのほうがスパイシーで記者の好みには合う。そして、麺は油で揚げてあり香ばしさを感じる。案の定、普通のカップ麺より太めで食べごたえは十分だ。
そして、肝心の「特製プチチキチキボーン」はどうだろうか。食べてみると、なるほどこれはチキチキボーンをうまく再現してあるなという印象を受けた。もちろん、本家のチキチキボーンに比べれば「カップ麺の具」という域は出ないが、コラボで味付けを試行錯誤したのだろう。ただ、このチキチキボーン風の具に注力しすぎたためか、野菜は申し訳程度に入っているネギと鷹の爪だけ。これは少し寂しいなと感じたが、カップ麺に野菜を求めるなら同社から2017年2月27日に発売される「どっさり野菜」シリーズをどうぞ。
まとめ:指名買いするにはもうワンパンチ足りないかも…
チキチキボーンをイメージして、パッケージから味まで上手に再現した「チキチキボーン スパイシーチキン味ラーメン」だが、正直これを“指名買い”するほど人気を集めるには少しパンチが弱い印象を受けた。ただ、お弁当のオカズとして人気の高いチキチキボーンをカップ麺に入れようという発想は悪くない。セブンアンドアイ限定商品だから、見かけた時は買ってみてはどうだろう。さっぱりとした味のカップ麺が好みなら、思わぬツボに入るかもしれない。