武闘派として知られるロシアのプーチン大統領きもいりの、軍事系テーマパークがモスクワ郊外にオープン、世界から注目を集めている。「愛国園」というこの施設、子どもたちがグレネードランチャーやカラシニコフ銃を撃ったり、戦車に乗ることができ、海外では「ロシア的ディズニーランド」と皮肉を言われている。
プーチン大統領は開園式展で、同施設はロシアの子どもたちの愛国心を育てる上で重要な働きをするだろうと述べている。ロシアメディアも大々的に報じ、現在もっともホットなスポットとして、ロシア国内でも人気のスポットになっているという。とはいえ、この施設をはじめとしたロシアの軍事拡張に各国は戦々恐々。
大陸間弾道ミサイル(ICBMs)を40基も増やすなど、アメリカ・ヨーロッパ圏では、現在のロシアの動きにナーバスになっている最中に、こんな施設がオープンしたのだから「とんだ地獄のエンターテイナーだ」という海外高官がいるのも当然だろう。
同テーマパークを訪れた子どもたちの様子を見ると、特殊部隊の顔出し看板で記念撮影をしたり、戦車に乗り込んだり、突撃銃を構えたりと実に楽しそう。そんな裏で子どもたちの笑顔うらで、多くの大人たちが顔を引きつらせている。
参照/YouTube
文/関本尚子