■太っている人は特異能力者
太っている人と一緒に食事をすると、太ってしまう可能性があることが判明した。というか太っている人間は、共に食事をする人がついつい食べ過ぎてしまう、そんな特異な能力があるようなのだ。
■大学研究チームが学術専門誌に発表!
コーネル大学の研究チームが、学術専門誌「Appetite」に発表した。同研究によれば「ファットスーツ」という肉襦袢のようなものを着せ、太っているように見えた女性と、大学生82人をともに食事をさせた。
ビュッフェスタイルの食堂に肉襦袢を着せた女性を配置し、そこに学生を入れて実験。
■太っている人をみるとついつい大食いに
条件を細かく分けているのだが、結果のみ言えば、学生たちはこの女性が皿に乗せていた料理の量に影響されるのではなく、その体型に影響を受けた。太っているように見えた女性が近くにいた時、学生はより多くの量を食べたのだ。
■発動条件は“太っている人を見ること”
まるで「ジョジョの奇妙な冒険」のスタンドなど、ジャンプ漫画の特殊能力っぽい…。ちなみにその能力の発動条件としては太っている人を“認識”していること。
■万華鏡写輪眼なみに強力な“能力”
認識してしまえばその能力からは逃れることができない(…とそこまで厳密に調査されてない)! のだとすれば、万華鏡写輪眼なみに強力な能力だ。
筆者はBMI値28の肥満者なのだが、まわりの人たちに食欲のおすそわけの能力を発動していたとすれば、実に申し訳ない…。だが食欲のない人も、筆者のそばで食事をすれば、食欲が出てくるってことか…。考えようによってはけっこう役立つ能力なのかも!
太っているみなさん、あなたたちにはこんな幸せな能力があるんですよ!
文/鷹村優