インターネットメディア「NewsScientist」によれば、イスラエル バル・イラン大学の研究チームがとんでもないナノボットを発明したという。なんと生きたゴキブリの身体の中で、指定した場所に薬を投与するというものだ。
このナノボットを使ってゴキブリの中で演算処理も可能で、同チームによればコモドール64やAtari 800といった往年の8bitコンピュータと同じ程度の演算処理能力を持たせることが出来たという。
実際の目的ははじめに書いた通りで、身体のなかで免疫による“妨害”を回避し、決められたガン細胞にだけ投薬することを目指すというもの。決してゴキブリ型のコンピューターを開発しようというものではないのだ。なのでゴキブリがファミコンなどのハードになる、というわけじゃない。
ただし、この研究は生物ナノ兵器などへの転用も可能ではないかと見られており、危惧する声もあがっている。当然ソレも恐ろしいのだが、ゴキブリ・ファミコンの方が、もっと恐ろしいのは間違いないが…。
参照/NewsScientist
文/編集部