今年3月、一般社団法人・日本レコード協会が発表したアンケート結果が、音楽業界や関係者に衝撃を与えたのをご存知だろうか。「2013年音楽メディアユーザー実態調査報告書」で、昨年8月にインターネットアンケートを通じ、全国の12〜69歳の男女に行ったもの。
さて問題なのは「この半年間に『新たに知った曲』を購入しなかった理由」なのだが、ダントツで1位だったのが「現在保有している曲で満足している」というもの(39.0%)。
2位には「YouTubeなどで購入しなくても聴けるから」、3位に「PC、スマホ等で無料動画配信サイトでの聴取が増えた」。とはいえこの2位、3位あたりは予想の範囲内だろう。
ちなみに「購入したいほど好きな楽曲でなかった」が6位、「購入したいほど好きなアーティストでなかった」が7位に入っており、1位となった「満足している」が一体どういうことなのか、頭を悩ませている音楽業界関係者が多いという。
参照/日本レコード協会
文/原田大