「今年はアイドル業界にとって試練の年になるのは間違いないでしょう。激しい生き残りのレースになると思いますよ」そう語るのは中堅芸能事務所のスタッフだ。
アイドル戦国時代などという言葉が流行してからはや数年、いまだに雨後の筍のようにアイドルグループが全国各地で結成されている。だが一方、インディーズで人気のあるグループが解散したり、トラブルに巻き込まれ、活動を休止するといったことも多発。またアイドル部門を手放すレコード会社や、アイドルを扱うページを減らす媒体も出てきている。
AKB、ハロプロ、ももクロなどのすでに地位を築いているグループはともかく、そんな大サバイバル時代を生き残り、活躍できるアイドルはいるのだろうか?
「すでにブレイクしちゃいましたけど『1000年に1人の美少女』と言われている橋本環奈ちゃん、彼女は今年の後半にかけてますますくると思います。紅白へのゲスト出場はすでに間違いないという話もありますね」(アイドルファン)
またテレビ業界的に今一番注目されているのは“タメ口”アイドルの小池美由
「コケティッシュなルックスと、素晴らしい頭の回転でズバズバ言うトークが最高。辛辣なことを言ってもイヤミにならないんですよ。小池さんはブレイクするはず。AKBのフォロワーとして知られていた有名社会学者・濱野智史氏も、彼女のディープオタに転向しているほど」(テレビ局関係者)
最近では日清カップヌードルのCMに出演しているでんぱ組.incや海外公演が立て続けに決っているBABY METALの活躍もめざましく、彼女たちも「生き残り組」だと見られている。
「通称ベルハーことBELLRING少女ハートも、大手レコード会社関係者の間では話題にのぼるグループです。独自の曲調、またセーラ服に黒い羽がついたスタイルなど、オリジナルな魅力にあふれていますね。業界関係者でもハマっている人が多いし、ある雑誌の編集者なんて好きになりすぎて気がふれたなんてウワサもあるぐらい。それほどハマるとヤバい魅力がある」(音楽誌編集者)
動画サイトで見てみると、このBELLRING少女ハートなるアイドグループは奇妙な曲調が耳に残るし、メンバーもキュートで蠱惑的な感じは確かにする。また小池美由のトークも面白いし、橋本環奈は女性から見ても可愛い。アイドル業界としては大変そうだが、これだけ逸材がいれば、まだまだ2014年も盛り上がりは続きそうだ。
文/飯野洋子