違法駐車を通報でお金もらえるアプリがリリース 罰金の16%が通報者の収入になる仕組み

タクシーやトラックの運転手さんなど戦々恐々のアプリが…。

違法駐車を発見した場合、その車両とナンバーを写真にとって通報すると、報奨金が払われるアプリがリリース。大きな話題になっている。

このアプリをリリースしたのは英国の駐車場管理会社のCPM(当然日本国内ではまだサービス開始されていない)。これをインストールしたユーザーは、違法駐車を見つけた場合、ナンバープレートなどの写真を撮影して送信する。

するとCPMはその情報から車両とドライバーを特定し、罰金60ポンド(約8400円)を請求。そしてユーザーにはその罰金のうち16%程度が情報提供者に支払われる。提供者の個人情報は開示されず、積極的に通報できる仕組みだ。

また運転手は2週間以内に罰金を支払わない場合、罰金は100ポンド(約14000円)に増額されてしまう。

この“違法駐車”は英国内のすべての違法駐車に適用されるわけではなく、あくまでCPM社が管理する場所に限られる。とはいえ同社はマクドナルや大型スーパーチェーンのTESCOなどの管理をしており、このアプリによる影響は大きいと言われている。

このアプリに対しては、市民がバウンティハンター(賞金稼ぎ)になることを批判する声も多数上がっているが、賛成の声も案外大きいようだ。

日本では導入されていないが、国内でもリリースされた日には、…ずいぶん恐ろしいことになりそうだ。

文/高野景子

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