ココイチ・グランドマザーカレーは美熟女味 オヤジサラリーマンに受ける理由が深すぎる!

これがCoCo壱番屋のグランド・マザー・カレー(743円)

日本一のカレーチェーン、CoCo壱番屋が期間限定で発売している「グランド・マザー・カレー」(1月17日〜2月28日迄)は、50代サラリーマンたちに妙に人気がある。「注文する人は白髪まじった世代の方が多いですね」(CoCo壱某店スタッフ)というのは、一体なぜなのか。

■具材は平凡すぎるほど平凡

グランド・マザー・カレー、直訳すれば「婆ちゃんカレー」。しかも同チェーンらしく揚げ物が入っているわけでもなく、ぶつ切りのじゃがいも、ニンジン、タマネギ、インゲン、そして豚バラ肉がメイン。

この張っているものだけを聞いても、正直ぜんせんそそられない、というのがお若いみなさんの感想なのでは? ただいまキャンペーン中で、スプーンが当たるそうだけで、ほ、欲しくない! で、オヤジさん世代はこのカレーに一体なにを求めているのか?

グランドマザーカレーは、CoCo壱番屋の隠れた人気メニュー?

■熟練の水商売のママの味がする

「ただのお婆ちゃんではない、むしろ水商売を50年ぐらいつづけてきたスナックのママ、というかババア、そんな感じの味がするんですよ。たしかに素材はやさしい感じですが、味としてはクッキリして塩っ辛さがささる味。食べると癒やされる、というより『アンタ明日も仕事がんばんな』とだみ声で言われたような、そんな気になります」(50代のCoCo壱番屋ファン)

というポエトリーな魅力、本当にあるのか? だが食べてみると、たしかに納得だ。「お婆ちゃんのカレー」というには、ずいぶんとしっかりした味付け。給食カレーやキャンプカレーののどかな味に比べれば、“世知辛い”ぐらいの味があるのだ。

やさしいお婆ちゃんではなく、厳しいお婆ちゃんって感じの味がよい。

■一般のカレーファンにも喜ばれる味

具材はしょぼいが、フツーに美味しい。一般のカレーファンはこのカレーをどう思っているのだろうか。

「ノスタルジーに訴えた名前が、こざかしくて最初は敬遠していましたが、食べたらたしかに美味しかったですね。なるほど、その塩辛ババア感というたとえはたしかにわかります。具材はやさしいけど、味としてはかなり強くてジャンクですから(笑)」(男性カレーブロガー)

「このグランマカレーは今年で10周年なんですが、平凡なだけのカレーだったらそんなに長く続かないでしょう。初老のサラリーマンたちの感情をくすぐる味がするのは、今年49になる自分にはわかる気がしますね。弘兼憲史の『黄昏流星群』読みながら食べると、本当にいい味だと思います」(グルメ雑誌ライター)

とはいえ、50代にならないとこのグランド・マザー・カレーの真の魅力はわからなそう。いや、いつしかわかるようになってみせる、筆者は固く誓った次第です。

文/鷹村優

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