複数の海外メディアが報じている「カナダのランボー」。現在カナダのニューブランズウィック州で、殺人容疑の男が住宅地にほど近い森にひそみ、警官隊やSWATと死闘を繰り広げている事件だ。注目を集めているのはジャスティン・ボーク容疑者(24)。今週水曜夜に警官3人を射殺、2人に重傷を負わせたと見られている。
警察官が撮影しツイートした写真によれば、容疑者はシルヴェスター・スタローンが主演した映画『ランボー』を彷彿とさせる格好で、両手に2丁の突撃銃、クロスボウ、ナイフで武装し、上下に迷彩のアーミー服を着用(ランボーは着ていないが)。このような姿のためにメディアでは「カナダのランボー」と報じられている。
現在現地には武装警官隊、SWATが投入、また警察犬を連れたそれら隊員による山狩りなどが行われており、まさに映画同様の展開となっている。また近隣の街も住民は屋内にいるよう勧告されるなど、ものものしい雰囲気となっている。
容疑者の警察官殺害の詳しい動機は不明だが、Facebook上に銃規制反対と警察官への反感を書き込んでいたことが明らかになっているようだ。カナダでは殺人などの凶悪事件は少ないこともあり、国民は震撼しているようだ。
文/原田大