一世をふうびした、本宮ひろ志アニキの人気漫画「サラリーマン金太郎」とコラボしたラーメンを、らあめん花月嵐が提供している。同作品20周年記念と銘打ったこのメニュー、パンフレットを読んでみると熱い! 熱すぎる!
■金太郎自らが猛プッシュ!
なんと主人公・矢島金太郎自らのコメントが届いたとして「コイツは俺が本気で惚れたラーメンだ!」「コイツを食べたら『よーし! 明日からも頑張るぞ!!』って元気が湧いてくる自信の一杯だ! あとは一日頑張った自分へのご褒美にもなる味だ。俺の一押しの一杯が誕生したぜ。みんな、絶対に食ってくれよ!!」
金太郎自らが自画自賛、っていうかってこういうの言う人でしたっけ? いや、細けえことはいんだよ!(違う漫画)、それぐらい美味いラーメンってことなのだろう。
■花月に大ファンがいた
それにしても、なぜ今この作品でメニューを作ったのか。20周年といっても現在連載は休止中だ。
「らあめん花月の幹部筋に本宮ひろ志先生の大ファンがいるんですよ。かつて『豚そば銀次郎』という『硬派銀次郎』をインスパイアした店舗も出していたぐらいですから、今でもメニューとして残っている。あきらかに、趣味ですね! 面白いのでいいと思います」(ラーメンブロガー)
■アイドルをオトせるという都市伝説も
そんな熱いファン魂が作った1杯、食べてみると確かに美味い。化学調味料をよくきかせた、やんちゃで勢いのある味だ。しかも、このラーメンにはこんな噂も。
「実は『サラリーマン金太郎』の元担当者が、国民的アイドルを口説き落として話題になりましたよね。週刊誌にスクープされた時、誌面に“口説き文句”が掲載されたんですが、これ、実は作品に出てくる言葉をインスパイアしたものなんですよ。それだけに、金太郎ラーメンを食べると芸能人がオトせる、なんて言うマスコミ人がいるんですよね(笑)」(漫画誌編集者)
これはさすがにトンデモ説! でも、そんな話を産んでしまうぐらい、面白いメニューだということ、なのかも。昨今、素材が〜とか、こだわりの〜とかが多い中、キャラのパワーだけで押し切ったこれ、すごいなあ!
文/高野景子