オックスフォード大学の研究により、9時から働くことは身体に大きな負荷をかけていることが判明。9時始業はほぼ「拷問」に等しい、という衝撃的な内容なのだ。さらに言えば一般的な就業時間である9時−5時というのが、そもそも身体に悪いという。
■体内時計に9時始業はあってない!
なぜなのか、それは人間の体内時計に関する問題。55歳までの成人において、身体のリズムはこの9時−5時とは合っていないと、オックスフォード大のポール・ケリー博士は主張する。このズレた時間帯で働かせられることにより、みなさんは仕事のパフォーマンスや精神衛生に悪影響を受けるとのこと。
■深刻な睡眠不足をもたらす
また体内時計からズレた9時から働かせられる人々の多くは、睡眠不足になってしまっているという。そのため博士は、10時からの就業にすることによって心身への負荷が減少すると指摘している。
■10時スタートで成績が19%も上昇
またケリー博士の研究によれば、これは子供たちも同じ。中学生の授業開始時刻を朝8時半から10時に変更するだけで、テストの成績が19%上がるなどの成果があるという。博士によれば小中大までの学校教育で、身体のリズムにあった授業開始時間を設定することで、10%もの成績上昇が見込めるとのこと。
会社のためにも、自分のためにもなる10時始業、上の人たちに直訴したいところです!
文/高野景子