表参道ヒルズ本館地下3階に、4月23日から期間限定で「立ち喰い梅干し屋」がオープン。梅干し+お茶で300円というお手頃価格で、ゆったり時間を過ごせること請け合いだ。
■好みの味の梅干しを提供
来店者の好みを聞きながら、選び抜いた梅干しを提供する当店。好みとは何を指すのか、味ではなく雰囲気で伝えたらどうなるのか。ちょっとしたS心を忍ばせつつ、ヒルズらしい大人感を醸し出して行ってみたが、そのオシャレなカウンターとスタッフのあまりの男前度に一瞬躊躇。でも、そんなんじゃ本当のグルメリポーターと言えない!と頑張って、「(少年・少女のような)フレッシュなものってありますか?」と聞いてみたが、「フレッシュ〜〜・・・」と考えこまれてしまったので、「(思春期のような)甘酸っぱいものください。甘さ多めで」と訂正しておきました。
■梅干しに合わせてお茶も厳選
それはそうだ。梅干しにも‘’何年もの‘’などはあるが、漬けてる時点でフレッシュもなにもないだろうに・・・。そんなワガママ要求にも紳士に対応してくださり、16種類の中からオススメしてくれたのは「蜜さくら梅」。桜葉に包まれ、その上にちょんと桜花が乗った、まるで桜餅のよう。ほのかに桜の香りがしてスイーツ感覚だ。一緒に出てきたお茶は「抹茶」。このお茶も16種類の中から、梅干しに合わせて出すんだそう。
■ワガママ注文も笑顔で対応
蜜さらく梅は、箸でさけるくらいに柔らかく、口に入れた瞬間は甘い。適度なすっぱさはあるものの、甘さが引き立って抹茶との相性も抜群だ。桜のイメージである新生活=フレッシュ、そして甘さ多めのすっぱさと、希望を最大限に笑顔で応えていただき、ホント感謝! カウンターのみなので、忙しくなければ店員さんと梅干し話をすることもできる。カウンターには梅干しのお品書きも置いてあるので、好みを言うのではなく「これってどういう梅?」と聞きながら注文してもよい。
梅干しとお茶というシンプルなお品だが、隣にいたサラリーマンはいくつも注文し、味比べをして楽しんでいた。筆者としてはお酒を飲んだ後に立ち寄りたい。男前店員に目を癒やされつつ、梅干しで胃も心も癒されそうだ。お土産コーナーもあるので買って帰ることも可能。
営業時間は11時から21時。5月6日まで開催している。
文/新井華子