池袋西武の屋上には『孤独のグルメ』にも登場した手打ちうどんの名店「かるかや」がある。だが、テント屋根のスペースがあるとはいえ、ここで食べるのは過酷すぎ…。
「エクストリームうどんファンにとって、イケセイ(池袋西武の略)の屋上のかるかやは聖地の一つ。2月の吹きさらしの中でうどんを食べると、ここはややぬるのスープなんですが、相対的にあっつく感じる。また今日のような嵐の中で食べると、素朴な味がきわだちます」(エクストリームうどんマニア)
というけど、どう考えてもまゆつば。…と思いきや食べてみたら美味かった!
筆者は釜あげうどんを食べたのだが、たしかに雨で身体が冷えているためか、妙にうどんが熱く感じるのだ。また七味もいつもより辛く感じる。
そしてテントの下には雨をよけるためにスズメたちが集まっており、こちらが動いても逃げる気配がない。まるでブッダな気分が味わえる。人も少ないので、すがすがしい気分で食べられる。
なんだろう、部屋のなかより厳しい状況なのに、妙に感がさえるというか、だからうどんが美味しい。気のせいだと思うけど。
もっと寒くなるし、雨も降るこれからの季節、池袋西武の上でのエクストリームうどんはいかが? 妙に胸が騒いでふだんとはちがったドキドキしたうどんが楽しめるので。
文/関本尚子