4月9日に記者会見、以降もメディアによって叩かれまくっている、STAP細胞研究者の小保方晴子さん。現在週刊誌の中吊りなどでもメイン記事として扱われており、各誌による「見出し勝負」の様相を呈している。
それぞれの週刊誌の見出しや目次を見てみると「週刊文春」は『小保方晴子さんと理研上司の「失楽園」』(2014年4月17日号)、「週刊新潮」では『理研に巻き付いたトカゲの尻尾 逆襲の割烹着「小保方博士」切り札は内部セクハラ」(2014年4月24日号)といった具合。
だがエンタメ性やゴシップ性がより強い週刊誌になるとより苛烈だ。特に凄絶なのは「週刊実話」(日本ジャーナル出版)と「アサヒ芸能」(徳間書店)だ。
「週刊実話」4月17日号では「STAP巨◯撮り! 小保方さん剃毛ヌ◯ド8000万円」と大々的に見出しをうち話題になっており、あまりに直接的な言葉に憤慨した人も多かったようだ(※◯は編集部による自粛)。
また「週刊アサヒ芸能」4月24日号の「論文ねつ造 小保方晴子が“官能細胞”でコロがした「上司との結合」利権を暴く! 」も凄い。直接的な言葉はないものの「官能細胞」って…。またアサ芸4月18日号の「小俣方晴子さん『男・カネ・虚言癖』黒い煩悩細胞を告発する! 「ブランド品で全身を固め『センセ』メールで3人を…」。とにかく「細胞」という言葉を転がす傾向が。
いずれもオヤジ転がし週刊誌として50年、60年選手。その間に蓄積された言葉のセンスはとてつもないものがあるようだ。
文/関本尚子