日本の駅乗降客数では9位となる東京・高田馬場はラーメンの聖地と言われる場所。東京でも人気店が集中しているため「馬場を制すれば東京を制す」なんて話も。だが、この聖地でいま異変が起きているという。
「ここ2年で馬場のなかでもトップの人気店だった店が閉店しています。おなじみのラーメン二郎の高田馬場店、元祖一条流がんこ西早稲田店、つけ麺の超人気店だったべんてんがなくなったんです。いずれも店主が身体を壊したことが原因。聖地ゆえか客が集まりすぎたことが、店主の身体を壊していってしまったのでは」(高田馬場にあるエンタメ誌編集者)
他にも人気店で、店主の健康不安説がささやかれている店がいくつかあるという。
筆者も美味しいラーメンが食べたいと思い、グルメサイトを見ながら、サイトで点数の高かったラーメン店に行ってみたのだが、まずくはないが、格別美味しいというほどではなかった。
先の編集者に話を聞いてみると、高田馬場では大して美味しくもないし、客入りも悪い店が、それなりのランキング点数をとっているという。
「馬場ってラーメン店は多いけど、そんなに美味しい店はないよねなんて言われることがあります。おそらくそういったサイトの情報に振り回された人たちが言っているのでは。でも、グルメサイトで人気はそこそこでも、めちゃくちゃ美味しい店はたくさんある」(同前)
たしかにグルメサイトで見てみると、どこの店も「3.5」程度の点数を叩きだしているのだが、実際に見て回ると客入りでいえば少ない店もチラホラだ。
それに筆者が個人的に驚いたのは、巨大なネズミの存在。東京でも繁華街なら珍しくないが、夜の馬場を歩いているうちに20センチほどの巨大なものがチューチューと…。
「馬場のネズミの多さはびっくりしますよね。せっかくラーメンを食べにきたお客さんも、あんなもの見たら食欲を失っちゃうのでは…」(高田馬場のラーメン店のスタッフ)
ラーメンの聖地と言うだけあって、なかなかジャンクな異変が多いようだ。こんな情報を聞くとかえって行って見たくなるのは筆者だけだろうか。
文/関本尚子